転載元:地球の守り方 (オリジナル百合)

1: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 21:21:46.94 ID:eEhKDdlx0

百合 エロ
なんでもこい人向け
短い
ヒーロー系


とある研究室


博士「できたぞ! これで奴らに勝てる!」

熟女レッド「これで私たちもう戦わなくて済むんですね」

熟女グリーン「最近四十肩がひどくてねえ」

熟女イエロー「あら、でも慶子さんもうすぐ60でしょ? じゃあ五十肩だわ」

熟女グリーン「正代さん、年齢を口にするのは失礼じゃないのかい。あんただって、もう50だろ?」

熟女レッド「まあまあ」

熟女グリーン「千鶴さんはまだ30代だものねえ、閉経だってまだ迎えてないでしょう。大変なことで」

熟女イエロー「そろそろ更年期に差し掛かる頃かしら」

熟女レッド「い、いえ私も最近腰痛がひどくて……」

博士「ええーい! お前ら! 時給1,500円もやっとるのに少しは大人しくせんかい!」

熟女イエロー「博士、そろそろ子どもお稽古の時間だから帰っていいかしら」

博士「ダメじゃ!」

熟女イエロー「ピアノのレッスンに遅れると、他の子達から引き離されてしまうのよ。そうなったら、博士責任とって頂ける?」

博士「こ、これから新たにブラックとホワイトを見つけにいくのじゃ! そやつらの雇用に成功したら、お主らは晴れて引退できる」

熟女レッド「え……クビってことですか」

博士「うむ」

熟女レッド「こ、困ります……。うちは生活がかかってるんです」

博士「し、しかし世間一般のエイリアン退治の重要は徐々に若い者に移行しつつある……30代以上のヒロインは経験豊富ではあるが……体力がない」

熟女レッド「そ、それは……」

博士「最近のお主らの戦闘時間を知っておるか? 徐々に長引いておる。その分だけ、街や人に被害が出てしまうんじゃ」

ぴこーん!
ぴこーん!








ディーラー「納車だよ。保護シートとるからね」 アルト「えっ」
【マジキチ注意】女「すいません…」モジモジ 膣内洗浄師俺「なんだ股患者か」
男「よりによって最後の村に生まれてしまった」
医者「こりゃアレだね、一日30回くらいはオーガズム感じちゃう奇病だね」 俺「うわーん…やったぜ!!」
【胸糞注意】女「痴漢です!」 男「えっ」 私服警察「えっ」

2: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 21:31:40.71 ID:eEhKDdlx0

博士「奴らじゃ! エイリアンじゃ!」

熟女イエロー「すいません。今日は先に上がらせてくださる?」

タタタタッ

博士「こ、これ!」

熟女グリーン「お孫さんと暮らされている所は大変だねえ」

熟女レッド「は、博士どうしましょうか」

博士「エイリアンの出現地域にブラックとなり得る存在がいる!」

熟女レッド「本当ですか」

博士「この黒いブレスレットを装着させれば、平和を愛する心と共鳴して変身するはずじゃ!」

熟女グリーン「でも、もし間違った場合はブルーの時のように……」

博士「そうじゃ。近い存在だとしても、間違った場合は命を落とす危険がある」

熟女レッド「……ブルー」

熟女グリーン「でもぐずぐずしてもいられないよおだ」

博士「すでに負傷者が出ている。現場に急行してくれ」

熟女レッド「……はい」




3: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 21:39:41.71 ID:eEhKDdlx0

街中


エイリアン「我ガ花嫁ハ……」

グシャアッ

男「ぐあああ?!」

プシュー!

エイリアン「生臭イ人間ノ匂イ」

ガタタッ

少女「……ひいッ」

エイリアン「……コイツモ違ウ」

グイッ

少女「いやッ離して! はなし」

ブヂイイイッ
プシャー!

少女「……」

ゴロンッ

エイリアン「ドコダ……アノ中カ」

ガシッ
ギギギギッ
バキンッ


「入ってきたぞおおお!」

「だじゅげてえええ!」

「じょわあああ!」

「黒川さん……」

「白鳥逃げるよ!」


エイリアン「タクサンイル」




4: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 21:45:20.80 ID:eEhKDdlx0

エイリアン「……」クンクン


キャー!
イヤアア!


エイリアン「イル! 我ガ花嫁!」

ドドドドッ

エイリアン「キタヨッ! キタヨッ! ムカエニキタヨッ! ウジュラララッ!」

ドドドドドッ

黒川「あ、あいつ……こっちに向かってくる!?」

白鳥「いやッ……」

タタタッ
ゴツッ

白鳥「きゃあッ?!」

ドテッ

黒川「白鳥! 立てる?!」

白鳥「足挫いたみたいッ……いッ」

エイリアン「ウジュララララッ!!」

白鳥「いやァッ……」

黒川「しっかりしてッ……しらと」

ズシャッ

黒川「……ッ」

エイリアン「キタヨッ……キタヨッ……ムカエニキタヨッ」




5: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 21:52:20.35 ID:eEhKDdlx0

黒川「何言ってるの……」

白鳥「黒川さん逃げてッ」

黒川「ばッ……あんた置いていけるわけ……」チラ

エイリアン「……」プシュー

黒川「……ッ」ビク

エイリアン「ドッチ……ドッチ……ドッチ」チラチラチラ

黒川(だ、誰か……)

