文部科学省などが高校の「保健体育」授業で使う副教材に記載した”妊娠確率”
が、誤りであったことがわかりました。
画像:【妊娠】
https://www.flickr.com/photos/newlifehotels/3492728122/
副教材『健康な生活を送るために』では、
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/08111805.htm
女性の妊娠確率のピークは22才で30才になるとピーク時の6割ほどになるというグラフを、引用元
の情報と共に記載。
画像:【文科省発表の妊娠確率データ】
しかし、引用元された論文のグラフを実際に見てみると、副教材のものとは相当異なることが判明。
画像:【アメリカの論文中で引用された妊娠確率データ】
22才と25才では妊娠確率がほとんど変わらず、30才でもピーク時の8割以上の妊娠確率をキープ
しており、さらに加齢と共に性行為回数が低くなることとの相関関係も省かれていました。
ネット上などでは現役の医師や国立大学の教授などからも疑問の声が高まり、文科省と内閣府の担
当者は騒動を受けて、誤りを認めた上、文科省は
「副教材のグラフは内閣府から受けたものです」
内閣府は
「内閣府で論文のグラフをもとに作り直した結果、数値を誤った」
などと、それぞれ釈明しています。
副教材はすでに約130万部が印刷され、配布が始まっていますが、文科省は各校に誤りを通知し、
訂正した別紙を送付することなどで対応する予定としています。
今回の件に【ネットの声】は・・
- えっ!グラフは引用じゃなかったの?
- 引用元のグラフにみせかけて「改ざんグラフ」とはなぁ
- 五輪エンブレムといい、どうなってんだよこの国・・
- 意図的にやったものは「誤り」とは言いません
- 偽装国家
- 政府がこれじゃずさんすぎるだろ
- お粗末やな
- 少子化対策とはいえ、嘘はイカンでしょ
- デマ拡散しといてこれで済むの?
- 権力のあるものは責任を取らない国だから
などがあるようです。
<追記>
グラフの資料は元日本産科婦人科学会理事長で内閣府の結婚・子育て支援検討会の吉村泰典
氏が、内閣府を通じて、文科省に提出したとのこと。
吉村氏は
「誰が作製したのか分からないが、産婦人科では長年広く使われてきたグラフだったので誤りに気づかなかった。確かに誤りがあり遺憾だ」
と説明しています。
腑に落ちませんね・・
副教材に引用されていた妊娠確率を表すグラフは引用元のグラフとは異なる改ざんが疑われるもの
でしたし、具体的に何が間違っていたのかハッキリしません。
政府は国民や女性をバカにしているのでしょうか・・
これでは”捏造・改ざん”との声に真っ向から回答したことになりません。
誰が捏造したのかはっきりさせてほしいです。