【艦これ】天龍「夏だなー」木曾「ああ」
~軽巡寮・球磨型の部屋~
ミーンミーン...
天龍「……」
木曾「……」
天龍「……」
木曾「……」
天龍「…暑い」
木曾「…ああ」
天龍「……」
木曾「……」
天龍「……」
木曾「……」
天龍「なあ」
木曾「…ん?」
天龍「何で俺らんとこだけエアコンついてないんだ?」
木曾「さあな…」
天龍「…はぁ」
木曾「…なんかテンション低いな?」
天龍「…おう…」
木曾「どうしたんだよ」
天龍「…疲れた」
木曾「何が?」
天龍「ガキの相手」
木曾(せめて『駆逐艦』って言えよ)
木曾「お前もノリノリでやってたんじゃないのか?」
天龍「…最初はな」
木曾「?」
天龍「…でももう無理」
木曾「…メンタル弱いな」
天龍「仕方ねぇだろ…暑いし」
木曾「そうだな」
天龍「大体よく考えてもみろ…」
天龍「いつも見てる海だぞ?」
木曾「…一理ある」
天龍「そんなに楽しいか?」
木曾「……」
天龍「俺間違ってないよな?」
木曾「お前って奴は……」
木曾「ほら、海の方が涼しいだろ」
天龍「…まぁ、な」
木曾「こんなエアコンも付かない部屋で俺と二人でいるより、皆で遊んだほうが楽しいんじゃねぇか?」
天龍「……」
木曾「……」
天龍「…いや、そんなことはねぇぞ」
木曾「そうかよ…」
ミーンミーン.....ジジジ
天龍「っあー……」
木曾「……」
天龍「…暑い……」
木曾「…あぁ…」
天龍「……」ススッ
木曾「…おい」
天龍「あ?」
木曾「扇風機遮るな」
天龍「……チッ…」
ミーンミンミン...ジジ.....
天龍「……」
木曾「……」
天龍「…もう扇風機一台じゃキツいな…」
木曾「…あぁ…」
天龍「……」
木曾「…涼みに、行くか…」
天龍「…それがいい」
~鎮守府・提督執務室~
木曾「…なんでここなんだ?」
天龍「ここが一番涼しいからに決まってんだろ!」
木曾「まあ…そうだけどさ」
天龍「うし、入るぜ」ガチャッ
木曾「……」
霧島「…なんで貴女達がここに」
天龍「あれ、提督は?」
霧島「ログアウト中です」
木曾「霧島こそ、なんで執務室に?」
霧島「私は秘書艦ですから」
木曾「そうか…大変だな」
霧島「まあ、仕事ですから」
天龍「なぁ、ちょっとここで涼んでってもいいか?」
霧島「何事かと思えば、それが目的でしたか…」
霧島「…私の仕事の邪魔をしないのであれば、構いませんが」
天龍「おう!サンキューな!」
木曾「…なんか、悪いな」
霧島「提督もいませんし、別にいいでしょう」
...ィイン....
天龍「涼しい!」
天龍「そんでもってこのソファ!」
天龍「こりゃココで寝たら気持ちいいだろうな」
木曾「…うるさいよお前」
天龍「あー…もう動きたくねぇ」グデーン
木曾「…そこで寝るなよ」
天龍「わかってる……」
天龍「なぁなぁ」
木曾「うん?」
天龍「俺さ、ここんとこずっと暑いからよー…」
木曾「うん」
天龍「微妙に眠れてねぇっつーか…」
木曾「うん」
天龍「だからちょっとヤバいわ……」
木曾「そーかよ」
天龍「なぁ木曾」
木曾「どうした」
天龍「頭の高さが合わねぇ」
木曾「…俺にどうしろと」
天龍「膝貸せ」
木曾「断る」
天龍「冷たいヤツだなー」
木曾「アホか」
天龍「このまま寝たらソファによだれが垂れて怒られるかもしんないだろ!」プンスカ!