エイリアン「……ヌイダラワカル?」

ブンッ
ビリビリッ

黒川「いやああ?!」

ドサッ

黒川(服がッ……)

エイリアン「ナメタラワカル?」

ペロペロペロ

黒川「いやッ……ひいッ」

白鳥「や、やめッ……」

エイリアン(チガウ……)






6: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 21:56:35.51 ID:eEhKDdlx0

黒川「……ッこの」

ブンッ
パチンッ

エイリアン「ナグル? コワイ」

黒川「離せええこのやろ!」

ブンッ
バチンッ

エイリアン「……」

ギュウッ

黒川「うぐうッ」

ポイッ

黒川「ひゃあ!?」

ズドシャアアアッ

黒川「うッ……」

白鳥「黒川さん!!!」

タタタッ

白鳥「黒川さん! 黒川さん!」

ガシッ

エイリアン「……我ガ花嫁……マチガイナイ」

白鳥「黒川さんッ……きゃあッ助けて! 黒川さん!」

黒川「……ッ」






7: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 22:04:06.50 ID:eEhKDdlx0

黒川(なにこれ……なんかぬるぬるして)

ピチャ

黒川(血だこれ……暖かい)

ヌル

黒川(目の前が回ってる……)

白鳥「やめてッやめてッ……」

エイリアン「我ガ子孫繁栄ノタメニ……」

ニュルッ

白鳥「ひいッ」

黒川(なに……細長いものが巻き付いていく……)

白鳥「……ッ」ビクビク

黒川(……太ももに巻き付いて……なんとかしないと)

黒川(立てない……立てない)

白鳥「アッ……ッ」

エイリアン「キレイニスル……キレイニ」

白鳥「ぁ……ッ」ビクン




8: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 22:10:12.25 ID:eEhKDdlx0

エイリアン「……ヌレテナイ……」

ペロペロ

白鳥「……ッぁ……イぁッ」ブル

プシャアアッ

白鳥「みない……で……え」

ピチャピチャ

エイリアン「……デタ」

ペロペロ

白鳥「……ああ」

黒川「やめ……ッなよね」

ガクガク
ガシッ

エイリアン「ン……?」

黒川「離せ……って言ってるの」

黒川(腕を伸ばすくらいしかできない……)

エイリアン「……」

スッ
グシャッ

黒川「うぶッ……」

ぐりぐり

黒川(つぶれ……ッぁ)

白鳥「ひッ……ぅぁッ……くッ」

エイリアン「ナカナイデ?」

黒川「……しら……とりから……」




9: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 22:16:59.78 ID:eEhKDdlx0

黒川(……だめだ……意識が……まって、まだ)ガクッ

白鳥「……ッう」

バアアン!

エイリアン「ナニ!」

熟女レッド「その子を離してください!」

熟女グリーン「大人しくしなあ」

エイリアン「マタオマエタチカ……」

熟女レッド「グリーン、私が攻撃します! その間に人質を!」

熟女グリーン「任せたよおッ」

熟女レッド「……ッ」

ガシャコンッ

熟女レッド「照準合わせよし! 発射!」

キュイーン!
ジュワアアッ

エイリアン「ヌグワアアアッ! ウジュララララッ!?」




10: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 22:23:10.26 ID:eEhKDdlx0

熟女レッド「……いつもより出力が落ちてる」

熟女グリーン「右手ががら空きさねえ!」

スパンッ
ザシュッ
ブシュウッ

エイリアン「イダア……ッ」

ボトッ

白鳥「あぐッ……」

熟女グリーン「いただきだよッ」

黒川「うッ……」

白鳥「……だれ?」ガクッ

熟女レッド「さすが最速の熟女……」

熟女グリーン「レッド何をぐずぐずしてるんだい。二人は助けたんだ。早く、高エネルギー砲を撃たないかい」

熟女レッド「そ、それがパワーが全然足りないの」

熟女グリーン「だんなとは週3回はやってんだろう?」

熟女レッド「え、ええ……」

熟女グリーン「キス……キスはしてるのかい」

熟女レッド「し、してません……」

熟女グリーン「なんてことだいッ!?」

熟女レッド「恥ずかしくてッ……この歳で、キスをねだるなんて……できません」






11: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 22:28:59.46 ID:eEhKDdlx0

熟女グリーン「マニュアルに書いてあっただろう! なんで、マニュアル通りにしないんだい!」

熟女レッド「あ、あんなの……人権侵害ですッ」

『お前たち! 言い争っている場合か!』

グリーン・レッド「博士ッ」

『早くそいつを倒せ! エネルギー密度が高まっておる!』

熟女レッド「でも……あ」

ピコンピコンッ

熟女レッド(黒のブレスレットが共鳴してる)

熟女グリーン「そいつじゃないかい?」

黒川「……ッ」

熟女レッド「でも、成功したらこの子はブラックとしてあいつと戦えますが、こんなに瀕死の状態では……もし間違っていたら確実に拒否反応を起こして死んでしまいます」

熟女グリーン「だが、このままじゃあたしたちも一緒に死んじまうよ」




12: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 22:38:52.76 ID:eEhKDdlx0

