東京五輪のエンブレムを手がけながら、別作品で数々の盗作が見つかったアート
ディレクター・佐野研二郎(43才)氏の今後について、逮捕される可能性なども報じられ
ています。
画像:【佐野研二郎氏】
http://dentsu-ho.com/articles/2849
1日に取り下げられたエンブレム。
今後、佐野氏はどうなるのか・・?
現在、母校・多摩美術大学(東京・世田谷区)の教授もつとめている佐野氏。
画像:【多摩美術大学】
https://www.flickr.com/photos/pohan-camera/4310885737/
同大学で佐野氏が手がけたポスターでも盗作疑惑が浮上し、総務課では本人の心労を考え、直接
の連絡を取っていないものの、いずれ本人に事情を聞く予定。
その後、理事会で佐野氏の処遇が判断されるとのことですが、
「佐野先生が大学から去る可能性も否めない」
と回答しています。
エンブレムの取り下げにより、役所や羽田空港などでは2日からポスターを剥がされ始めました。
画像:【五輪ポスターを剥がす職員】
https://twitter.com/livedoornews/status/638700220558274560
東京都だけでも7月24日のエンブレム発表イベント開催費(最大7000万円)や、
画像:【五輪エンブレム発表会イベント】
発注済のグッズ(4600万円)などで直接の損害額は1億円を超えるとみられています。
また五輪の大会組織委員会に巨額のスポンサー料1500億円を支払った公式スポンサーの大企業
計21社のうち、13社はすでに佐野氏デザインのエンブレムを使用したCMを流し、サイトデザインも
ロゴを使用したものを制作して、一度は公開されてしまった状態。
当然ながら、これらも撤回を強いられ、大きな損害が出ています。
この点について、弁護士の紀藤正樹氏によると
「スポンサー企業が組織委を相手取り、訴訟を起こす可能性があります。
そうなれば、組織委は佐野氏を訴えるかもしれない。
一方、企業側は訴訟を起こし損害賠償を請求しないと、逆に株主からの信用を失うことにもなりかねません。
一般論ですが、業務妨害罪や著作権侵害罪を問われ、場合によっては逮捕される可能性もあります」
(引用元:http://news.livedoor.com/article/detail/10545486/)
とのこと。
さらには、エンブレムと酷似しているといわれるベルギーの「リエージュ・ワロン王立劇場」のロゴを手が
けたデザイナー、オリビエ・ドビ(53才)氏から、ベルギー王の顧問もつとめている大物弁護士を抱えて
すでに訴訟も起こされた状態。
NNN
盗作が発覚した佐野氏デザインとされるトートバッグ(佐野氏は部下がデザインしたと釈明)や「おお
たBITO太田市美術館・図書館」のロゴマークについても盗用されたと主張する海外デザイナーから
訴訟準備が進められており、
FNN
四面楚歌の状態となっています。
佐野研二郎氏は相当稼いできたデザイナーですから、ある程度の補償はできると思われますが、
どの程度の賠償額になるのか、果たして罰則は適用されるのか・・・
興味は尽きません。