貴音「おや? 間違いましたか……」
P「……」zzz
貴音「プロデューサー……」
P「ん……」
貴音「おはようございます。もう朝ですよ」
P「ああ……貴音か。おはよう」
貴音「また事務所で夜明かしですか? もう少しご自愛していただかないと……」
P「ははは、気を付けるよ」
貴音「もう……いつも口ばかり」
P「ん?」
貴音「なんでもありません」プイッ
P「んん~……! せめてソファーで寝るんだった」
貴音「机で休んでも、疲れがとれないでしょう」
P「ああ、体が重い……」
貴音「よろしければ、わたくしが指圧をいたしましょうか?」
P「貴音が?」
貴音「ふふふ、これでも少し自信があります」
P「そうか? じゃあ、軽くお願いしようかな」
貴音「お任せください。では……」
P「ん……」
貴音「疲労には、確かこの秘孔が……」
P「え?」
貴音「えいっ」ズブッ
P「うぐっ!? ぐあぁ!」ガクガク
貴音「おや? 間違いましたか……」
P「な、なにを……って、お前誰だ!?」
貴音「はい?」
貴音「わたくしが四条貴音以外の何者であると?」
P「髪型以外は、すべて他の何者かだよ!」
貴音「なんと」
P「ていうか、銀髪なら普通本物のほうだろ! なんで偽物のほうなんだよ!?」
貴音「本物とか偽物とか、いったいなにを……」
美希「あふぅ……眠いの」
貴音「おはようございます、美希」
美希「おはよー」
P「美希……?」
P「ぴ、魚座(ピスケス)の黄金聖闘士(ゴールドセイント)!?」
美希「?」
P「似たような髪型を……!」
美希「髪型?」
P「謝れ! 魚座の人に謝れ!」
美希「ミキは射手座だよ?」
P「勝ち組か……!」
美希「なに言ってるのかわかんない」
P「俺もなにが起こってるのかわからないよ……」
美希「プロデューサー、どうしちゃったの?」
貴音「さあ、わたくしにも……」
響「はいさーい!」
美希「あ、響。おはよー」
貴音「おはようございます」
響「おはよー!」
P「響……」
響「ぷ、プロデューサー? どうしたの?」
P「よかった! 響はいつも通りだな!」
響「え、ええ? なにが?」
P「いや、貴音と美希の二人が……」
響「二人が?」
P「……ん!?」
P「じゅ、12頭身だと……!?」
響「な、なに言ってんの?」
P「あぁぁ! もう嫌だぁぁ!」
貴音「……」
美希「……」
響「……」
P「俺がなにをしたっていうんだ……」
貴音「プロデューサー? あまり面妖なことばかり言っていると……」
P「え?」
貴音「……木人形(デク)にしますよ?」ニヤァ
P「ひぃっ!?」
美希「バラの葬列に送られるの」ニヤァ
響「あーっと、森崎くんとめられなーい……」ニヤァ
貴音「ふふふ……」
P「く、来るな……!」
P「うわぁぁぁぁぁ……!!」
───
──
─
P「……はっ!?」
P「……」
P「夢か……」
律子「ふふっ、おはようございます」
P「え? ああ、来てたのか律子。おはよう」
律子「ずいぶん、うなされてましたよ」
P「ああ……机だと寝苦しいからかな」
律子「わかってるなら、もっとゆっくり休んでください」
P「はいはい、気を付けます」
律子「もう……」
P「ああ、そうだ律子。昨日の……ん?」
律子「はい?」
P「!?」
P(な、なんだこれは? 鼻メガネみたいなパーティグッズか?)
P(いやいや。だとしても、亜美真美ならともかく、よりによって律子が……?)
律子「?」
P(それに、妙にメカメカしいというか……)
P(いや、待てよ。このゴーグル、どこかで……)
律子「どうしました?」
P(まさか……!)