熟女レッド「……娘と同じくらいの子に、死ねなんて言えません……」

熟女グリーン「これは頼むもんじゃないよレッド」

熟女レッド「……ッ」

熟女グリーン「自分でやるもんだ」

黒川「それッ……」

熟女レッド「……あ、だ、大丈夫?」

黒川「それつけたらあいつやっつけれますか……」

熟女グリーン「そうだよ。あんたならできるよ」

黒川「……貸して、貸してください」

熟女レッド「……でも」

熟女グリーン「こいつを使いたきゃ、一人で立ちな」

黒川「うッ……」ふら

熟女レッド「あ……」オロオロ

熟女グリーン「一人の女の子がヒーローになる瞬間だ。レッド、しっかり立ち合いな」

熟女レッド「は、はい」

黒川「……白鳥……」

白鳥「……」

黒川「よくも……白鳥をおおお!!」

熟女グリーン「立ち上がったね。さあ! これを右手にはめて、頭に浮かんだ言葉を叫びな!」

チャキッ

黒川「ブラックレボリューション!」

パアアアアッ!

エイリアン「ナアニ……?」






13: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 22:47:01.22 ID:eEhKDdlx0

『十代のヒーローが誕生した……』

黒川「なにこれ、傷の痛みが……消えていく……痛くない。力が溢れてくる。なんでも、壊せそう……な気がする」

シュッ
シュッ

熟女レッド「今日からあなたはブラックです。この地球を守るためのヒロイン……いいえ、ヒーローです」

ブラック「私が……ヒーロー」

熟女グリーン「ほれ、お姫様が起きる前に悪い奴を退治しておやりよ」

スッ

ブラック「これは?」

熟女グリーン「あんたの戦闘服だ」

ブラック「……あ、いりません」

熟女グリーン「社内ルールだッ。新人が生意気言うんじゃないよ」

ブラック「え、ええッ……こ、こんなミニスカセクハラじゃないですかッ」

熟女グリーン「これがええんや」

ブラック「あ、後ではきます」

熟女レッド「そんなことより、これを」

スッ

熟女レッド「あなたの力をこの中に溜めて、強力な高密度のエネルギー砲が撃てます」

ブラック「……」

ガシャコンッ

エイリアン「モウイイ?」

ブラック「おう、さっきはよくやってくれたな……お返しだ」

ガシャコンッ
ガシャコンッ
ガシャコンッ

熟女レッド「若い……」




14: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 22:53:39.96 ID:eEhKDdlx0

ブラック「……力を込める」

キュイイイイイイイッ

ブラック「……いっけええええ!」

カチンッ
シュンッ

エイリアン「……ウア?」

ジュッ
ドウウウウンン!!

エイリアン「……ウガアアア!?!? 再生ガ間ニアワナイ!?」

ブラック「ぬおおおおりゃああ!」

熟女グリーン「……若い子は違うねえ」

熟女レッド「そうですね」

エイリアン「……コワイ……テッタイ……」

シュンッ
ドオオオンッ

ブラック「……はあッ、はあッ……やった?!」

熟女レッド「いいえ、星に帰っただけのようです……」

ブラック「な、なんだ……うわッ」フラ

どさッ

ブラック「立てない……」

熟女グリーン「燃料切れだね……力を補充しないと」

ブラック「補充……?」

熟女グリーン「補充の仕方はまた、後で伝えるよ。その子に手伝ってもらうといい」

ブラック「え……」

白鳥「……ッすー」

ブラック(……あ、寝た)




15: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 22:59:15.10 ID:eEhKDdlx0

ブラック「……あッ」クラ

バタンッ

ブラック「すー……」

熟女レッド「安心して眠ってしまったようですね」

熟女グリーン「……後任も決まったし、私らも引退かね」

熟女レッド「……」

『千鶴さんや、その件だが……もし、千鶴さんが良いなら彼らのアシスタントとして事務に回って頂く方向でどうじゃろうか』

熟女レッド「ほ、ほんとですか」

熟女グリーン「私は、ごめんだよ」

『給料は少し下がるんじゃが……』

熟女レッド「かまいませんッ」

熟女グリーン「博士」

『なんじゃ』

熟女グリーン「制服、ロッカーに置いておくから」

『うむ』

熟女グリーン「私も旦那の親の介護が忙しくてね……ここいらでお暇させていただくわあ」

熟女レッド「グリーン……気を付けて」






16: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 23:04:15.01 ID:eEhKDdlx0

慶子「そんじゃあね」

千鶴「……ぐり……慶子さん」

黒川「ふにゃあ……」

白鳥「……うんん」

千鶴「……どうやって送り届けたらいいのかしら……」


次の日――


研究所

黒川「え、えっと今日からこちらでアルバイトをさせて頂く……」

博士「バイトじゃバイトであっとる」

黒川「黒川ですッ。よろしくお願いします」

千鶴「よろしくね。博士、正代さんは?」

博士「正代は昨日電話で忙しくなったからと自主退職しよったわい……」

黒川(移り変わりが激しいのかな……危険なバイトだしな……命がけだよね……あれ、これやばい仕事だよね……大丈夫か私)




