暁「ショタ提督」
暁「ここか…」
暁(私は特III型駆逐艦1番艦の暁、今日からこの鎮守府に配属になった)
暁(本当は下に3人妹がいるんだけど、その3人は別の鎮守府に配属され、私だけここに配属となった)
暁「戦力を1か所に固めず分散させ、神出鬼没の深海棲艦に対して対応できるようにする…といっても、なんで私だけ一人なのかしら…」ハァ
暁「…別に一人きりだから怖いとかそういうんじゃなくてあくまで妹達が私抜きでやっていけるか心配しているだけであって私はぜ~んぜん一人でも問題ないわけで」加賀「もし?あなたここに何か用かしら?」
暁「うひゃあああ!?」ビクッ!!!
加賀「あら、鎮守府の入り口でずっとたむろしてるから誰かと思ったら、あなたが今日ここに配属される暁さんね」
暁「え?…あ、はいそうです。今日から配属になります特III型駆逐艦1番艦の暁です」
加賀「私はここで秘書艦を務めさせていただいてる正規空母の加賀よ。よろしく」
暁「よ、よろしくおねがいします」ペコリ
加賀「それじゃあまず提督にあいさつに伺いましょう。ついてきて頂戴」
暁「は、はい!」
暁(な、なんか大人の女性…まさに一人前のレディって感じの女性ね…正規空母って言ってたし、そんな人が秘書艦を務めるここって実は結構すごいとこなんじゃ?)
暁(ってことは、司令官も相当威厳のある人なのかしら…ちょっと緊張してきたかも…)
加賀「ここが指令室よ。まあ挨拶といっても軽くで大丈夫よ」
暁「は、はい!」
加賀「加賀です、今よろしいでしょうか」コンコン
???「入れ」
加賀「失礼します」ガチャッ
暁(…やばいやばいなんて挨拶しよう!?失礼のない挨拶をしないと…失礼のないよう、失礼のないよう…)
暁「し、失礼します!」
暁「今日から配属する特III型駆逐艦1番艦の暁です!」ビシッ!
ショタ提督「おう、お前が暁か」
暁「特型駆逐艦の最終完成形として…って、え?」
暁「…」
提督「ん?」
暁「子供じゃない!?」
提督「子供じゃねえよ!!!」
暁「え!?なんで?どういうこと?」
加賀「落ち着きなさい、あなたの目の前にいるのは私たちの立派な提督、この鎮守府のトップよ」
暁「え?えええええええええ!?」
提督「ふんっまあお前の反応は正直想像してたさ。俺の姿を見たやつはみんな同じ反応をするからな」
提督「だけど、一言だけ言わせてもらうぞ」
暁「な、なにかしら」
提督「お前に子供って言われたくねえよ!このガキ!」
暁「」
暁「はあああああああああああああああああああ!?」
暁「そ、れ、こ、そ!あなたに言われたくないわよ!」
提督「はん、なにいってんだ俺より身長低いくせに生意気な」
暁「生意気って…!?いいかしら!?」
暁「私はレディよ!?一人前のレディとして扱いなさい!」
提督「レディwwwwその体型でレディwwwwせめて加賀ぐらい成長してからいえガキ!」
暁「体型のことは言わないでよ!あんただってそこまで言えるほど身長高くない癖に!このガキ!」
提督「んだと!?」
暁「なによ!?」
加賀「二人とも落ち着きなさい」ブンッ
ガン!!!!!!!!
提督「いっ!?」
暁「あぅ!?」
提督「いってえ~…」
暁「あ、頭が割れる…」
加賀「まったく、あまり手間をかけさせないで頂戴」
加賀「提督」
提督「は、はい!?」
加賀「提督はまだ仕事が残っているでしょう、こんないがみ合いしてる暇あったら一つでも多く片づけてください」
提督「はーい…」
暁「プッー怒られてやんの」
加賀「暁」
暁「は、はひい!?」
加賀「これから私がここを案内するから、わたしについてきて頂戴」
暁「わ、わかりました…」
加賀「よろしい、それでは失礼します。提督、ちゃんと仕事してくださいね」ガチャ
提督「わ、わかってるよ…」
加賀「それでは暁、ついてらっしゃい」
暁「は、はい…」
提督「ベッー」
暁「っ」イラッ
暁「ベッー!」
加賀(子供…)
バタン
提督「…」
提督「こええ…いてえ…」
。。。。。。。。。。。
加賀「ここが演習場よ」
暁「はい」
加賀「それじゃあ次行くわよ」
暁(あの人が司令官…私と年変わらないぐらいじゃない。本当に大丈夫なのかしら)
暁(それに一番はあのむかつく性格!本当子供だわ!)
