提督「早霜ォ!? ナズェミテルンディス!?」
戦艦タ級「ウエェー! ウエェーィ!」ドゴォバキッ!!
提督「ぐはぁ!! あばぁ!! がはぁ!!」
早霜「…………」ジーッ
戦艦タ級「オエペッテケームッキーッ!!」ドカシャーン!!
提督「ぐぶほぉ!?」
早霜「…………」ジーッ
提督「な、なぜだ早霜……なぜ―――」
提督「ナズェミテルンディス!?」
早霜「………」ジーッ
戦艦タ級「ケンジャキーッ!!」ズガァ!!
提督「ぐうほぉ!? は、早霜! 早く助け―――おぶほぉッ!?」
早霜「………」ジーッ
戦艦タ級「ドンドゴドーン」ガシャンドカーンン!!
提督「あぐはぁ!?」
提督「な、なぜ助けてくれない………お、オンドゥルギッタンデスカー!?」
早霜「………」ジーッ
戦艦タ級「オデハサイキョーダーッ!!」ドゴォバキッ
提督「ぐはぁッ!?」
早霜「…………」ジーッ
提督「なぜだ………なぜだ早霜………なぜ……」
提督「ナズェダ―――ッッッ!!??」
早霜「………」ジーッ
―――――――――――
―――――――――
―――
☆遡ること数か月前☆
提督「え~と、現在の総資材量がこれで。遠征で手に入る分を足すと……」
早霜「………」ジーッ
提督「遠征要員を選抜メンバーは……え~と……」
早霜「………」ジーッ
提督「なぁ、早霜?」
早霜「……なんでしょうか?」
提督「なんでさっきから俺を見てるんだ?」
早霜「………気に障りましたでしょうか?」
提督「いやまぁ、そういうわけじゃないが……なんで見てるのかなって」
提督「俺の顔に何かついてる?」
早霜「はい。ついています」
提督「えっ、何が?」
早霜「目と鼻と口が………それに少しだけ無精ひげが……フフッ、ウフフフッ」
提督「そ、そうか……(い、今のはボケなのか?)」
早霜「申し訳ございません。実は司令官の顔につい見惚れてしまい、ボーッとしてしまいまいた…///」
提督「俺の顔を?……はははははっ、変な奴だなぁ」
提督「俺の顔なんて、どんなに良く言っても平均より下の出来だろう?」
提督「それなのに見惚れるだなんて、趣味が悪いんじゃないか?」
早霜「そんなことありませんよ?」
早霜「司令官のお顔、私はとても素敵だと思います」
早霜「特に………仕事をなさってる時の横顔が……///」
提督「ははははっ、上手いこと言いおってからに。そんなにおだてても何もでないぞ~?」
早霜「………本心なのに」
提督「ま、こんな顔でいいんならいくらでも見てくれよ」
早霜「……よろしいのですか?」
提督「ああ。別に減るもんじゃないしな」
早霜「そうですか……ありがとうございます、司令官///」
早霜「では、お言葉に甘えて見ていますね。貴方のことを……ずっと……///」
早霜「すっと……ず―――っと………///」
提督「お、おう……」
早霜「それからというもの私はずっと司令官のことを見ていた」
早霜「司令官はどんな時も素敵だった」
早霜「笑ってる時も、悲しんでいる時も、怒ってる時も」
早霜「私に見続けられて、ちょっと困ったような表情をしてる時も……」
早霜「そしていつしか、私が司令官の秘書艦に選ばれ、常に傍にいるのが当たり前になっていき―――」
―――――――――――
――――
提督「見ろよ早霜!! 今日の夕食は海鮮丼だ!!」
早霜「はい。間宮さんが魚市で大量に仕入れてくれたみたいです」
提督「いやぁ~~美味しそうだ。見るからに新鮮なネタが大量に乗せてあって……」
提督「しかもウニもあるぞ!! ウニだ!! ウニウニ!!」
早霜(ウニではしゃぐ司令官………素敵///)ジーッ
提督「ふぅ、食った食った。思わずおかわりをしてしまった」
早霜「ふふふっ、惚れ惚れする食べっぷりでしたね」
提督「はははっ、何だか恥ずかしいな………」
提督「ん? 早霜、お前残してるじゃないか」
早霜「はい」
提督「どうしたんだ? 食欲がないのか?」
早霜「そういうわけではありません。私は駆逐艦なので、そんなに多く食べる必要がないのです」
提督「そうか……しかし丼ぶり半分以上残してるじゃないか。勿体ない……」
早霜「………」ジーッ
提督「………」
提督「早霜、これ食っていいかな?」
早霜「フフフッ、どうぞ♪」
提督「ありがとう! ウニうめぇ―――ッ!!」
早霜(二杯食べたのにも関わらず、意地汚くまだ食べる司令官………素敵///)ジーッ
―――――――――
―――――
☆娯楽室☆
提督「たまにはこうしてのんびりとDVDを観るのもいいもんだな」
早霜「フフフッ、そうですね」
提督「しかしこの『アニメ艦これ』……色々な意味で心臓に悪いな……」
提督「俺はアニメ未視聴組だったから、今初めて観たけれど……これすでに二期決定してるのかぁ……」
提督「睦月がにゃーにゃー言わないし、足柄はなぜか生き遅れになってるし、吹雪と陸奥なんかがやたら百合百合してるし」
提督「大井に至ってはヘイト集めそうなキャラになってるし……もう、これ以上勘弁してくれ……」
早霜「恐いのですか? 司令官?」
提督「な、ナニイッテンダ! フザケルナッ!!」
提督「そ、そんなわけないだろ! ホラー映画でもないのに俺が恐がるなんて……」
早霜「でも、身体は震えていますよ?」
提督「ば、バカな……」ガタガタガタ
提督「恐怖心……俺の心に恐怖心……」ガタガタガタ
提督「そ、そんなわけあるものか!! 俺は最強だ―――ッ!!」
