バルクホルン「貴様それでも姉か!」照「うるさい!」バンッ
- 2015年09月03日 23:10
- SS、ストライクウィッチーズ
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ミーナ『敵ネウロイは中型一機。かなり速いわ、気を付けて』
バルクホルン「了解!聞いたなハルトマン、突破されると厄介だ。一気に叩くぞ!」ブゥウウン
ハルトマン「りょーかーい」ブゥウウン
ネウロイ「」キュイン
バルクホルン「目標を確認した。攻撃を開始する!」ズガガガガガ
ハルトマン「トゥルーデ~、お腹空いた~」ズガガガガガ
バルクホルン「我慢しろハルトマン!」ズガガガガガ
ネウロイ「」キュインキュイン
バルクホルン「くっ!?分裂型か!」
ネウロイ1「」キュイー
ネウロイ2「」キュイン
バルクホルン「ちぃっ!まずは私から落とそうというわけか!」
ハルトマン「トゥルーデぇ!」
バルクホルン「援護してくれ、ハルトマン!一機ずつ叩く!」ズガガガガガ
ハルトマン「おっけー!」ズガガガガガ
ネウロイ1「」キュイー
バルクホルン「くっ!速い!」
ネウロイ2「」バッ
ハルトマン「やばっ!トゥルーデ、後ろ!」
バルクホルン「挟み撃ちだと!?」
ネウロイ1・2「」ビーーーム
バルクホルン(しまった、シールドも間に合わない…!)
ドォオオオオオオン
ハルトマン「トゥルーデぇえええええええええ!」
―――――――――――――
――――――――
―――
ドンガラガッシャーン
咲「うひゃあ!?」ビクッ
咲「ななな何!?何の音!?」ビクビク
咲「…明らかにうちの近くに何か落ちたよね……」
咲「こんな日に限ってお父さんはいないし…どうしよう…」オロオロ
咲「でも事故か何かだったら大変だし…見に行ってみよう」
咲「音は…こっちの方からしたよね」ソロソロ
ゴソッ
咲「あ、何か蹴っちゃっt……ん?」
バルクホルン「」ボロッ
咲「」
咲「………………」
咲「………」
咲「…」ハッ
咲「だ、大丈夫ですか!?」ペチペチ
バルクホルン「……………ぅ」ウメキ
咲「よ、良かった…生きてる」ホッ
咲「少し怪我してるみたいだし…とりあえずうちに…」カツギ
バルクホルン「」カツガレ
咲「お、重い…」ヨロヨロ
バルクホルン「………ぅ」パチッ
咲「あ、気が付きましたか?良かった」
目が覚めると、目の前に少女がいた。
名前を宮永咲といって、どことなく宮藤に似た雰囲気があった。
どうやら私は彼女に助けられたらしい。
ここは彼女の家で、父親と二人で住んでいるそうだ。
しばらく彼女と話しているうちに、なにやら私は元いた世界とは別の世界に来てしまったらしいと分かった。
そもそも彼女はウィッチどころかネウロイさえ、見たことも聞いたこともないと言った。
地図を見せてもらっても、我がカールスラントがあるべき場所にはドイツという国があるだけだった。
隊とも連絡が取れず、帰還の方法もまるで見当がつかない。
ただ、ありがたいことに、彼女はしばらくこの家に私を置いてくれるという。
バルクホルン「しかし、本当にお世話になってしまっていいのだろうか」
咲「こうして会ったのも何かの縁ですから」
バルクホルン「…感謝する」ペコリ
咲「いえいえ、そんな」
咲「…それにしても、不思議なことってあるんですね」
バルクホルン「全くだ。正直、仲間と連絡が取れないのが心苦しい。せめて、無事の一報だけでも入れたいものだ」
咲「お察しします。…ところで、その…」
バルクホルン「ん?」
咲「あの…えっと…」モジモジ
バルクホルン「どうしたんだ、何かあるなら言ってくれ。私にできることなら何でもするぞ」
咲「いえ、その…どうしてズボンを穿いてないのかなって…」
バルクホルン「ん?ズボンなら穿いているぞ、ほら」ピラッ
咲「ひゃああ!やめてください!それはズボンじゃありません///」
バルクホルン「何を言う、どう見てもズボンではないか!」
咲「そ、そんな恰好で恥ずかしくないんですか!?」
バルクホルン「ああ」
バルクホルン「これはパンツではないから恥ずかしくない!」ババーン
咲「…」
咲(……パンツってなんだろう)
咲「と、とにかく、服は用意してますから、これを着てください!」スッ
バルクホルン「む、すまないな」ヌギヌギ
バルクホルン(胸が少しキツイな…)
バルクホルン「時に宮永」
咲「咲でいいですよ。宮永だとお父さんと区別つかないので」
バルクホルン「む、それでは咲」
咲「はい」
バルクホルン「これは咲の服か?それにしては丈が少し大きい気がするが」
咲「…いえ。それは……姉の、服です」
バルクホルン「姉!?」ガタッ
咲「ひぇっ、なんですか!?」ビクッ
バルクホルン「咲っ!お前は妹なのか!? い も う と だったのか!?」
咲「そ、それがなにか…?」
バルクホルン「うらっしゃああああああああああああああああああああああああ!!」
咲「ひっ!」
バルクホルン「いやぁ、そうかそうか、妹だったのか」ウンウン
バルクホルン「いやなに、私にも妹がいてな」
咲「そうだったんですか…」
