戻る

このページは以下URLのキャッシュです
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52198599.html


世界で最も危険な道路ベスト5 : カラパイア

RSS速報

0_e18

 車好きにとっては、エンジンを解放できるワインディングロードは魔法の場所だろう。シフトレバーを操作しながら、タイヤを焦がす喜びは何物にも変えがたい。しかし、残念ながら、ほとんどの道路は、信号と渋滞に遮られた退屈な直線でしかない。血湧き肉躍るコースにめぐり合うことは滅多にない。

 ドライブを躊躇してしまうような道路に遭遇することはさらに珍しい。だが、そうした道路は確かに存在し、命知らずの物好きたちを惹きつけてやまない。有名な場所もそうでない場所も含め、そうした世界で最もデンジャラスな道路を紹介しよう。
スポンサードリンク

5. ハナ方面道路(ハワイ、マウイ島)

1_e23

 本ランキングでは最も安全な道路だろうが、だからといって世界有数の危険な道路ではないということではない。カフルイ−ハナ間を結ぶ約100kmの峠道は、海抜1400mの地点でうねりまくっており、しかも多くの区間で両脇にほとんどスペースがないようなタイトな道路が続いている。全部で620ヶ所のコーナーがあり、そのほとんどがヘアピンカーブだ。


Maui: The Road to Hana Timelapse

 路面は滑りやすく、ガードレールはほとんどない。誤って谷底へ落ちればほぼ助からないだろう。それにもかかわらず、観光向けの交通はかなり多い。しかも周囲の景色が実に美しく、脇見運転を誘発する危険な罠となる。


4. 太魯閣道路(台湾)

2_e18

 ハナ方面道路と同じく、美しくもこの世で最も危険な道路の一つだ。山間部を縫うように走るタイトな道路は、車1台分の幅しかない。すわなち、対向車に鉢合わせようものなら、突然チキンレースが始まるということだ。また、見通しの悪いコーナーも満載で、毎年多くの衝突事故が起きている。


Taroko Gorge, Taiwan

 さらに天候も危険度に寄与する。台風が来るたびに道路は浸水し、路面が非常に滑りやすくなる。立ち往生する車もあるほどだ。それだけではない。地滑りや落石も頻発し、毎年のように死傷者が出ている。なんとも楽しそうだ。


3. カブール−ジャラーラーバード間1号線(アフガニスタン)

3_e18

 標高600mの地点まで登りつめる80kmの区間では、あまりにも死傷者が多いために累計をやめてしまった。死亡事故の主な要因は、狭いうえに、見通しの悪いアップダウンやコーナーが満載であることと、無謀運転になれてしまったアフガニスタン人ドライバーが速度超過を起こすことだ。


 Kabul to Jalalabad

 粗雑なセメントのガードレールしかないことを考えれば、ここを走ることはあまり賢い選択とはいえないだろう。


2. フェアリー・メドウズ道路(パキスタン)

4_e17

 世界で9番目に高いナンガ・パルバット山の標高2400m目掛けて伸びる道路である。道路とはいっても実際は砂と瓦礫だらけの未舗装のダートだ。わずか9.6kmの区間は、地元民が数百年前に崖を切り崩して造って以来、整備されたことはない。


Most Dangerous 4WD Track in the World (Raikot to Fairy Meadows) Pakistan.

 道路全般は足場の悪い砂利で、ガードレールの類は一切なく、一部徒歩か自転車でしか通行することができない区間もある。車幅は標準的なジープ・ラングラー1台分でしかないが、交通量は多い。一度ヘマをすれば、長い長い落下が待っている。


1. 死の道路(ボリビア、ユンガス)

5_e16

 ここで紹介したどの道路も危険極まりない場所だが、ユンガスの道に比べれば赤子のようなものだ。死の道路という異名が付けれたことにももっともな理由がある。区画は全て砂利道で、ガードレールなど一切ない64kmの道を3600mまで登っていく。

 また、気候も危険さに拍車をかける。この辺りは大抵霧に包まれているうえ、突然豪雨や地滑りに見舞われることもある。ボリビアの首都ラパスと熱帯雨林を結ぶルートが他に存在しないため(2006年に北へ迂回する国道3号線が完成している)、毎日数百人がここを通行している。車2台がすれ違うには狭すぎるため、ギリギリまで車を寄せて無理やり通過するか、広い場所まで後退しなくてはならない。いずれにしても落ちれば死は免れないだろう。


Bolivia's Death Road - Top Gear - Series 14 - BBC

 その危険さを身を持って体験するために、イリギスの自動車番組『トップ・ギア』で死の道路のドライブを実施したことがある。すれ違うために、崖のギリギリ数センチまで車を寄せたシーンは、まさに緊張感溢れる瞬間であった。

via:bmwblog・原文翻訳:hiroching

▼あわせて読みたい
ごっそり飲み込んでる!!車もろとも陥没した道路の地すべり映像(アメリカ)