17: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 23:10:03.77 ID:eEhKDdlx0

博士「調子はどうじゃ」

黒川「今朝、もう起きれないかと思うくらい倦怠感が……今も、立ってるのがやっとの状態で……」

博士「君はまだ高校一年生だったな」

黒川「はい」

博士「では、一般的な性知識は持っていると思うが、君の体力は今0の状態に近い。そして、それは食事や睡眠で回復するが効率が悪い。なので、このマニュアルを読んで最も効率良く体力を回復して欲しい」

ぱさッ

黒川「……?」

ぺらぺら

黒川「性交渉……あ……ぇ……そ……れ」カアアア

博士「……誰もかまわん。特に愛する者とが一番回復が早い」

千鶴「……べ、別にね。絶対しなくてはいけないわけでは」

博士「何をいっとるんだ! いつ奴が来るかわからんのだぞ!」

千鶴「は、はあ」

博士「まあ、今日は挨拶くらいにして……施設の中を見て回ってもかまわんし……」

黒川「あ、ぶ、部活あるんで……今日は帰ります」

博士「そうかそうか。本分を忘れずに励んでくれたまえ」




18: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 23:24:08.59 ID:eEhKDdlx0

学校

グラウンド


黒川「……す、すいません。ちょっと今日は先に上がります」

先輩「ランニング中にぶっ倒れるんだからびっくりしたわ」

黒川「先に保健室行ってきます……」

タタタッ

先輩「歩いていけって」

黒川「あ、はいッ」



保健室


ガラ

黒川「失礼します」

シーン

黒川「誰もいない……」

「うんん……」

黒川「……?」

白鳥「……黒川さん」

黒川「白鳥、今日来てたんだ」

白鳥「途中から来たの……部活も出たんだけど気分悪くて早退してきた……黒川さんは?」

黒川「それが、ランニング中にこけちゃって……どんくさいよね」

白鳥「ベッド一つしかないから……私出るね」

黒川「あ、いいって。もう帰ろうと思ってたし……」

白鳥「うんん。少し休んでいって」




19: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 23:28:27.21 ID:eEhKDdlx0

黒川「じゃあ、一緒に休もうか」

白鳥「うん」

黒川「……」

ゴソゴソ

黒川「あったかあ……」

白鳥「温めておいたから」

黒川「ありがと」

白鳥「……」

黒川「あのさ……昨日の」

白鳥「……忘れて」

黒川「え」

白鳥「私……お……」

黒川「?」

白鳥「おもらししてしまった……」

黒川「……あ」

白鳥「思い出さないで!」




20: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 23:47:04.06 ID:eEhKDdlx0

ポク!
ポク!

黒川「忘れた! いや、見てない! 見てないよ!」

白鳥「ほ、ほんと?」チラ

黒川「……」

白鳥「やっぱり見たんだッ……いやあ」

ゴゾゴゾ

黒川「ああ、白鳥布団の中に潜らなくたって……」

白鳥「……死にたい……汚れた」

黒川「……白鳥……」

白鳥「黒川さん……」ぼそ

黒川「なに」

白鳥「助けてくれてありがと……私、あんまり覚えてないんだけど……黒川さんが守ってくれたんだよね?」

黒川「ま、まあね」

白鳥「お礼に……何かできたら」

黒川「……お礼なんてそんな、あ」

白鳥「何か思い付いた?」

黒川「キス……していい?」

白鳥「……」

黒川「あ、あのできたらディープなので」

白鳥「へ、変態ッ変態ッ!!」

バシッバシッ

黒川「ご、ごめんッ……だめだった?」

白鳥「……だ、ダメとは言ってないでしょ」

黒川「い、いいの?」

白鳥「……そ、その前に教えて」

黒川「うん」




21: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 23:54:19.85 ID:eEhKDdlx0

白鳥「……わ、私のこと好きなの?」

黒川「うん」

白鳥「……なんで」

黒川「え、理由いる?」

白鳥「……いらない」

黒川「顔こっち向けて……」

白鳥「うん……」クル

黒川「……んッ」チュパッ

白鳥「ッぁ……む」

黒川(なんだか、何か流れてきてる……)

白鳥「はあッ……ぁ」

黒川「……美味しい」

白鳥「そういうこと……言うな、ばか」

黒川「ッちゅ……る……手、握って」

ぎゅう

白鳥「…はあッ……ッ」

黒川「平気?」

白鳥「うん……」クタ

モジモジ

白鳥「……ン」

黒川「?」

白鳥「……熱い……もっと」

黒川「うん……」




続く?