加賀「あなたが思っていることももっともだわ」
暁「あ、やっぱり加賀さんもそう思いますか?司令官って子供…」
暁「って、え…もしかして声に出てました?」
加賀「いえ、みんなここに来る人の大半は今のあなたみたいな表情をするわ」
加賀「提督への不安、不信感。本当にここは大丈夫なのかって」
暁「…」
加賀「最初は提督のこと信じられないかもしれないわね。それは仕方ないことだわ」
加賀「でも、それでも、提督の事を信じてあげてほしい」
暁「…」
暁「どうしても、信じられない時は?」
加賀「その時は、そうね…」
加賀「提督の事を信じてる、私を信じてみるのはどうかしら?」
暁「加賀さん…」
加賀「さ、案内を続けるわよ」
。。。。。。。。
加賀「ここがあなたの部屋よ、荷物はここに入れてあるわ」
暁「ありがとうございます」
加賀「あと、夜7時にあなたの歓迎会をするわ。まだ時間もあるし少し部屋で休むといいわ」
暁「わかりました。7時に食堂ですね」
加賀「ええ、それじゃ私も仕事があるし、これで」
暁「…加賀さん!」
加賀「なにかしら?」
暁「私正直、司令官のことまだ信じられません。けど、加賀さんのことなら信じられます!信じてみます!」
加賀「…そう、ありがとう」
加賀「それじゃあね、ゆっくり休みなさい」
暁「はい、加賀さんありがとうございます」ガチャ
バタン
加賀「…」
。。。。。。。。
暁「ふぅ…」
暁(衝撃的すぎるわよ、司令官が自分ぐらいの年の人だなんて)
暁(でも…加賀さんがあんなに信頼している人なんだから、きっと信じられる人なんだと思う…)
提督『レディwwwwその体型でレディwwwwせめて加賀ぐらい成長してからいえガキ!』
暁「」イラッ
暁(思い出したら腹立ってきた…やっぱりまだ信じてあげないわよ!)
暁「っていうか今何時かしら」チラッ
17:40
暁「歓迎会は7時って言ってたわよね」
暁「少し疲れたし、ちょっと寝よう…」
暁「…」
暁「…」zzz
。。。。。。。。
暁「ん…ん~…」
暁「…」ボーッ
暁「今何時かしら」チラッ
19:10
暁「え、もうこんな時間!?寝すぎちゃった!」
暁「い、急がないと!」
暁「ああもう何やってるの私」ガチャッ「いてえ!」ガンッ!
暁「えっ?」
提督「いってえ~…」
暁「し、司令官?なんでここに…」
提督「お前が遅いから様子を見に来たんだよ…7時に歓迎会やるって話聞いてなかったのか?」
暁「いやその…ごめんなさいちょっと寝ちゃってて…」
提督「はあ?寝坊かよ」
暁「う、ごめんなさい…」
提督「あ、違うんだ。…ああもういくぞ!みんな待ってんだよ」クルッ
暁「う、うん」
提督「あの、その…」
暁「え?」
提督「あの時はその、ごめん…」
暁「?」
提督「だから!お前が挨拶にきたときだよ!ちょっと言い過ぎた!ごめんなさい!」
暁「…えええええ!?」
提督「な、なんだよ!?俺が謝るのがそんなに変かよ!?」
暁「い、いやそうじゃな…いや、正直謝ってくれるとは思ってなかったから少し変かも…」
提督「ふん!別にいいよもう」
暁「…司令官
コメント一覧
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- 2015年08月16日 22:22
- ヒェッ…
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- 2015年08月16日 22:25
- 暁って白髪の娘だっけ?
それともチョコミント好きな娘だっけ?
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- 2015年08月16日 22:47
- チョコミント好きと言いつつも実はバニラアイスが好きな娘。
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- 2015年08月16日 22:57
- レディーががバニラアイス好きと…覚えておこう
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- 2015年08月16日 23:04
- 壁かわいいよ壁ハァハァ
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- 2015年08月16日 23:06
- これ完結してたんだな。正しいツンデレの姿だ。
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- 2015年08月16日 23:15
- えんだああああああああああああ
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- 2015年08月16日 23:47
- いやああああああああああ
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- 2015年08月17日 00:01
- nicovideo.jp/seiga/im5117297
はい