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7万5000円の50型4Kディスプレイ『Q-display 4K50』を秋葉原発新ブランドUPQが発表、チューナーレスで低価格 - Engadget Japanese



新会社UPQ(アップ・キュー)がブランドの立ち上げに合わせて、スマートフォンから卵形の椅子まで多数の製品を発表しました。中でも注目されていたのが「7万5000円の50インチ4K液晶ディスプレイ」こと『Q-display 4K50』です。なお価格は税抜。本日から同社オンラインストア(リンク先)で予約を開始しています。

特徴はなんといっても、チューナーを非搭載としたことなどにより、50型の液晶ディスプレイとして破格とも呼べる安価を実現した点。しかしそれだけではなく、細かく見ていくと基本機能もかなり充実しています。

UPQ 7万5000円の50型4Kディスプレイ Q-display 4K50

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14 枚




基本機能面で注目点としては、入力端子としてHDMI2.0をサポートし、4K解像度でリフレッシュレート60Hz入力に対応する点。もちろん著作権保護規格のHDCPもバージョン2.2をサポートします。

さらに、液晶パネルに対しては120Hz駆動、つまり60Hz入力時でも倍速駆動が可能な点もポイント。高速な動きのある画面でも、効果的に残像感を低減します。





実機で確認した入力端子は、HDMI×4とコンポーネントビデオ×1、オーディオライン入力(2チャンネルステレオ)×1、PC用オーディオ入力(ミニジャック)×1、光デジタルオーディオ出力×1、そしてUSB×1と非常に豊富。画面の大きさや入力端子の数と種類は、ディスプレイよりも液晶テレビに近い構成です。

なおオーディオ入力は内蔵されたスピーカー用。小型ではありますが出力は10W×2をキープします。このあたりも液晶テレビに近い構成と呼べそうです。



といっても、UPQ側の製品の位置づけとしてはディスプレイ。発表会では画面サイズ比較用として、PC用として人気の21.5インチディスプレイを並べたデモも実施し、50型の大きさをアピールしました。





UPQは、今回発表した他ジャンルの製品も合わせて、「アクセントカラー」としてBlue×green(ブルー・バイ・グリーン)を盛り込んでいますが、本機の場合はスタンド部のみがこの色に。パネルの回りは落ち着いたブラックとすることで、目移りしないデザインにまとまっています。

Blue×greenという色自体も、一部の人には懐かしい初代iMacのボンダイブルーや、初音ミクのイメージカラーとなるミントグリーンを連想させるような爽やかな印象で、いいアクセントになっています。

なお、UPQが提唱するアクセントカラーの位置づけ、そしてブランドのバックグラウンドなどに関しては、発表会記事を参照ください。

秋葉原発の新興家電ブランドUPQ発足:4Kモニタや充電スーツケース、SIMフリースマホなど24製品



さて、安価な大型液晶となると、動作モードがTN方式ではないか? と気になる方もいると思います。そこで確認してきましたが、モード自体は非公表ですが、視野角や色度変移(角度による色ずれ)に関してはほぼ感じられないものでした。上記の動画をご覧ください。



合わせて昨今のディスプレイで気になるベゼル部ですが、昨今流行の狭額縁(きょうがくぶち)設計ではないものの、50型としては細めと言えるレベルにまとまっているのもポイントです。



また発表会では「現在企画中」との触れ込みで65インチ版も参考展示。こちらも「もし発売する場合には、コストパフォーマンスを高くしたい」とのコメントで、大きな注目を集めていました。



発表会では4K対応チューナーと組み合わせてのスカパー! 4K放送で画質をデモしていましたが、倍速駆動モデルならではの残像感の低さなどは十分感じられるもの。またいい意味でのシンプルさ、クセのなさ的なところが印象的でした。

ただし低価格を実現することもあり、設定などのOSD表示は日本語非対応(英語、フランス語、スペイン語の3種類)。といってもEngadget読者などであれば、むしろ変な翻訳の日本語よりはないほうがよい、という事態も多いことはおわかりいただけるかと思います。



Q-display 4K50は、価格的なインパクトから大きな話題となることはほぼ決まったような製品ですが、細かく見ていくと単なる価格勝負だけではなく、使い勝手や基本機能など、ポイントを押さえるべきところの割り切りもいい意味で注目できるモデル。4Kディスプレイやテレビのトレンドに新風を吹き込めるだけの実力は十二分にありそうです。

7万5000円の50型4Kディスプレイ『Q-display 4K50』を秋葉原発新ブランドUPQが発表、チューナーレスで低価格

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