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米アップル、「自動運転車」の開発試験場の候補地選定を開始 | GGSOKU - ガジェット速報

米アップル、「自動運転車」の開発試験場の候補地選定を開始

The Guardianは14日(現地時間)、「Project Titan」の名称で知られる米アップルの自動運転車開発プロジェクト(過去記事)の進捗状況を示唆する公文書を、新たに入手したと報じています。

記事96.2

今回The Gurdianが「Public Records Act」という法律に基づいて入手した文書によると、現在アップルは、米サンフランシスコにあるGoMentum Stationを自社製の自動運転車の開発を行う候補地として選定しており、すでに同プロジェクトに携わるエンジニアが、その代表者との面会を済ませているとのことです。

GoMentum Stationとは、元々は「2100エーカー(約257万坪)」の広大さを誇る海軍基地の土地だったものの、現在は自動運転車や “常時ネットワークに接続する車”「コネクテッド・ビークル(Connected Vehicle)」の開発や走行テストを行う場所として米Contra Costa Transportation Authorityによって運営されており、すでにメルセデス・ベンツやホンダなどの企業が自動運転車の開発地として利用しています。

記事96.1

アップル製の電気自動車のベースモデル候補とされる「BMW i3」

また、入手した情報にはアップルのエンジニアであるフランク・フィアロン氏によってGoMentum Stationに宛てられたEメールも含まれており、GoMentum Stationに対して、敷地内の配置および写真などの情報提供を要求していることが判明しました。

これに対して、Contra Costa Transportation Authorityの幹部であるランディ・イワサキ氏は、交わされた機密保持契約に基づいて、“アップルがGoMentum Stationに興味を示している” ということ以外、一切の情報は開示できないとしています。

なお、先日には独BMW製の電気自動車(EV)である「BMW i3」を自社製EVのベースモデルに採用するべく交渉を進めていることが報じられましたが(過去記事)、今回の情報も含めて判断するに、どうやらアップルは精力的なペースでプロジェクトを進行させているようです。

さすがに製品化はまだしばらく先のことと思われますが、当初の大方の予想よりは早い時期に実現することになるかもしれません。

[The Guradian via The Verge]

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著者

有福 志隆

有福 志隆

2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。2015年元日より、Twitterアカウント開設。

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