バルクホルン「…ん?そういえば父親と二人暮らしと言っていたな?」
咲「はい…」
バルクホルン「お姉ちゃんとは離れて暮らしているのか?」
咲「…昔、ちょっとケンカしちゃって…それ以来話してなくて…」
バルクホルン「何?姉ならば寛大な心をもって妹の話を聞いてやるのが当然というものだろうに…」ムム
咲「いえ、私が悪いんです。それに、雑誌記者の人にも妹はいないって、言っていたみたいですし…」
バルクホルン「なんだと」ピクッ
バルクホルン「それは本当なのか?」
咲「は、はい。そうみたいです。でも、それも仕方がないというか…」
バルクホルン「……」ワナワナ
咲「ば、バルクホルンさん?」
バルクホルン「許せん!!」バンッ
咲「ひっ!」
バルクホルン「姉が妹を拒絶するなどあってはならん!あってはならんのだ!!」バンバン
咲「お、落ち着いてください、バルクホルンさん」
バルクホルン「落ち着けるか!そんなもの姉としてあるまじき行為だ!断じて許すわけにはいかん!!」バンバンバン
バルクホルン「おい!そのバカ姉はどこにいる!」
バルクホルン「このゲルトルート・バルクホルンがその腐った根性を叩き直してくれる!!」
咲「そ、そこまでしなくても…」
バルクホルン「無理をする必要はないぞ、咲」
咲「!」
バルクホルン「お姉ちゃんに甘えられないのは、とても寂しかっただろう」
咲「…はい」ポロポロ
バルクホルン「咲がお姉ちゃんと仲直りするまでは、私が咲のお姉ちゃんだ!!」
咲「ば、バルクホルンさん…!」ブワッ
バルクホルン「さあ、お姉ちゃんの胸に飛び込んでおいで!!」バッ
咲「うわあああああああああん!お姉ちゃああああああああああん!」ダキッ
バルクホルン「よしよし、今まで辛かったな」ナデナデ
咲「うわあああああああああああん」ギュウッ
バルクホルン「安心しろ、私が姉になったからには必ず仲直りさせてやるからな」ナデナデ
咲「ううっ、ありがとうございます…」ギュウウウッ
バルクホルン(…最高だ)グッ
バルクホルン「咲、二人のときはトゥルーデお姉ちゃんと呼んでもいいぞ!」
咲「と、トゥルーデお姉ちゃん…ですか?」
バルクホルン「ああ、むしろ呼んでくれ!さあ!!」キラキラ
咲「じ、じゃあ……トゥルーデお姉ちゃん!」ギュムッ
バルクホルン「ぐっはぁ!」ブバッ
咲「うわわっ、鼻血が!大丈夫ですか!?」
バルクホルン(…もう死んでも悔いはない)ドクドク
――――――――――――――
―――――――――
―――
咲「―――と、いうわけでバルクホルンさんも全国についてくることになりました」
久「いやいや。と、いうわけで、じゃないわよ」
咲「お願いします部長!」
久「うーん、さすがにこれはねぇ…」
咲「どうしても無理なんですか?」
久「どうしてもってことはないけど…」ポリポリ
バルクホルン「私からも頼む!この通りだ!」ペコリ
久「無理だ。バルクホルン、あんたじゃ私のパートナーは務まらない」
バルクホルン「!?」
咲「い、いきなりどうしたんですか部長」
久「ごめんなさい、なぜか言ってみたくなって」
久「それより、バルクホルンさんが東京に一緒に来たいって話よね」
咲「はい、お願いします!」ペッコリン
バルクホルン「………」ジッ
久「………」ジッ
久「……んー、ま、いいわ。悪い人じゃなさそうだし。一人くらいならなんとかなるでしょ」
咲「あ、ありがとうございます部長!」パァ
バルクホルン「感謝する!」ペコリ
久「いえいえ」
久「―――と、いうわけで、バルクホルンさんも一緒に東京に行くことになりました」
まこ「あんた何を言よるんじゃ…」ハァ
久「なによー、いいじゃない」
バルクホルン「ゲルトルート・バルクホルンだ、よろしく頼む」ペコリ
和「外国の方…ですか」
バルクホルン「いかにも!誇り高きカールスラント軍人だ!」
和「この堅物軍人バカ!」
バルクホルン「!?」
咲「の、和ちゃんどうしたの!?」
和「失礼、口が勝手に…」
なんやかんやでAブロック準決勝先鋒戦
―会場前―
バルクホルン「ここか!咲の姉の照がいるというのは!」ザッ
和「せめてズボンは穿いて来てほしかったですね」
優希「私たちは花田先輩にタコスを差し入れに行ってくるじょ」
和「先輩はまだ試合中ですから、終わった後で」
優希「はっ、忘れてたじぇ」
和「まった
コメント一覧
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- 2015年09月03日 23:16
- バルクホルンと聞いて皇国の守護者を思い出しました(粉蜜柑)。
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- 2015年09月03日 23:56
- 何年待ってるかなあ
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- 2015年09月03日 23:57
- やはりバルクホルンさんが一番だな
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