P「バスク・オム大佐!?」
律子「は?」
P(ま、待て……あの外道ハゲは髪の毛一本生えてなかったはずだ)
P(うん、どう見ても律子じゃないか……メガネ以外は)
律子「どうしました?」
P「い、いや……メガネ変えたのか?」
律子「え? ああ、最近また視力が落ちてたみたいで」
P「そ、そうか」
律子「あまり目立たないのを選んだつもりだったんですけど」
P「むしろ注目の的なんじゃ……」
律子「え?」
P「いや、なんでも」
律子「ちゃんと気づいてもらえると、やっぱり嬉しいものですね。うふふ」
P「あはは……」
律子「実は……せっかくだから、メガネに合わせて帽子も買ってみました」
P「帽子?」
律子「これなんですけど……」
P「ぶふっ!?」
律子「どうですか?」
P「くそっ……ぐっ、ぷふっ」プルプル
律子「?」
小鳥「おはようございまーす」
律子「あ、小鳥さん。おはようございます」
P「お、おはようございます」
P(音無さんは……特に変わったところはないな)
小鳥「朝から暑くて嫌になりますね~」
P「え、ええ」
P(そうだな。律子がおかしなコスプレをしてるのも、きっと暑さのせいだ)
小鳥「ていうか、事務所もあまり涼しくないような」
律子「そうですか?」
小鳥「もうちょっとだけエアコンの設定温度下げません?」
律子「ダメですよ。毎日遅くまで残業してる人がいるんだから、午前中ぐらいは節電しないと」
P「うぐっ」
小鳥「もう、律子さんの鬼。バスク大佐メガネ」
P「!?」
律子「はあ?」
小鳥「あ、あら? なにか聞こえましたか? うふふ」
律子「まったく……暑いなら、少しでも薄着をすればいいでしょ」
小鳥「クールビズですね。じゃあベストと……ついでにリボンも外しちゃいますか」
小鳥「ふぅ……」
P「!?」
律子「少しは涼しくなったでしょ?」
小鳥「そんな気がしないこともないですねぇ……」
P(音無さん……だよな? うん、音無さんだ)
P(ちょっと薄着になっただけで、ここまで雰囲気が変わるものか?)
小鳥「な、なんですかプロデューサーさん?」
P「え?」
小鳥「私のこと、そんなに見つめて……はっ!」
P「い、いや」
小鳥「透けブラですか!?」
P「はあ?」
律子「……」
小鳥「プロデューサーさんのエッチ! 瞼に焼き付けて、あとでナニをするつもりですか!?」
P「中身は残念なままか……」
小鳥「そういうことなら責任取ってください!」
P「なにもしないので遠慮します……」
小鳥「えぇ~」
律子「朝から、なにバカなこと言ってるんですか」
小鳥「律子さんは透けブラ……してませんね」
律子「あいにく、これは透けにくい素材のブラウスですから」
小鳥「夏の数少ない楽しみなのに、夢も希望もないですね、プロデューサーさん」
P「俺に振らないでくださいよ」
律子「いいから仕事してください」
小鳥「は~い」
───
──
─
亜美真美「「おっはよー!」」
P「おは、よ……う?」
亜美「ん?」
真美「どしたの、兄ちゃん?」
P「!?」
P「ゲェーッ! 新旧揃い踏み!?」
亜美真美「「え?」」
P「お前たちもか!?」
真美「へへっ、なんちゃって」ガバッ
亜美「実はマスクでしたー」ガバッ
P「ま、マスク?」
亜美「うん、かわいいっしょ、これ」
真美「真美のほうがかっこいいけどね」
P「あ、ああ……そんなの売ってるのか」
真美「限定品だから、もう無いと思うよ」
P「それは残念だな。ガンマンなら俺も欲しいぐらいだよ」
亜美「貸したげよっか?」
P「え?」
真美「え?」
亜美「亜美と真美の、どっちがいい?」
P「そうだなぁ……新旧どっちも捨てがたいな」
真美「だ、ダメだよ!」
P「ん?」
亜美「なんで?」
真美「なんでって、だって兄ちゃんが被ったら……」
亜美「被ったら?」
真美「か、間接キ……」ボソッ
P「?」
真美「なんでもない!///」
P「お、おう?」
亜美「じゃあ亜美の貸したげるね」
真美「ダメだってば!」
亜美「え~、亜美のもダメ?」
真美「それはそれでヤダし……」
P「……」
亜美「真美ってば、ヘンなの」
真美「今、兄ちゃんしかいないの?」
P「ああ、音無さんは買出しで、律子はもう現場に出てるよ」