22: ◆/BueNLs5lw 2015/08/28(金) 23:55:14.37 ID:eEhKDdlx0

という感じで誰か進めて欲しい←
気力があれば、続きは明日




23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/29(土) 00:00:52.15 ID:DtDzOafKO

これが後のキュアブラッk




26: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 10:44:51.43 ID:PaCgt7QH0

二話




黒川「おばあちゃん、昨日私ヒーローになったんだけど」

おばあ「そーかい。そこのおまめさんむいてくれるかい?」

黒川「あ、うん」

ムキムキ

おばあ「今日は里芋の煮つけだよ。好きだろ?」

黒川「うん、好き」

おばあ「あなたのお母さんもこれが好きでねえ」

黒川「へえ」

おばあ「上手にむけてるねえ、お母さんより上手かもねえ」

黒川「えへへ」

おばあ「おばあちゃんは助かるよ」


ピンポーン!


黒川「あ、白鳥来たみたい」

おばあ「白鳥さんは、お野菜とかいらんかねえ」

黒川「さあ、ちょっと聞いてみるね」

タタタッ
ガチャ

黒川「……ごめん、お待たせ!」

白鳥「遅いよ……」

黒川「ええッ」

白鳥「……うそ、全然待ってない」ニコ

黒川「おいおい」

白鳥「良い匂いね」

黒川「昼ごはん準備中なの。食べてく?」

白鳥「いいの?」

黒川「うん」

ヒュルルルル――

黒川「ん?」

ズドオオオン!!!

黒川「うわああ?!」グラグラ

白鳥「きゃあッ!?」

黒川「白鳥ッ」

ガシッ

白鳥「な、なにッ」




27: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 10:51:56.05 ID:PaCgt7QH0

エイリアン「……ウジュルルッ」

カパッ

黒川「ま、またあいつだ……ッ」

エイリアン「ウジュッ」

白鳥「でも、様子がおかしいわ……ッ」

エイリアン「ジュウウウウ――」

パアアアッ

黒川「口の中が光ってる……」

白鳥「……ね、ねえこれって」

黒川「え?」

エイリアン「……ジュワアアッ!!」

白鳥「危ない黒川さん!!」

ドンッ

黒川「……うわ?!」

ドサッ

キュイイイイッ
ドオオオオオオン!!!!

黒川「い、家が……」

白鳥「……はあッ……はあッ」

黒川「お、おばあちゃん!」

ダダダダッ

白鳥「く、黒川さんッ」






28: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 10:59:20.96 ID:PaCgt7QH0

ガシャンッ
ガラッ

黒川「おばあちゃんが……家の下敷きに」

白鳥「く、黒川さん……早く逃げないとッ」

黒川「おばあちゃんが中にいるんだッ……助けないとッ」

白鳥「こ、この全壊した家の……下に?」

エイリアン「ガアア……ギュルルッ」

ドシャッ
ドシャッ
ドシャッ

黒川「おばあちゃん! おばあちゃん! おばあちゃん!」

ガラッ
ガシャッ

白鳥「だ、だめ……逃げないと私たちも」

黒川「おばあちゃんを放っていけない……!!」

白鳥「く、黒川さんおばあさんは……」

黒川「うわ……いやだ……ぁ……おばあ……ちゃ」フラ

ドサッ

白鳥「黒川さん!?」

黒川「……」

白鳥「しっかりして」

ユサユサ

黒川「……」




29: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 11:02:42.29 ID:PaCgt7QH0

エイリアン「……」

シュッ
グルグルグル

白鳥「きゃあッ!?」

ジタバタ

近所の人「ど、どうされたんですか!?」

エイリアン「ジュ……」ギロ

近所の人「ひいいいい!?」

エイリアン「……」

ガシッ

近所の人「や、やめてくれ!!! 離せええ!!」

エイリアン「……」

ギュウウッ
ギリギリッ

近所の人「うッ……やめろやめろやめ……」

ブシュウッ
ピピッ

白鳥「いやあああ!?」

近所の人「……」

ドシャッ






30: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 11:11:10.20 ID:PaCgt7QH0

キキィッ
バタンッ

魚屋「いったい、なんの騒ぎえええええ?!」

エイリアン「……ガアッ!!!」

ガシッ

魚屋「ひっぎゃああッ!?」

白鳥「やめてッ、離してあげて!!」

ゲシゲシッ

エイリアン「……クルルッ」キョロ

魚屋「ほ、包丁……包丁ッ……」

ゴソゴソッ
スラッ

魚屋「くっそおお!!!」

ドスッ

エイリアン「アンッギャアアッ!!」

ブンッ
ドガシャア!

魚屋「ごほッごほッ……」

白鳥「……ほッ」

魚屋「ひいいい!!」

ダダダダッ

白鳥「え……ま、待って助けて!」

魚屋「うわあああ!!」

エイリアン「……」

シュルルルッ
ガシッ
グルグルグル

魚屋「あああああ!?」

ギュウッ
ブチュ!

魚屋「……」

トサッ

白鳥「……うッ……おえッ……ぇ」





31: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 11:25:51.83 ID:PaCgt7QH0

エイリアン「クルルルッ……」

白鳥「もお……いやあ」

エイリアン「……」

グイッ

エイリアン「ウジュ?」

黒川「……白鳥を離せ」

白鳥「……黒川さん……ッ」

ウー!
ピーポー!
ピーポー!

バタンッ

警官「な、なんだあれはッ……」

警官2「ひ、ひいい!!!」

警官3「化け物だアア!!??」

パンパンパン!

