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八幡「まさか三浦とこんなことに」|エレファント速報:SSまとめブログ

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八幡「まさか三浦とこんなことに」

1: ◆Ds0SGUeyQc:2015/08/08(土) 22:12:22.52 ID:uL8mtiig0

12月

八幡「さすがに寒くなってきたな」

八幡「駅前の花屋っていったらここだよな?まだ来てないか」


三浦「ヒキオ、後ろだっての」

八幡「うお…いたのかよ」

三浦「驚きすぎだっての」

八幡「それ言うなら、お前と出かけてる段階で驚きなんだけど」

三浦「あんたまだ観念してないわけ?」

八幡「してるから、ここにいるんだよ」



3: ◆Ds0SGUeyQc:2015/08/08(土) 22:16:30.02 ID:uL8mtiig0

八幡(本日12月も入って非常に寒い日ですが…)

八幡(なんとあーしさんと出かけることになりました)

八幡(向こうから誘ってきたんだけどな…断ったが、無理だった)


八幡「で?今日ってなにすんの?」

三浦「特にこれといって決めてたわけじゃないけど…」


三浦「ていうか、あんた意外と服のセンスよくない?鞄とかも」

八幡「これは、この前由比ヶ浜が選んでくれたやつだからな」


三浦「結衣が?へえ~、納得って感じ」



5: ◆Ds0SGUeyQc:2015/08/08(土) 22:23:13.86 ID:uL8mtiig0

八幡(これってデートなんですかね?いや、違いますよね?うん、違うな)

八幡(断じてデートなんかじゃない)


三浦「ま、いいや。とりあえず服でも見に行くし」

八幡「マジか?」

三浦「あんたも買うならおごるけど?」

八幡「はい?」

三浦「だから奢るけど?」

八幡「へ?」

三浦「殴るぞ」

八幡「いえ、すみません…」



6: ◆Ds0SGUeyQc:2015/08/08(土) 22:26:30.53 ID:uL8mtiig0

八幡「ど、どういう風の吹き回しなんですかね?」

三浦「…今日のこれは…」

八幡「これは?」


三浦「お礼とかも含まれてるし…」

八幡「お礼って……ああ、あれのか」

三浦「そういうこと」

八幡「あれは依頼なんだろ?それでわざわざお礼って」

三浦「あんたに借りつくったままっていうのも嫌だし」



7: ◆Ds0SGUeyQc:2015/08/08(土) 22:39:23.92 ID:uL8mtiig0

八幡(どんくらい前になるのかね?依頼してきたんだよな、こいつ)

八幡「はあ、わかったよ。お言葉に甘えますよ」

三浦「そう、あんたはそうやって素直にしてればいいの」


~回想~

ガラ

三浦「あ、あのさ…」


雪乃「あら?三浦さん、どうしたのかしら?」

結衣「あれ、優美子」

八幡「……」


三浦「い、依頼ってまだやってんの…?」



10: ◆Ds0SGUeyQc:2015/08/09(日) 15:33:16.65 ID:xMOaolt/0

雪乃「今の季節をわかっているの?もう部活自体を退部してるのだけど」

三浦「それは…わかってるけど」

結衣「あ、ゆきのん…優美子も困ってるみたいだしさ」


雪乃「でも事実よ?私たちは受験勉強でここを使ってるだけに過ぎないわ」


三浦「…」


八幡「とりあえず、話すだけ話したらいいんじゃないか?」


三浦「え…あ、うん」

雪乃「それじゃあ、紅茶でいいかしら?」

三浦「え、いいの…?あ、ありがと」

雪乃「別にあなたがここに来て行けないことなんてないでしょう」



11: ◆Ds0SGUeyQc:2015/08/09(日) 15:39:08.15 ID:xMOaolt/0

三浦「それは、そうかもしれないけどさ…」

結衣「優美子、話っていうのは何かな?」


三浦「うん、それだけどさ…なんていうのか…」

八幡「…」


三浦「隼人と仲良くしてみたいんだけど、手伝ってくんない?」

結衣「へ?」

雪乃「もう、葉山くんとは仲良いのでしょう?」


三浦「表向きは……でも、全然進展しないし、そもそも隼人の考えてることがわかんないし…」


~回想おわり~



12: ◆Ds0SGUeyQc:2015/08/09(日) 15:45:37.61 ID:xMOaolt/0

スタスタ

八幡(予想できない依頼ではなかったかな…そもそも3年になってからもこいつらの関係は変わってなかったし)

