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オリンパス、5軸手ブレ補正のエントリー機 OM-D E-M10 Mark IIを発表。操作性やEVF性能を強化 - Engadget Japanese

オリンパスは、5軸手ブレ補正搭載のミラーレスカメラ OM-D E-M10 Mark IIを発表しました。

オリンパス製ミラーレスカメラのうち、EVF付きのOM-Dシリーズでエントリークラスにあたる製品。2014年2月に発売したOM-D E-M10の後継機種です。

5軸手ブレ補正は、水平・垂直方向へ並行して起こるシフトぶれ、左右へ傾く回転ぶれ、前後に傾く角度ぶれをリアルタイムに補正できる機構。本機種ではボディ内に手ブレ補正機構を搭載することから、EVF内のファインダー像も安定します。5軸手ブレ補正の搭載は、今年2月に発売した上位機種 OM-D E-M5 Mark IIに続いて2機種目。

オリンパスOM-D E-M10 Mark II 5軸手ブレ補正搭載のEVF付きエントリーミラーレス

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8 枚



手ブレ補正の効き具合は、OM-D E-M10の3.5段分から4段分に向上。OM-D E-M5 Mark IIは5段分と差がついていますが、いずれも手ブレ補正効果の評価時に用いたレンズが異なるので、あくまでも参考値として見ておくべきでしょう。

主なスペックは旧機種を踏襲。有効1605万画素の4/3型Live MOSセンサー、チルト式3型液晶モニター、画像処理エンジンTruePic VIIなどを搭載。最高感度はISO25600。最高シャッター速度は1/4000秒から変化はありませんが、連写が8コマ/秒から8.5コマ/秒に高速化しています。

機能面では30pのフルHD動画記録機能やタッチAFシャッター、アートフィルター、ライブコンポジット、内蔵Wifi、スマートフォンアプリ連携などを引き継ぎました。

主な新機能としては、EVFを覗きながら液晶モニターをタッチ操作してAFエリアを移動できるAFターゲットパッドに加え、シャッター音やボタン操作に伴う電子音を一切無効にする静音モードを追加しています。

EVFは旧機種の約144万ドット液晶から約236万ドットのOLEDに変更され、視認性が向上しました。

外観上の主な変更点は、モードダイヤルと電源レバーの位置。旧機種で左肩に合ったモードダイヤルは右肩へ移動し、代わりに背面にあった電源レバーが左肩へ移動しました。また、特定の機能を割り当てられるファンクションボタン(Fnボタン)が2つから3つに増加しています。

外形寸法は119.5×83.1×46.7mm、撮影時重量は約390g。サイズが旧機種から微増した一方、重量は微減しています。なお対応電池は旧機種から変更されています。本体カラーはブラックとシルバー。

発売日は9月4日。直販価格は、ボディのみが8万7480円、標準ズームレンズキットが10万3680円、ダブルズームレンズキットが11万9880円。

手ブレ補正やファインダーの強化をメインとした1年半振りのモデルチェンジです。基本的なスペックはほとんど同じですが、上位機種に搭載された強力な手ブレ補正機構を取り込み、さらにボタンレイアウトも変わったことから、体感上の使用感はかなり違うはずです。

EVFを覗きながら液晶をタッチ操作するAFターゲットパッドは、同等の機能が他社製品にも既に搭載されていますが、ファインダーから目を離さずに被写体を狙える操作感は意外と快適です。文章だけではピンと来ないと思うので、是非一度試してみてください。

旧機種と比べてハードウェア面での派手な変更はないものの、手ブレ補正の強化とEVFの刷新、ボタンレイアウトの見直し、操作性の向上など、カメラとしての使いやすさに振ったモデルチェンジとなっています。
オリンパス、5軸手ブレ補正のエントリー機 OM-D E-M10 Mark IIを発表。操作性やEVF性能を強化

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