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ひと夏の恋終わってなかった てんこもり。


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ひと夏の恋終わってなかった

1: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/01(日) 21:12:40.17 ID:nGUy6eKF0

7月末に「ひと夏の恋ってやつが終わった」ってスレを立てて頂いた者です。
旅先でワンチャン目的で10歳上のバツイチ子持ちを逆ナンしたら
うっかり本気になってしまい遠距離片思いした挙句玉砕したっていう内容だったんですが
覚えてる方いらっしゃるでしょうか?
進展があったというかさっきまで一緒にいたのでご報告を…!!


代行 ID:AZxkYusc0

2: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/01(日) 21:13:27.82 ID:f1JW99sw0
覚えてるよー 

めっさ楽しみ!!

3: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/01(日) 21:17:16.40 ID:ml38joML0
続きはよ

4: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/01(日) 21:18:33.07 ID:i6qWvpFM0
やまと?

5: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/01(日) 21:23:11.36 ID:AZxkYusc0
>>4 
そうヤマト!

代行ありがとうございます!! 
ちょっとテンション上がり過ぎて日本語おかしくなると 
思いますがご容赦ください! 

結果から咲に書くと、 
・お付き合いすることになった 
・遠距離じゃなくなる 
です!!!!しねる!!!!! 




11: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/01(日) 21:32:47.06 ID:AZxkYusc0
何から書けばよいのやら…手が震えるw

事の発端は先週、私は尻ポケットに入れたスマホを
便器の中に水没させました。
幸いSDカードにバックアップをとってあったので
本体は死にましたがデータは復元できました。
ヤマトさんのデータも復活してしまいました。
久々に見た彼のフルネームを暫く凝視していましたが、
近況を知りたいという欲に抗えず、
私は通話ボタンを押してしまいました。
出ないだろうなと思いました。
何なら着信拒否されてるだろうと思っていました。
まあその日は彼は電話に出ませんでした。


15: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/01(日) 21:38:25.12 ID:x0xnQmYkO

ヤマトに替わってスマホ撃沈ワロタ











これも運命だな


20: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/01(日) 21:43:24.86 ID:AZxkYusc0

折り返し電話が来ることもなく、私も一週間放置していました。
で、昨日。
私はレポート書きながらさんまのまんまを見ていました。
昨日のゲストはオレンジレンジでした。
ヤマトを見てクソ笑いました。
やっぱりあんま似てないなあと思いながら、また声が聞きたくなってしまいました。
ヤマトさんが仕事終わるくらいの時間に電話をかけてみました。
またしても応答はなく、自分の未練たらしさにやれやれと思いながら机に置くと、
十数秒後着信のバイブが。
ヤマトさんの名前と写真が画面いっぱいに表示されています。
自分でかけたくせに、嘘だろ、と思いました。


21: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/01(日) 21:54:45.44 ID:oPiRuVA50

よく電話かけられるなー
そこが尊敬する


87: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/03(火) 23:35:05.25 ID:K4TiuTXN0

>>21
いやー尊敬されるところじゃないよw
諦めるとか言ったくせに諦められてなかったわけだし
最初繋がんなかった時はかなり自己嫌悪に陥ったw



22: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/01(日) 21:57:09.59 ID:AZxkYusc0

尋常でないほどの手汗が滲んで、ただ震えるスマホを凝視。
出たところで何を話せばいいんだ?とか、うまく会話できるのか?
とか、頭の中はとっ散らかっていましたが、早く出ないと切れちゃうと思い、
着信に応じました。

「もしもし」

もうそれだけで泣くかと思いました。
私は金魚みたいに口をパクパクさせていました。
あれー?とかもしもしーとか聞こえるー?とかヤマトさんは言っています。

「ど、どうしたの?」
「え?w」
「な、なんで?」
「な、何が?」
「え、で、電話?」
「え、かけてきたでしょ?」
「いや、かけ、かけたけど、かけなおしてくると思わないじゃん」
「かけなおさない方が良かった?」
「いや!うれしいです!!」
「それはよかったw」


27: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/01(日) 22:09:36.03 ID:AZxkYusc0

「先週かけた時は出てくれなかったから…」
「ああーあの時扁桃腺腫れまくってて声出なかったんだよ。今も完治はしてないから、声変だけどごめん」
「全然大丈夫!」
「愛(仮名)は?元気だった?」
「超元気!てか、名前、覚えててくれたの」
「当たり前じゃんw」

ここらへんで私号泣w

「…大丈夫?」
「全っ然大丈夫!…もう一生声聞けないと思ってたから、嬉しすぎて涙腺おかしくなった」
「…」
「むしろ着拒されてるかと思ってた」
「そんなことしないよ。嫌いになったわけじゃないんだし」

更に号泣する私

「子どもたちは元気になった?」
「うん。全体的に元気になった」
「全体的にw今お家?」
「いや、東京」
「は?」

I live in Tokyo.