八幡(三浦が現状に不安になって、相談にきたとしても不思議じゃなかったな)


八幡(まあ、この依頼は奉仕部としてできることなんてあんまりないわけで…)

八幡(あと、雪ノ下がいい顔はしなかったな…あいつは葉山とわだかまりがあるし)


八幡(それで、俺が個人的に受ける形になった)


三浦「そういや、ヒキオさお腹減らない?」

八幡「朝は食べてないからな」

三浦「朝食くらい食えっての」

八幡「家は小町至上主義だから、朝食用意されてないこともしばしば」

三浦「何それ?」

八幡「なんでもねぇよ」



13: ◆Ds0SGUeyQc:2015/08/09(日) 15:52:32.00 ID:xMOaolt/0

三浦「そこのコーヒー店、入らない?」

八幡「服はいいのか?」

三浦「後で見れるじゃん、あーしもお腹減ってるから、先に軽食でもしようかなって」


八幡「じゃあ、入りますか」

三浦「あ、ここもあーしの奢りでいいから」

八幡「本当かよ?どういう風の吹き回しだ…」

八幡(こんなお礼されることしてない気もするが…ま、いいか)



15: ◆Ds0SGUeyQc:2015/08/09(日) 15:57:12.31 ID:xMOaolt/0

~回想~

雪乃「葉山くんとの仲を進展させるのが依頼というわけ?」


三浦「えっと…進展っていうか…隼人と1年以上一緒にいたけど…まだ何もないし」

三浦「あーしも自分の気持ちがわからなくなってきたし」


八幡「でも、お前以前に現状維持がいいって言ってたよな?」

三浦「は?いつのこと持ち出してんの?」


八幡(こっわ、あーしさんこっわっ!)

三浦「あーしは今は、変えていきたいって思ってんの」

結衣「うんうん、優美子、バレンタインの頃から積極的になってたもんねっ」


三浦「う、うん」

雪乃「…」



16: ◆Ds0SGUeyQc:2015/08/09(日) 16:08:23.95 ID:xMOaolt/0

雪乃「やめておいた方がいいかもしれないわよ」

三浦「え…?」

結衣「ゆきのん?」

八幡「どういうことだよ?」

雪乃「言葉の通りだけど…今のままの方が良かったといえるかもしれないわよ」

三浦「それは……そうだけどさ…」


雪乃「それに、奉仕部は今はない状態なのよ」

結衣「ゆきのん…」



18: ◆Ds0SGUeyQc:2015/08/09(日) 19:32:34.41 ID:xMOaolt/0

八幡(雪ノ下の奴…否定的だな、まあ葉山とは仲悪いし仕方ないけど…)


八幡(しかし、それだけか?それにしては…)

三浦「やっぱ、手伝ってくれないわけ?」

雪乃「そうは言わないわ、でも…」

結衣「ゆきのん、手伝ってあげようよ」


雪乃「由比ヶ浜さん…」

三浦「あーしとしても、はっきり言ってほしいんだけど?」

八幡「…じゃあ」

雪乃「?」

八幡「俺がやるってことでどうだ?」


~回想おわり~



19: ◆Ds0SGUeyQc:2015/08/09(日) 19:39:18.98 ID:xMOaolt/0

三浦「ヒキオ、あんた何にする?」

八幡「ん、適当にサンドイッチでいい」

三浦「ふ~ん、じゃあ、あーしはホットケーキにしよっと。すみませ~んっ」


八幡(最初、雪ノ下が渋ってたのは、単に葉山が苦手だからとか思ってたが)

八幡(よく考えたら、あいつがそれだけの理由で断るはずなかったんだよな、去年からのことからしても)

葉山(なんだかんだで、葉山と行動してた時はあったんだし)