早霜「あっ、如月さんが―――………」
提督「!!」
キサラギノコト……ワスレナイデネ………
提督「ウワァァァァァァァァッッッッ!!!!????」
早霜(絶望で歪む司令官の表情………素敵///)
―――――――――
――――――
提督「これより基礎訓練を開始する!」
提督「150キロのスピードボールに書かれてる数字を読みとるんだ」
睦月「そ、そんなのできるわけにゃいしぃ………」
提督「そんなことはない。これはかつて俺が提督になるために受けた基礎訓練の一つだ」
提督「人間である俺にできて、艦娘のお前にできないはずないだろう」
睦月「ええぇ~……でも……」
提督「では行くぞ! ボールをよく見るんだ!!」
ビュン!! バシッ!!
提督「3ッ!!」
睦月「え、えっと……5!!」
提督「当てずっぽうで答えるな。ちゃんとよく見て―――」チラッ
つボール(5)
提督「」
睦月「うわぁ~……(ドン引き)」
提督「ウワァァァァァァァァッッッッ!!??」
早霜(ドヤ顔で間違える司令官………素敵///)ジーッ
―――――――――――――――
―――――――
提督「はぁ……はぁ……苦労したがとうとうE-7に着いたぞ!」
早霜「司令官、ここが最後の海域です。あと少しです……頑張りましょう」
提督「ああ! 最後まで油断せずに行こうぜ!!」
―――――――――――――――
提督「これがE-7……なんだこの難易度は!?」
提督「0時になるとXYギミックがリセットだってぇ!? 人をおちょくってるとぶっ飛ばすぞ!」
提督「くっ、これじゃあケージ削りもままならないじゃないか! クソッタレぇ!!」
防空棲姫「イタイ?wwwwwイタイ?wwwwwアハハハハッwwww」
提督「クソがぁぁぁッッ!!!」
提督「急遽発覚したギミックのせいで、鎮守府の総資材がボドボドだッ!!」
提督「丙でも十分地獄すぎる……こんなんクリアできるわけないだろ! いい加減にしろ!!」
防空棲姫「諦めて堀り活動したらwwwwww」
提督「これ以上何か言ってみろ………俺は貴様をムッコロス!!」
早霜(大人気なくガチ切れしてる司令官………素敵……///)ジーッ
提督「終わった……イベントが終わった……」
提督「結局、燃料やバケツを大量に消費したのにも関わらず、E-7を突破できなかった……」
防空棲姫「ウケるwwwウけるwwwマジウケwww腹イタイwwww」
提督「………」
提督「嘘だ……嘘だ……」
提督「ウゾダドンドコドーン―――ッッ!!」ORZ
早霜(絶望に打ちひしがれてる司令官……素敵///)
――――――
コメント一覧
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- 2015年09月07日 23:19
- なぁ、なんで如月は沈んでしまうん?
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- 2015年09月07日 23:20
- 死ぬまで見てなくてよかった
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- 2015年09月07日 23:21
- こいつらなんで敵来てんのにラブコメ始めてんだ
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- 2015年09月07日 23:23
- ※1
如月はどう足掻いてもそうなってしまう運命なんだよ…。
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- 2015年09月07日 23:23
- (0w0)〈…
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- 2015年09月07日 23:26
- 仮面ライダーは剣しか見たことのない俺にはとてもお誂えむきのssだった
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- 2015年09月07日 23:34
- この提督人間やめてるだろ。w
深海棲艦、それもタ級相手にこんだけ持ち堪えられるって。
自分はE-7は諦めて海風掘ってたさ。
目的通り来てくれたし、更に大淀も時津風も雪風も舞風も野分もきたから十分さ。(ハイライトオフ)
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- 2015年09月07日 23:48
- 提督殴られすぎワロタ
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- 2015年09月07日 23:53
- オンドゥルルラギッタンディスカーの間違いが気になって仕方ない…。
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- 2015年09月07日 23:55
- 枕を雷ちゃんだと思って抱き締めて寝ると凄い夢が見れるぞ!
昨日は細木数子とアジャコングと谷亮子のトリプルアタックを食らった
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