木曾「きったねーな、だったら寝るなよ」
天龍「なぁ頼むよ」
木曾「断る」
天龍「なぁってば」
木曾「…必死だな、ったく」スッ
天龍「おぉ、デレた」
木曾「はいはいどうぞ」
天龍「これこれ、こういう(高さ)の欲しかったんだよ!」
木曾「うるさいから寝てくれ」
◇ ◇ ◇
木曾「やっと静かになったか」
天龍「スピー…」
木曾「…ったく、面倒臭い奴だよ」
天龍「くかー」
木曾「……」
木曾「マント、掛けといてやるか…」ファサ
霧島「…」ジトーッ
木曾「はっ?!」
霧島「…どうぞ、続けて下さい」
木曾「あ、ハイ、」
霧島「大丈夫です、言いふらしたりはしませんから」
木曾「ハイ」
霧島「良ければ出ていきますので」
木曾「いや、…それは逆に困る」
霧島「霧島、了解しました」
木曾「…なんなんだこの人…」ボソ
霧島「なにか?」
木曾「いや、何でもない…」
◇ ◇ ◇
木曾「…おい、天龍?」
天龍「…んぁ…?なんだよ……」ゴシゴシ
木曾「そろそろ起きろ、もう夕方だ」
天龍「まじか…結構寝たなぁー…」
木曾「さ、重いから早くどけ」
天龍「断る」
木曾「おい」
天龍「はっはっは、動けまい」
木曾「バカかお前は、いい加減にしろ」
天龍「うぐ…だが退かない!」
木曾「」イラッ
天龍「…アレ?」
木曾「……」スッ
天龍「のわぁっ?!?」ゴチーン
天龍「おまっ、急に立ち上がんなよ!?」イテー
天龍「…よくもやってくれたなおい…」タンコブプクー
木曾「言うことを聞かないお前が悪い」
天龍「久々にキレたぜ…後で演習場に来い」バチバチ...
木曾「…上等だ…返り討ちにしてやるよ…!」バチバチ...
霧島(まったくあの二人…仲が良いんだか悪いんだか…)フゥ
霧島「………」
霧島(…って、私の存在感、低すぎ…?)
◇ ◇ ◇
~鎮守府・食堂~
天龍「ちっくしょー…」ボロッ
龍田「…それで、また負けちゃったの~?」
天龍「……」プイ
龍田「…ほら、いつまでも不貞腐れてないで、食べましょ?」
龍田「それとも…私にあ~んってして欲しいのかしら~?」
天龍「……」スッ モグモグ
龍田「……」
天龍「大体よ、ちっとは手加減しろっての!」
球磨「お、負け惜しみクマ?」mgmg
天龍「まあ海の上はともかく、陸なら俺にも勝機があったかもな」
球磨「嘘つけクマ。組手でも剣道でも木曾に勝ったことないクマ」mgmg
天龍「うぐ」
木曾「俺が訓練つけてやろうか?」ケラケラ
龍田「それもいいかもしれないわね~?」
天龍「うぐぐぐぐぐ…!」
~鎮守府・大浴場~
カポーン...
木曾「ふう……」
天龍「あー……」
木曾「……」
天龍「……」
木曾「……」
天龍「…えいっ」バシャ
木曾「急にどうした」
天龍「ささやかな嫌がらせ」
木曾「やめろ」
天龍「……」
木曾「……」
天龍「…なあ」
木曾「…ん?」
天龍「さっきの話だけどさ」
木曾「?」
天龍「さっきの、お前が訓練見てくれるっつー話」
木曾「…それがどうかしたのか?」
天龍「…それもいいかもしんねえな、って」
木曾「…いいけどよ」
天龍「……」
木曾「…お前の方が先輩だろ?」
天龍「…そりゃ、まあ」
木曾「っていうか俺、お前に教えてもらってた立場なんだけど」
天龍「……覚えてるぜ、うん」
木曾「……」
天龍「……」
木曾「…いい…んですか?」
天龍「(敬語…だと…?)」オドロキ
天龍「今更先輩も後輩もないだろ…」
木曾「…そうだな」
天龍「だから、頼む」
木曾「……教えるのは得意じゃねぇぞ」
天龍「…安心しろ、ちゃんとついていくさ」
木曾「……はぁ」
天龍「……」
木曾「…わかったよ」
天龍「…っしゃ!ありがとな!」
木曾「他ならぬ先輩の頼みですから」
天龍「おいその先輩ってのやめろ、なんか気持ち悪い」
木曾「これから先輩呼びに戻してやろうか?」
天龍「だああああやめろ!!」
木曾「ははっ、しっかし懐かしいな」
天龍「お前、最初俺の舎弟だった
コメント一覧
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- 2015年08月30日 22:20
- この後助けてもらった少女と濃厚なゆりゆりしい展開に
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- 2015年08月30日 22:46
- 何となく歯痒い感じがして素直にキマシタワーと言えない
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- 2015年08月30日 22:52
- そして先日のお礼に一緒に遊びに行くことになった天龍にこっそりついてった木曾が2人の楽しげな様子を見てなんかよくわからないけどイライラするんですね(逆でも可)
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- 2015年08月30日 23:01
- ふふ怖
-
- 2015年08月30日 23:20
- わっつ
-
- 2015年08月30日 23:22
- つまんな
-
- 2015年08月31日 00:02
- 百合は映像ありきだなって‥
文章だと何も面白さが伝わらないね
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