警官「やめろ!? 人質に当たるぞ!」

パンパンパン!
シュンッ

白鳥「いッ……ッアアア!?」

タラッ

エイリアン「ガアアアッ!?」

ガッシャンガッシャン!

黒川「や、やめて……撃たないでッ!! 白鳥大丈夫!?」

白鳥「うッ……腕にかすっただけ……」

エイリアン「ウジュウルルル!!!!」

シュルルルルッ

警官2「ひいいい!!」

パアアンッ

黒川「やめろおおお!!」

ピカアアアッ

黒川「ブラックレボリューション!!」

シュウウウウッ

警官3「な、なんだ女の子ッ?! 仲間か!?」

警官「やめろ、撃つな!!」

警官3「……あ」

パアアン!





32: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 11:36:14.25 ID:PaCgt7QH0

黒川「ふんッ!」

キインッ

警官3「ば、化け物だああ!!」

黒川「な……違う!」

エイリアン「……ハフウウッ」

ガシッ

黒川「ぐッ……そう簡単に捕まるか!!」

ググググッ

警官2「うわあ……!?」

パンパンッ

黒川「いた!? いたい!? なんで、撃ってくるのさ……!?」

ガシッ
ガラガラッ

黒川「ちょっと引っ込んでて!!」

ブンッ

警官「瓦礫を投げた?! 危ない!!」

警官3「え」

黒川「……あ」

ゴシャッ
プチュッ

警官3「……」

ドサッ

警官2「うわあああ!?」グルン

ドサッ

警官「お、おいッ……し、しっかりしろ!!」






33: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 11:47:30.45 ID:PaCgt7QH0

黒川「……あ、うそ」ブルッ

白鳥「……そんな」

ガガガッ
ピー

黒川「ブレスレット……が」

『ブラック! 何事じゃ!』

黒川「は、博士……」

『遅くなってごめんなさいッ。状況は?』

黒川「……千鶴さん」

警官「もしもし……応援要請を願いますッ……もしもしッ。エイリアン二体と要救助者一名です!」

黒川「……」

『ブラック、何が起こっているか説明せんかい!』

黒川「ちょっと待って……ッ」チラ

警官2「うッ……ひ」クラクラ

チャキッ

黒川「う、撃たないで……やめて、お願いッ、白鳥に当たるッ」

ガシッ
ガラガラッ

警官2「こ、殺されてたまるかアア!!!」

パアアンッ

黒川「ッ……」

警官2「当たれッ当たれ!!!」

黒川「アアアッ!!」

ブンッ
ゴシャアッ
プチュッ

警官2「……」

ドサッ






34: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 11:52:54.34 ID:PaCgt7QH0

『なんじゃ今の音は!!』

黒川「……これ、音量どこで……」

カチカチカチッ

『……ですか!』

『……ゃ』

『……』

黒川「……」

白鳥「うッ……ひッ……」ポタポタ

黒川「……白鳥」

白鳥「あ……」ビクッ

黒川「……え」ドキッ

エイリアン「……フシュッ」

ギュウッ

黒川「白鳥を離して……」

ギュウウッ
ブチッ

エイリアン「ガアアアア!?」

ピュッピュッ

白鳥「……ひ」ガクッ






35: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 11:59:07.20 ID:PaCgt7QH0

―――
――


裏山


タタタタッ
トサッ

白鳥「……ん」

黒川「気が付いた?」

白鳥「……くろ……かわさん」

黒川「家、帰れるね? ここ、降りていけばいいから」

スクッ

白鳥「黒川さん……どこに……」

黒川「警察……行って来る」

白鳥「……なんで」

黒川「……人、2人も殺しちゃった……から」

白鳥「……あ……夢じゃ……なかった」

黒川「ううん、夢だよ……悪い夢」

テクテク

白鳥「だ、だめよ……ッ。一緒に、帰ろうッ」

黒川「もう、帰る所……ないよ?」

白鳥「く、黒川さん……」




36: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 12:07:21.50 ID:PaCgt7QH0

黒川「……元気でね」

白鳥「私のこと……守ってくれるんじゃないの……?」フラ

黒川「そんな約束してない」

白鳥「守ってよ……また、あいつが現れたら守ってよ」

黒川「むり……もう、むり。こんな風になるなんて……」

白鳥「……じゃあ、それ貸して」

黒川「え」

カチャンッ

白鳥「これで、戦えるんでしょ? じゃあ、私が戦う……」

黒川「あ……」

カシャンッ

白鳥「自分の身は自分で守る」

黒川「白鳥……」

白鳥「もう、いらないじゃない」

黒川「……うん」

白鳥「……ッ」ドクン

黒川「ど、どうしたの……」

白鳥「胸が……ッ」

ギュウッ
ガクッ

白鳥「苦しい……ッン……ぁ」

黒川「白鳥! 白鳥!」




37: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 12:27:00.51 ID:PaCgt7QH0

