645 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/07/23(木) 12:54:45 ID:dC1IUFT80
友人の亡くなった妹さん(享年30歳)から、お供えの催促を受けたことがある。
それが霊の言うことって抽象的で、果物の映像だけを見せてくるんだ。
外国の果物で、見た目は桃みたいだけど、もっと赤い色が多くて楕円形で……みたいな。
「それが好き」って言うんだ。
いろいろ調べたり、友人に話を聞いたりした結果、メキシコ旅行の時に食べた、
アップルマンゴーではないかということになった。

朝、目が覚めたら、何故か阪S百貨店に行かなきゃいけない気がした。
お中元を贈るのに、その日は家に近いT島屋に行く予定だった。
で、T島屋に行った時についでに果物売り場を覗いたら、アップルマンゴー売られてた。
2個入り5000円。……か、買えねぇ。
なんとなく阪S百貨店まで足を延ばしてみた。
アップルマンゴーあった。1個800円。
これなら買える。妹さん、私の懐具合まで考えてくれてありがとう。
ふたつ買って友人に渡して、お供えしてもらった。

なんで姉である友人のところに直接言わないのかって?
「だって、ねえちゃん、泣くもん」って言われたよ。
それも友人に伝えた。
確かに、妹が亡くなってから、毎日泣いてたそうだ。
そりゃそうだよな。
「じゃあ泣かなくなったら、○ちゃんに会えるかもしれないね」って、友人は言った。
すぐには難しいだろうが、友人はがんばってる。