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八幡「三浦優美子と仲良くなった 続」|エレファント速報:SSまとめブログ

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八幡「三浦優美子と仲良くなった 続」

関連記事:八幡「三浦優美子と仲良くなった?」」
201:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/08(月) 11:08:24.26 ID:/N9sKLlT0

教室 昼休み

八幡(なんで、あーしさんはそんなこと聞いてくんのかね?)

八幡(ほら、A君も向こうで困った顔してるよ?)

八幡(いや、今はA君関係ないけどね?)

三浦「ヒキオ、聞いてる?」


八幡「えっと…なんだっけ?」

三浦「だから、あんた付き合ってる子いないの?」

八幡(うわ、直ですよ…回り道もなにもない…)

いろは「……」

八幡(つーか、いろはすもさっきから、顔がマジで怖いんですけど?)



202:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/08(月) 11:12:36.49 ID:/N9sKLlT0

八幡「いねぇよ…そんなのわかりきってるだろうが」

八幡「なに?俺を落ち込ませてそんなに嬉しい?」

三浦「そうなんだ、へえ~」

いろは「…」ジロ

八幡(あれ~?いろはすがさらに怖い顔になってる気がするぞ?俺、なんて答えればいいの?)


三浦「雪ノ下さんと付き合ってないんだ」

八幡「ああ、当たり前だろ」

三浦「そういえば、番号登録されてなかったし」

八幡「ああ」



203:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/08(月) 11:37:05.45 ID:/N9sKLlT0

三浦「結衣とも?」

八幡「だからなんで、奉仕部メンバーが出て来るんだよ?」

三浦「だって…」

いろは「そうですよ、三浦先輩。先輩があの二人と付き合うわけないですよ~」

いろは「全然釣り合ってないです」

三浦「そう?前、サイゼから3人で出てくる所見たんだけど」

いろは「先輩…ほんとですか?」

八幡「部活帰りに飯食いに行っただけだっての…」



205:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/08(月) 11:46:53.36 ID:/N9sKLlT0

三浦「あんたら、仲良くやってんだ」

いろは「ですよね~最近行けてませんから、そんなことあるなんて知らなかったです」

八幡「あの…いろはさん?言葉がとげとげしいんですが…」

いろは「そうですか~?」

八幡(うわ…久しぶりに見たよ…笑顔でトーン下がるあれ)

三浦「…」

三浦「じゃさ、今日はあーしに付き合うし」

八幡「はあ?そういうのは友達としろよな…」

三浦「は?」



206:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/06/08(月) 11:51:11.72 ID:/N9sKLlT0

八幡(こいつの『は?』てなんでこんなに威力高いんですかね?削られる削られる…)

三浦「あーしらもう友達っしょ?」

八幡「え?そうなの?」

三浦「はあ?友達なんて、連絡先交換したらそうだし…ていうかそうじゃなくてもそうだし」

八幡「雪ノ下さんに聞かせたい言葉ですね」



212: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/08(月) 17:49:03.03 ID:/N9sKLlT0

八幡(なんかやけに簡単に友達になれましたとさ…あーしさん、マジいい人)

八幡(俺じゃなかったらきっと惚れてしまってるな)

いろは「…」

八幡「さっきから、どうしたんだ?いろはす?」

いろは「先輩、若干照れててキモイです」

八幡「鬱病って発生するとキツイらしいよな~」

いろは「あと、なんで『いろはす』なんですか?」

八幡「へ?」

いろは「名前で呼びづらいいからって、いろはすって呼んで、とりあえず呼んだことにしないでください」

八幡(ですよね~バレてますよね~?)

八幡(でも本当に、恥ずかしいんですけどね…いろはって呼び続けるん…)



213: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/08(月) 18:22:24.78 ID:/N9sKLlT0

三浦「そういうわけだから、今日はあーしと帰りな」

八幡「…」

三浦「返事は?」

八幡「選択肢ないですよね」

三浦「奉仕部のあとでいいし」

八幡「いや、それだと待たせるしな…しょうがね」

三浦「え?」

八幡「今日は部活休む。ていうか、元々引退扱いだしな」

三浦「大丈夫なん?」

八幡「図書館で勉強してるみたいなもんだしな、あっち行っても」

三浦「そういう意味じゃないけど、まいいや。そういうことで」

八幡「…わかった」



214: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/08(月) 19:25:08.18 ID:/N9sKLlT0

いろは「先輩、三浦先輩と遊びに行くとか…受験生の発言じゃないです」

いろは「あと全然釣り合ってないです~!」

三浦「最近近くで見ること多いからわかったけど…」

三浦「こいつ意外とイケメンだったりすんだよね」

八幡「あーしさん、ホントどうしたんすか…超怖いっすよ」

三浦「あーしさんやめろ」

いろは「むむむむ…!」

三浦「そういや、いろはも来る?って言いたかったけど、さすがに生徒会の仕事さぼるわけにもね」

いろは「うう~~そうなんですよ~~」



215: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/08(月) 19:46:23.16 ID:/N9sKLlT0

三浦「ま、もうすぐ夏休みだし?遊ぶ機会はあるっしょ」

いろは「じゃあ、海とか行きましょうよ~」

三浦「あ、いいじゃん。この面子で行くの新鮮だし」

八幡「え、俺も行くの?」

三浦「あたりまえだし」

いろは「先輩来ないと意味ないじゃないですか」

八幡「へ?そうか…?しかし、男一人ってのは…」

いろは「じゃあ、葉山先輩でも…」

三浦「駄目」

八幡(うっわ…声低いな…ほんきのあーしさん)



217: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/08(月) 19:57:41.10 ID:/N9sKLlT0

いろは「え…喧嘩でもしたんですか?」

三浦「…」

八幡「いや、いろはも振られてるだろ…いいのかよ?」

いろは「もうさすがに大丈夫ですよ~惹かれてる人別にいますし」

八幡「へ?」

いろは「いえいえ、なんでもないです~~」

八幡「あざといあざとい」

三浦「とにかく、隼人は駄目」

いろは「じゃ、戸部先輩にしましょう」

三浦「じゃ、戸部で」

八幡(え…なに?この戸部の備品的扱い…)

八幡(というか、戸部と三浦といろはすと俺で海行くの?)

