気象観測所クマ包囲されていると報じられています。

画像:【気象観測所】 
気象観測所
http://www.wwf.ru/resources/news/article/13634

ロシア北部の北極海に浮かぶバイガチ島。

この島では、世界自然保護基金(WWF)ロシア支部が送り出した気象専門家2人と技術者1人の

計3人の調査団が生活をしながら、気象観測をしている基地があります。

画像:【調査団の1人】
調査団の1人

3日の報告によると、基地の周りでは人間を待ち構えるように5頭の北極グマがうろつき始めたと

のこと。

画像:【基地の周りをうろつく北極グマ】
基地の周りをうろつく北極グマ

基地の周りをうろつく北極グマ(2)
http://edition.cnn.com/2015/09/02/europe/russia-polar-bears/index.html

調査団は火を焚くなどして追い払おうとしましたが、

火
http://dailyflick.com/a-team-of-unarmed-arctic-researchers-are-trapped-by-hungry-polar-bears/

クマは全く動じず、基地周辺で眠ったり、じゃれて遊んだりと相変わらずうろついているため、建物か

ら出られず、調査にも支障が出ています。

現在、この様子を知ったパトロール団が調査団と連絡を取りながら、クマを追い払うための装備など

を提供するよう、ロシア政府に呼びかけています。

近年、北極海ではクマのエサとなるアザラシの数が減少し、厳しい状態。

アメリカ・国立測侯所によると、2050年までに北極グマは現在の3分の2まで減少すると予測されて

います。

クマも腹をすかせているので仕方のない面がありますが、人間にとっては怖いですね。Whew