2020年に開催される東京五輪エンブレムに浮上した盗作疑惑問題が、

法廷へ持ち込まれることがわかりました。

画像:【リエージュ・ワロン王立劇場ロゴと東京五輪エンブレムの比較】
リエージュ・ワロン王立劇場ロゴと東京五輪エンブレムの比較

エンブレムを作成したアートディレクター・佐野研二郎(43才)氏ら関係者は先日、会見を開き、

「事実無根です。
私はその作品を見たことすらないし、彼のいるベルギーに行ったこともない」

と改めて主張。

画像:【佐野研二郎氏】
佐野研二郎氏
http://news.nicovideo.jp/watch/nw1727710

「以前から他のデザインも考案していた」

と会見の席で初めて、デザインパターンを披露しました。

そのほかのデザインパターン

そのほかのデザインパターン(2)

また同席した大会組織委員会マーケティング局長の槙英俊氏も

「エンブレム発表前にIOC(国際オリンピック委員会)と共に商標登録上、問題ないと確認した」

と強調。

しかしながら、会見後、酷似しているとされる「リエージュ・ワロン王立劇場」のロゴを2年前に作成

したデザイナー、オリビエ・ドビ(52才)氏は

「作る過程のアイデアが違っても結果として酷似し、盗作であることは明白。
東京側は国際商標登録で安心しているようだが、私のロゴはベルギーのほかヨーロッパ各国でも商標登録され、著作権もある」

と抗議。

オリビエ・ドビ氏
NNN

7日、オリビエ氏はベルギーの裁判所に対し、使用差し止めを求める訴えを起こす考えを明らかに

しました。

またこの問題に関して、日本が1899年に国際的な著作権を保護する「ベルヌ条約」(正式名:

文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約)を、や1956年に「万国著作権条約」を

それぞれ結んでいる事実があり、これらの国際条約に抵触していないかも取りざたされています。

ついに法廷闘争ですか・・ Nerd

果たしてどのような結論が出るのか注目ですが、最終的には和解に終わるのか、それ以上の大

事になるのか・・?

いずれにせよ、東京五輪のエンブレムには悪いイメージが付いてしまいました。