三浦「あんた何さっきから、心ここに非ずみたいになってんの?キモイんだけど」

八幡「ひでぇ…雪ノ下のことちょっとな…」

三浦「はあ?あんた雪ノ下さんのこと考えてたわけ?」

八幡「おい…変な言い方すんなよ…葉山のことも含めてな」


三浦「あ…そういうことか…てどっちにしろ、今考えることじゃないじゃん」



30: ◆Ds0SGUeyQc:2015/08/11(火) 17:27:34.42 ID:9hNgNVLH0

八幡「三浦、葉山のことはどう考えるんだ?」

三浦「…前も言ったけど、しばらく離れようかなって思ってる」

八幡「そうか」

三浦「あーし自身も、隼人のことホントに好きだったのか怪しいしさ」

八幡「好きだったんだろ?」

三浦「他の子と同じ、外見で好きになってたかも」


八幡「………」



31: ◆Ds0SGUeyQc:2015/08/11(火) 17:38:37.55 ID:9hNgNVLH0

三浦「つーか、せっかく遊びにきてるのに、これ以上シリアスにすんなし」

八幡「いや、でもな…」

三浦「楽しい雰囲気とかぶち壊すタイプ?あんたって」

八幡「楽しむつもりなのかよ」


回想


八幡「はあ…?ほんとか?」

雪乃「ええ、正式に言われたわけじゃないけど…そうだと思うわ」

八幡「だから、三浦が依頼にきたとき、あんなに厳しく言ったのか」

雪乃「厳しく言ったつもりはないけれど」

八幡「いや、そこはいいから」



32: ◆Ds0SGUeyQc:2015/08/11(火) 17:43:09.36 ID:9hNgNVLH0

八幡「しかし、葉山は雪ノ下が好きなのか…」

雪乃「まだ告白はされていないわ」

八幡「いや、デート誘われて、もう少し仲良くしたいとか言われてるんなら同じじゃねぇか」

雪乃「そういうものかしら」

八幡「ああ、多分な」


雪乃「でも…」

八幡「?」

雪乃「私がどうするかなんて、あなたならわかるでしょう?」

八幡「断ったのか?」

雪乃「ええ、もちろん」



33: ◆Ds0SGUeyQc:2015/08/11(火) 17:46:46.15 ID:9hNgNVLH0

八幡「即答ね」

雪乃「私と葉山君なんてありえないわ。それに…」

八幡「……?」

雪乃「いえ、なんでもないわ」


八幡「というか、あの依頼の時に言ってほしかったんだが…」

八幡「もう、葉山と三浦のデートの段取りとかも終わってるのに」

雪乃「葉山君はOKをしたのね」

八幡「まあ、出かけるのはOKしてたな」

雪乃「そう、ならそれでうまく行けば問題ないわね」



34: ◆Ds0SGUeyQc:2015/08/11(火) 17:52:04.84 ID:9hNgNVLH0

八幡「いや、今の話聞いてたら、うまく行かないだろ?」

雪乃「依頼の時にそのことを言うと、また喧嘩になるかもと思って」

八幡「…わかったよ、あとはこっちでうまくやる」

雪乃「ごめんなさい」

八幡「いいっての、元々受けたのは俺だしな」


回想おわり


八幡(葉山が雪ノ下に告白してたとは意外だったな…あの後、正式に告白したらしいし)

八幡(まあ結果は変わらなかったが…)


三浦「あ、このホットケーキうまっ!」

八幡「サンドイッチもいけるな」

三浦「ちょっと頂戴っ」

八幡「て、おい…」



35: ◆Ds0SGUeyQc:2015/08/11(火) 17:56:45.58 ID:9hNgNVLH0

八幡(間接キス…三浦は気にしないのか?)


三浦「あ~うまいねこれ、ここ気に入った。また来よっと」

八幡(そういえば、三浦と葉山のデートも…何回かこなしたが…)

八幡(あまりうまく行かなかったんだよな…
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    コメント一覧

      • 1. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年08月15日 23:55
      • いい意味で単調
      • 2. 以下、VIPにかわりましてELEPHANTがお送りします
      • 2015年08月15日 23:56
      • あーしさんええのぉ〜

    はじめに

    コメント、はてブなどなど
    ありがとうございます(`・ω・´)

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