カチャンッ

黒川「……だ、大丈夫」

白鳥「ハアッ……ハアッ……」

黒川「……みんなが使えるわけじゃないんだね」

白鳥「逃げましょう……一緒に」

黒川「何言ってるの。白鳥は逃げなくていいんだよ」

白鳥「逃げるのッ……ずっと、一緒にいるから」

黒川「白鳥……」ポロポロ

白鳥「ずっと、一緒よ……」

ザザッ

博士「残念ながら、それはならん」

黒川「は、博士……」

千鶴「黒川さん……残念だけど、あなたの身柄を拘束します」

白鳥「やめてッ……これ以上、黒川さんに酷いことしないで」

博士「……ブラックは然るべき法によって裁かれねばならん」

白鳥「彼女は……私を守るために仕方なく」

千鶴「仕方なく人を殺す者は、もうヒーローではありません。そんな正義はないのです……」

黒川「……」




38: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 12:43:17.57 ID:PaCgt7QH0

白鳥「黒川さん……逃げましょう」

黒川「でも……」

白鳥「話の通じる相手じゃないわ……」

黒川「だって、この人達は……私を守ってくれた」

白鳥「ねえ……あのエイリアン、本当は警官の拳銃から私を守ってたの」

黒川「え」

白鳥「話の通じない化け物に私は守られてた。守ってくれる人が味方だなんてこと……ないのかもね」

博士「お喋りはおしまいじゃ。千鶴さんや」

千鶴「はい……」

黒川「……くそッ、ブラックレボリューション!」

ピカアアアッ

博士「お主にそのブレスレットを授けたのは、間違いのようじゃったな……」

千鶴「……レッドレボリューション!」

パアアアッ

熟女レッド「やめてください、ブラック」

ブラック「私は、ただのバイトで、つい最近ヒーローになったばかりで……何も知らないただの子どもだったのに……どうしてこうなっちゃったんだろう」

熟女レッド「……ッ」

ブラック「部活とか、進学とか、やりたいこととか、将来のこととか……全部だめになった。レッドは、私と同じくらいの子どもがいるんだよね。その子のこと大切にしてあげて。絶対、ヒーローなんかにさせないで」

熟女レッド「……ブラック」






39: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 12:53:17.36 ID:PaCgt7QH0

ガシャコンッ

熟女レッド「……」

ブラック「それで、私をやっつけるの……?」

白鳥「やらせないから……!」

バッ

熟女レッド「のいてください……」

ブラック「撃つの?」

白鳥「……ッ」

博士「ええい、何を躊躇しておる! かせい!」

ガシッ

熟女レッド「きゃッ」

博士「わしの手を離れたヒーローなど、もはや暴徒と同じ。人類にとって危険極まりない! やはり、未成熟の精神では使いこなせん代物じゃったようじゃ」

ブラック「白鳥! 後ろに!」

白鳥「う、うん……」

ブラック「白鳥、大丈夫。絶対守る」

白鳥「黒川さん……」

博士「すまんが、科学の発展のため消えてくれ!」

ブラック「許さない……死んでも、絶対に許さないから」

博士「許しを請うことなどないわ」

キュイイイインッ
ピカッ




40: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 13:03:11.89 ID:PaCgt7QH0

熟女レッド「だめッ!!!」

バッ

博士「なぬ!?」

ブラック「レッド!?」

熟女レッド「はああッ!!」

バシュッ
ボンッ!!

博士「あがあああ?!」

ドサッ

熟女レッド「逃げてください……」

ブラック「い、いいの」

熟女レッド「ええ……」

ブラック「行こう、白鳥さん!」

タタタタッ

白鳥「うん……!」




41: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 13:11:23.99 ID:PaCgt7QH0

博士「わしらが追わなくても、警察が追うだけじゃぞ」

熟女レッド「……そうですね」

チャキ

博士「クビじゃ……君も、ブラックも……」

熟女レッド「今までお世話になりました」

カチャンッ

博士「……どうやって、生活していくんじゃ。子ども一人抱えて」

千鶴「確かに、お金には困ってます。でも、エイリアンから子どもたちを守れれば、それで良かったんです」

博士「どいつもこいつも……自分の生活のことばかりじゃ……」

千鶴「いけませんか……?」

博士「そんなもんヒーローでもなんでもないわい」

千鶴「そうですか……」

博士「もっと、世界を救ってみせるくらいの気概のあるやつはおらんかのお……」

千鶴「……」






42: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 13:19:34.39 ID:PaCgt7QH0

―――
――



砂浜


黒川「はあ……ッ」

白鳥「……ッはあ」

ドサッ

黒川「これ……からどうしよう」

白鳥「どうしようか……」

黒川「私さ、一人じゃ生きていける自信ないよ……」

ドサッ

白鳥「……」

スッ
チュ

黒川「ッンム……ぁ」

白鳥「……ン」

黒川「チュパッ……」

白鳥「……ハぁ……」

黒川「こんなときに……キスしてる場合?」

白鳥「一人だなんて言うからでしょ……」





44: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 22:15:03.80 ID:PaCgt7QH0

黒川「……ごめん」

白鳥「あ、見て、わかめ……」

ビロン

黒川「うん……」

白鳥「黒川さん……次、エイリアンが来たらどうするの」

黒川「白鳥には傷一つつけさせないよ……」

白鳥「そっか……」

黒川「もう、私……白鳥しかいないもん。いなくなっちゃやだよ」

白鳥「……うん」

黒川「……」

白鳥「ね、黒川さん……もし」

黒川「なに」

白鳥「もし、私がエイリアンだって言ったら……」

黒川「……笑えないね」

白鳥「でしょうね……」




45: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 22:32:09.14 ID:PaCgt7QH0