世界で一番危険なライド、ヒマラヤ山脈の断崖絶壁の道をバイクで挑む一人称視点映像


そこは死の道!!世界で最も怖い10の道路


きゅんきゅんが止まらない、世界の危険な道(増強版)


陥没した道路の危険性をマジマジと実感できる映像


この記事が気に入ったら
いいね!しよう
カラパイアの最新記事をお届けします
シェアする この記事をシェア :    
この記事をシェア :    

Facebook

コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2015年08月16日 20:40
  • ID:zphDGgzB0 #

車体感覚がうまくつかめなくて狭い道でのすれ違いとか
バックとか超苦手な私がこんな道で対向車とバッタリな
んて事になったら、車を崖下に捨てて歩いて行くのを
選ぶほうが生存確率が高いだろうな。

2

2. 匿名処理班

  • 2015年08月16日 20:47
  • ID:5RqUD3JZ0 #

動画見たらまるで肝試しをしたみたいな気分になったぜぇ…

3

3. 匿名処理班

  • 2015年08月16日 20:48
  • ID:Zdwzeqsv0 #

道路ってなんだっけ

4

4. 匿名処理班

  • 2015年08月16日 21:07
  • ID:Irhclef70 #

地雷が埋まってるとか武装集団に襲われるとかそんなんだと思ったわ

5

5. 匿名処理班

  • 2015年08月16日 21:08
  • ID:QtANY1lB0 #

タマヒュンだ!!
タマヒュンになってしまう!!

6

6. 匿名処理班

  • 2015年08月16日 21:10
  • ID:FGjT7NzC0 #

1位の死の道路で車大事とかいう性格だと
道の餌食にされるだろうな
俺ここを通過しろと言われても泣いて拒否したい

7

7. 匿名処理班

  • 2015年08月16日 21:12
  • ID:aRAn.fvo0 #

怖過ぎる。。。
1、2は例え自転車ででも走りたくない。
私には無理っぽい。

8

8. 匿名処理班

  • 2015年08月16日 21:15
  • ID:.qulw4of0 #

1と2だけは無理無理無理。

9

9.

  • 2015年08月16日 21:17
  • ID:kE3qzPu00 #
10

10. 匿名処理班

  • 2015年08月16日 21:18
  • ID:t.IXgIlT0 #

せめてガードレールぐらいしっかり設置しようぜ

11

11. 匿名処理班

  • 2015年08月16日 21:22
  • ID:k7lEe0ay0 #

最後のは山側でも脱輪がありうるのがトラップだな
動画の中では通りがかりのトラックに引き上げてもらえていたが、人通りのない時に同じ状況になったらアウトだわ

12

12. 匿名処理班

  • 2015年08月16日 21:45
  • ID:.7Ys8xqJ0 #

自動車じゃ危険?徒歩じゃ時間がかかる?
そんなときには一輪車!

13

13. 匿名処理班

  • 2015年08月16日 21:46
  • ID:MPPiWopi0 #

三重県の国道368号(だったか?)もたいがいひどいけどね。

14

14. 匿名処理班

  • 2015年08月16日 22:02
  • ID:Rx8cr.ys0 #

ボリビアの死の道路はあまりにも危険なので2006年に新道を開通させている。
今は交通量が減ったのでマウンテンバイク等で観光を楽しむ人が増えている。
2011年にはマウンテンバイクで下っていた日本人観光客が転落死。
死の道路には変わりないか・・・

15

15. 匿名処理班

  • 2015年08月16日 22:22
  • ID:aR29TbW90 #

ボリビア3:00から、カマ掘ったら短刀持った人が降りてくるとか、別の意味でチビる。

16

16. 匿名処理班

  • 2015年08月16日 22:50
  • ID:kmAwoEGJ0 #

1位は中国全域だと思ってた
霊柩車が爆破炎上したりエレベーターが地下まで叩きつけられたり人喰いエスカレーターがあるのに

17

17. 匿名処理班

  • 2015年08月16日 23:19
  • ID:hLt5KNHl0 #

高山から松本に乗鞍・穂高を超えていく旧安房峠もこんな感じでした。
今はトンネルできたし、上高地や乗鞍岳にマイカーでは行けなくなったが。
当時は怖い物知らずだったので腕試しに走っていました。

お名前
※投稿されたコメントはブログ管理者の承認後に公開されます。
スポンサードリンク
記事検索
月別アーカイブ
スマートフォン版
スマートフォン版QRコード
「カラパイア」で検索!!
スポンサードリンク
おすすめリンク集