真美「そっか」
P「あれ? おい亜美」
亜美「ん、なに?」
P「眉間に傷みたいなのができてるぞ」
亜美「え、マジで?」
真美「……」
P「変なマスクを被るからだろ。アイドルなんだから、顔は特に気を付けてくれ……ん?」
亜美「え?」
真美「どったの?」
P「わ、割れてないか、そこ?」
亜美「……」
真美「……」
P「皮膚の下になにか……白い肌みたいな?」
亜美真美「「んっふっふ~」」
P「……?」
亜美「どうやら見られてしまったようだね」
真美「そのようだね」
P「なに言って……」
真美「ねえ、兄ちゃん。オーバーボディって知ってる?」
P「オーバーボディ?」
亜美真美「「んっふっふ~……」」ベリベリ…
P「なっ! 顔が割れて……!?」
亜美「これが亜美と!」
真美「真美の!」
亜美真美「「本当の姿だ!」」
P「ゲェーッ! 四次元殺法コンビ!?」
亜美「それは違うよ、兄ちゃん」
P「なに?」
亜美「亜美と!」
真美「真美で!」
亜
コメント一覧
-
- 2015年08月16日 22:43
- 千早さんはコーホーのキャラにしよう
-
- 2015年08月16日 22:55
- オマケがメイン
-
- 2015年08月16日 22:55
- 春香は某閣下だな!
-
- 2015年08月16日 22:58
- なんかもう色々ワロタ
あとお姫ちんがすっごくカワイカッタ
-
- 2015年08月16日 23:00
- イラストで笑ってまう。デス様は皆のオモチャ
-
- 2015年08月16日 23:02
- ヒロインがいませんよ!ヒロインが!
-
- 2015年08月16日 23:05
- 絵うますぎワロタ
これならもう少し長くても良かったかもな
-
- 2015年08月16日 23:14
- この人色つけた方が映えそう
-
- 2015年08月16日 23:15
- クオリティたけー
絵もかけて話も考えられるってうらやましいかぎりだ
-
- 2015年08月16日 23:16
- ( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!
北斗に出て来る秘孔の名前って全部実在するんじゃなかったっけ?
もちろん劇中にあるような効果は無いが
-
- 2015年08月16日 23:16
- カオスすぎクソワロタ
-
- 2015年08月16日 23:18
- 星座で序列が決まるとか、この>>1おっさんだろ
-
- 2015年08月16日 23:19
- アミバ様を思い浮かべながら開いたらマジでアミバ様だったからワロタw
そしてこの絵の完成度w
-
- 2015年08月16日 23:19
- なんの才能だよ
-
- 2015年08月16日 23:21
- とっても上手
このミキ、チ○コ生えちゃってるじゃないか・・・
-
- 2015年08月16日 23:28
- >>25と>>28に色付けはよ
色付けはよ
-
- 2015年08月16日 23:31
- ※15
美希どころか半数以上チ◯コ生えてると思うんですけど…(名推理)
-
- 2015年08月16日 23:31
- クソワロタ
-
- 2015年08月16日 23:32
- SSの感想はとにかくただ一言、絵上手えええぇぇぇぇぇぇ!!
-
- 2015年08月16日 23:34
- 絵は上手いんだけど、作品のチョイスが若干古い…。
-
- 2015年08月16日 23:38
- クソワロタw絵のクオリティがすげぇし話も面白いなぁー
もっと書いてほしい
-
- 2015年08月16日 23:47
- まさか律子がバスクオムになるとはww
-
- 2015年08月16日 23:50
- ガキの頃聖闘士星矢見てたけど話が分からなくて星座が射手座なの嫌だったんだよなぁ、殆ど出てこなかったからさ
今思うと馬鹿だよな
-
- 2015年08月16日 23:52
- この人のお絵描きシリーズ好きだわ
-
- 2015年08月16日 23:54
- むぅ、北斗の拳とガンダムしかわからなかった
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