塗りたてのペンキや、乾く前のコンクリートなどに、猫が足あとを付けてしまうことがありますが、そうしたハプニングは古代ローマ時代から起きていたようです。
イギリスが「ブリタニア」と呼ばれた古代ローマ時代の屋根瓦に、猫の足型が残されていることがわかったそうです。
およそ2000年前の肉球をご覧ください。
この屋根瓦は1969年にイギリス・グロスター市のバークレー通りから発掘され、西暦100年ごろに作られたものとみられています。
現在はグロスター博物館に貯蔵されていますが、発掘から40年以上が過ぎた今年6月になって、猫の足あとがついていることに気づいたとか。
別アングルの写真。
古代ローマ時代の屋根瓦は、粘土を天日干しにして固めていたそうで、固まる前に猫が踏んでしまったのだろうとのこと。
他にも同様のケースはあり、
こちらはアメリカ・ワシントン州で発見された、同じく古代ローマ時代の猫の足あと。
あれ、アメリカ?
もともとはイギリス(ブリタニア)で作られたものですが、新大陸を求めて移住したイギリス人によって船で運ばれたと推測されています。
なんだか二重に歴史を感じてしまいますね。
次のこちらも同じく古代ローマ時代のものですが、猫ではありません。
2014年にイギリス・レスターで発見された、犬の足あと。
いずれもイギリスばかりですが、2000年前から動物好きの土地柄だったのかもしれません。
ペットを飼うとハプニングがついてまわるのは、何千年経っても変わらないようです。
2000-Year-Old Cat Pawprint Found on a Roof Tile