八幡(なんてメンバーだよ…断れないだろうし…)



242: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 12:49:05.73 ID:7ciKM5jD0

放課後

プルルルルル カチャ


結衣『あ、ヒッキー?』


八幡「ああ俺。すまんけど、今日は部活やめとくわ」


結衣『え、そうなんだ。用事でもあるの?』


八幡「まあな」

結衣『わかった。ゆきのんにも言っておくね』

八幡「よろしく」ピ



243: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 12:50:31.60 ID:7ciKM5jD0

三浦「結衣に電話してたん?」

八幡「ああ、休むってこと伝えとくってよ」

三浦「んじゃ、行こ」


スタスタ


八幡「そういや、どこに行くんだ?」

三浦「ご飯でも食べよ、まずは」

八幡「サイゼか?」

三浦「あんたの選択肢それだけ?」



244: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 12:58:50.55 ID:7ciKM5jD0

八幡「じゃあ…」

八幡「牛丼屋…」

三浦「しね」

八幡「じゃあ…雪ノ下らと行ってた所でもいいのか?」

三浦「結衣達とサイゼ以外も行ってんの?」

八幡「そりゃ、サイゼばっかりじゃねぇよ…」

三浦「何処よ?」

八幡「帝国屋だな」

三浦「あんたにしては洒落てんじゃん。そこでいいよ」

八幡(サイゼはあーしさん的にはないのかね、折本も笑ってたしなぁ昔…)



245: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 13:00:17.92 ID:7ciKM5jD0

帝国屋

三浦「ああここね」

八幡「なんだよ…?」

三浦「雪ノ下さんの趣味っぽいって思っただけ。こういう落ち着いた雰囲気好きそう」


八幡「ま、読書とかしやすいし、一人で時間潰せるしな。コーヒーもうまいし」

三浦「あんたスタバ派じゃないん?」



246: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 13:01:55.53 ID:7ciKM5jD0

八幡「さあな」

三浦「ていうか、シロップ入れ過ぎでしょ…なにそれ…」

八幡「これはまだブラックだろ」

三浦「色がまだ黒いだけだし、もうカフェオレだし」

八幡「そうなるか」

三浦「女とここに来てそんなことするかぁ?普通…」

八幡「いや…ここ見栄張ってもな…」

三浦「あんたそういう奴だったね」



247: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 13:08:54.16 ID:7ciKM5jD0

八幡「最近はさらに甘党になってる気がする」

三浦「は?なんで?」

八幡「人生がさらに苦くなってるからだな…」

三浦「キモイ、死ね」

八幡「ほんとひどいっすね、あーしさん」

三浦「こんな馬鹿に、救われたとか思うと情けないしホント…」

八幡(心なしか笑ってる気がしますねあーしさん)

八幡「救ったてのは…」

三浦「そこ掘り返す?あんたの感情的発言も全部言うけど?」

八幡「やめときましょうか」



248: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 13:15:12.31 ID:7ciKM5jD0

ズズー

三浦「あ、ちょっと高いやつだと味が違うね」

八幡「ここサンドイッチもうまいよな。スタバのも好きだが、個人的には」

三浦「いいよね、スタバのも」

八幡「三浦はもっと味に対して厳しいイメージだけどな」

三浦「は?高校生の味覚なんてそんなもんっしょ」

八幡「そんなもんか」

三浦「店に行き慣れてるって言っても、高い店には行けないし」

八幡「まあ、寿司って言ったら回転ずしだしな、俺なんて」

三浦「いやいや、そんなの大抵はそうだし」



249: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 13:22:48.89 ID:7ciKM5jD0

三浦「あ、それとさヒキオ」

八幡「なんだよ?」

三浦「音ゲーだけど…」

八幡「それがどうしたんだよ」

三浦「ほら、点数」

八幡「ん?て…うおっ!満点じゃねぇか…!うそだろ?」

三浦「すごいっしょ?まあ、曲がまだ簡単なやつだけどね」

八幡「いや…満点なんて、動画とかでもあんま見ないぞ」



250: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 13:30:04.87 ID:7ciKM5jD0

三浦「でも、動画の人で片手で満点とった人とかいるし」

八幡「それはもはや人間じゃねぇな…」


三浦「…」

三浦「ヒキオさ」

八幡「ん?」

三浦「さっき救われたって言ったけど…」

八幡「あれ?その話蒸し返すんですか?」

三浦「本当は去年から、度々あんたには救われてるんだよね」

八幡「…」

三浦「この前のお礼なんかじゃ効かないくらいにさ」



251: ◆KkwE6yJXmI:2015/06/09(火) 13:40:21.64 ID:7ciKM5jD0

八幡「気にすんなっていうか…別に礼言われることしてないしな」

八幡「部活の依頼だったこともあるし」

三浦「ヒキオだったら、そう言うと思ったけど」

三浦「修学旅行の件はやっぱりありがたかったよ」

八幡「そうか?」

三浦「うん」

三浦「ま、あーしら今は離れてるからどうってのもあんだけど」

八幡「由比ヶ浜とも疎遠なのかよ?」

三浦「結衣か~そんなことないけど、ちょっとね…」