黒川「……あはは……ッ……はは」

白鳥「笑ってる……」

黒川「ごめん……だって」

白鳥「冗談だよ……」

黒川「いいよ、どっちだって」

白鳥「え」

黒川「どっちだって白鳥だ……関係ないよ」

白鳥「そっか」

ゴウンゴウンゴウンッ

黒川「飛行機!?」

ゴウンゴウンッ
ピカッ

黒川「眩しいッ……」

白鳥「あれは……宇宙船だわ」

黒川「宇宙船ッ?」

白鳥「本格的に母船が迎えに来たみたい……」

黒川「……ブラックレボリューション!!」

ピカッ

黒川「……白鳥は渡さない」

白鳥「だめよ、あれには絶対に勝てない」

黒川「いやだッ、白鳥……」

白鳥「あなたを死なせたくない……」

ピカッ
チュインッ
ドオオオンッ!!!

ブワッ!

黒川「海が吹っ飛んだ……」

白鳥「威嚇射撃よ……次は当てに来る」





46: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 22:45:02.42 ID:PaCgt7QH0

黒川「嫌だッ……」

白鳥「……」

『ザザ―――』

白鳥「なに?」

『ウジュルルル……ウジュッ』

白鳥「翻訳機が故障してる……」

『……ウジュ……ウジュルル』

白鳥「罪人ね……そう」

『ヅッヅウ…ツジュウル』

白鳥「罪を認めて投降すれば、地球は見逃してやる……我が花嫁よ、か」

黒川「行くことないよ……好きじゃないんだよね」

白鳥「この星が焼野原になるわ……」

黒川「知ったことか……」

白鳥「黒川さん……変わっちゃったのね」

黒川「なにがさ」

白鳥「私の好きな黒川さんは、そんなこと言わない」

黒川「白鳥……?」




47: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 23:05:20.75 ID:PaCgt7QH0

白鳥「私、この星が好きよ……」

黒川「私は、嫌いだよ……」

白鳥「やっぱり、一緒にはいられない……人間の心は移ろいやすい。私は、この星で生きるあなたが好きなの」

黒川「……なんでさ、行かないでよぉ」ポロポロ

白鳥「遠くから、あなたを思ってる」

黒川「一人にしないでよぉ……」ボロボロ

白鳥「じゃあね……」

フワッ

白鳥「……」

黒川「人を殺しちゃったんだよ……おばあちゃんもいなくなっちゃったんだよ……私、これからどうすればいいの」

白鳥「黒川さん……」

黒川「ひッ……く……うええええッ………えっぐ」ボロボロ

ゴウンゴウンゴウン

黒川「私も連れてってよッ……白鳥ッ……うわあああッ……んッ」

白鳥「……あなたなら、また平和のために戦えるわ」

黒川「わッかんないよ……っひっく……白鳥を守りたかったから戦ったんだッ……」

白鳥「そうやって、身近な人をまた救ってあげて……きっとそれの繰り返しだから」

黒川「白鳥がいなきゃ意味ないんだッ……」

キキイッ

千鶴「黒川さん!」

黒川「千鶴さ……ん」

白鳥「ね、一人じゃない」

フワッ




48: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 23:13:27.49 ID:PaCgt7QH0

黒川「離してッ……」

千鶴「……きゃッ」

黒川「白鳥ッ……」

ダダダッ――ザブンッ
バシャッバシャッ

黒川「行かないでぇ……お願いッ」

白鳥「またね……」

シュンッ

黒川「……あ」

千鶴「黒川さん……待ってくださいッ」

ギュウッ

黒川「……」

ポタポタッ

黒川「あ……ああッ……しらとりいいいい!」

バシャッバシャッ

千鶴「黒川さんッ……ダメですッ! いけませんッ あなたはもう変身できないんですよ……ッ」

黒川「離せッ……離せったら!」

千鶴「落ち着いてくださいッ……」

黒川「あんたたちのせいだ……あんたたちが……」

千鶴「はい……私たちの責任です」

黒川「……」




49: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 23:28:34.74 ID:PaCgt7QH0

千鶴「だから、来ました……」

黒川「何も……なくなっちゃった……バシャンッ」

千鶴「一緒に暮しましょう……黒川さん」

黒川「こんな人殺しと……?」

千鶴「遠くへいきましょう……」

黒川「だって千鶴さん、娘さんいるんでしょ……」

千鶴「はい、だから三人です……」

黒川「絶対無理だよ、馬鹿じゃない」

千鶴「無理じゃありません」

黒川「……だったら、だったらさあ」

千鶴「……」

黒川「もっと早く、助けてよぉ……」ボタボタ

ぎゅうッ

千鶴「ごめんなさい……」




おわり




50: ◆/BueNLs5lw 2015/08/30(日) 23:30:07.65 ID:PaCgt7QH0

頭の中の指示通り書いたらこうなった





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