28: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/01(日) 22:18:07.30 ID:AZxkYusc0

「なんでなんでなんでなんでry」
「落ち着いてw話せば長くなるけど、仕事の関係でちょっと」
「東京のどこ!?」

ヤマトさんの宿泊先は、頑張ればチャリで行ける距離でした。

「…行ったら迷惑?」
「ううん、今日はもう何もないから大丈夫」
「行っても良い?」
「うん」

即行で化粧して着替えて、suicaと財布と携帯だけバッグにぶちこんで
ヤマトさんの元へ向かいます。


29: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/01(日) 22:24:07.92 ID:AZxkYusc0

指定されたビジネスホテルまで向かい、フロントに掛け合うと、
「我如子様から伺っております」といわれたのでお部屋まで行きます。
エレベーターおっせえええええと思いながら階数の表示をにらみ続けること30秒ほど。
やっと開いたと思ったその先に、ヤマトさんは立っていました。
彼は片手をあげて「久しぶり」と。
もー崩れるように抱きつきました。


30: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/01(日) 22:30:41.21 ID:AZxkYusc0

せっかくしてきた化粧も瞬殺するほどの大号泣。
引きずられるようにして部屋まで連れて行かれます。

「お茶飲む?」
「飲む」

インスタントのお茶を入れてくれるヤマトさん。
背を向ける彼に抱きつきました。

「なにw」
「何じゃないよ…何でこっち来るって教えてくれなかったの?」

振り返ったヤマトさんはほほ笑んで私の頭をなでます。
そのままはい、とお茶を渡されたのでベッドに腰掛けてすすりました。
ヤマトさんはベッドの向かいの椅子に座りました。


32: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/01(日) 22:35:18.13 ID:k01aprXhi

期待


34: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/01(日) 22:46:33.21 ID:AZxkYusc0

「会いたくなかった?」
「会いたくなかったら今ここに居ないよ」
「じゃあなんで教えてくれなかったの?」
「そんな都合良い事出来ないでしょ」
「都合?」
「うん。俺の都合でさんざん振り回したのに、たまたまこっちに来たからって、会いたいなんて言えないよ」
「…そう?」
「そう」

ヤマトさんは俯いて「あーー」と割と大きめの声を出しました。

「…だから、びっくりした。嬉しかった、電話。ありがとう」

なんかもう泣き過ぎて頭が痛かったです。


36: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/01(日) 22:55:23.49 ID:AZxkYusc0

「なんでこっち来たの?出張するような仕事じゃないよね?」
「うん。あの仕事、辞めるんだ」
「えっ」
「で、こっちで働く」
「えぇ!?」
「知り合いの紹介なんだけど、今日話聞いてきた」
「みんなでこっち来るの?」
「ううん、俺だけ。出稼ぎ」
「え…だって、せっかくみんなで暮らせるようになったのに…」
「ねー(笑)」

ヤマトさんは視線を合わせずに笑いました。
乾いた笑いってこういうことだなあと思いました。

「いてもいなくても同じって言われた。から、なら少しでも高給で働けるところ探そうと思って。こっちの友達に冗談で仕事紹介してよって言ったらほんとに世話やいてくれて、来た」

ヤマトさんは泣いていました。


38: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/01(日) 23:02:09.58 ID:re72ee8A0

前スレから好きだっただから今喜んでる俺がいる楽しみだ


39: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/01(日) 23:06:46.72 ID:AZxkYusc0

「何で愛が泣くのw」
「ヤマトさんが泣くからでしょー!なんでそんなこというの…」
「いやーでも返す言葉なかったよ。みんなが寝てる間に帰ってきて、みんなが起きる前に出勤して、休みも週一あればいい方だし、どうせ構えないなら為になることしようと思ってさー・・・」

何でもない風に語るヤマトさんを見ているのがつらくて、私は彼を抱き締めました。

「見てないから泣いていいよ」
「…ありがとーでももう泣いてるw」
「もっと激しく泣いていいよ!」
「激しくw引くよ?w」
「引かないよ!」

結局激しくは泣きませんでしたが、彼は数分間無言で私の胸に顔をうずめていました。


41: 名も無き被検体774号+ 投稿日:2013/09/01(日)
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