2015年09月07日

ラブライブ！プロジェクトデザイン考察同人誌　Miracle　「キセキを紐解く濃厚の一冊！」

サークルOTAD　ラブライブ！プロジェクトデザイン考察同人誌『Miracle 奇跡と言う名の現象』

サークルOTADのラブライブ！プロジェクトデザイン考察同人誌『Miracle 奇跡と言う名の現象』が、ZIN秋葉原店に4日に入荷し、6日には売り切れてた（zin専売）。ラブライブ！の宣伝・広告・プロモーション・展開・商法などを考察され、ZIN秋葉原店のPOPは『9人の女神のキセキを紐解く濃厚の一冊！』だった。

サークルOTAD（増田氏）の同人誌「Miracle 奇跡と言う名の現象」
「9人の女神のキセキを紐解く濃厚の一冊！カロリー高くて満足必至！！」

プロジェクトの構造と連携　「考察を進めるにあたり、まずはプロジェクトが
どのような要素の集まりによって構成されているかを考える必要がありました」

地続きにつながる物語　「長期化したコンテンツに共通する要素として
コンテンツ間の繋げ方がスムーズであることが上げられます」

熱狂の集約と分散　「ネットにおけるフラットなコミュニケーションは、
えてしてその活動自体の停滞をも引き起こしかねません」

サークルOTAD（増田氏）のラブライブ！プロジェクトデザイン考察同人誌『Miracle 奇跡と言う名の現象』が、COMIC ZIN秋葉原店に4日に入荷し、6日には売り切れてた（zin専売）。

同人誌『Miracle 奇跡と言う名の現象』に収録しているのは、ラブライブ！の宣伝・広告・プロモーション・展開・商法などなどを「プロジェクトの構造と連携」、「存在しない大黒柱」、「現実を拡張する錯覚」、「地続きにつながる物語」、「制約の生み出す効能」、「熱狂の集約と分散」、「言語を超える共感」、「歴史が作る一瞬」、「拡散するローカル」の9項目（もくじ1・もくじ2）。

■section,1「プロジェクトの構造と連携」。ラブライブがどのような要素で構成され、どういった形で連携しているか
■section,2「存在しない大黒柱」。ラブライブの要素の中にコアとなるコンテンツが無いように思え、その考えは果たして正なのかを分析、考察
■section,3「現実を拡張する錯覚」。アニメを経て描かれた空間が聖地化するプロセス、聖地と町おこしの性格の違い、そこからさらに外の世界へ拡張していく宣伝販促の施策
■section,4は「地続きにつながる物語」。section,2で導き出した結論を元に、改めて各要素がどのように繋がっており、特徴がどこにあるかを探りつつ、どのような効果を生み出しているかを考察
■section,5 「制約の生み出す効能」。ここでは主に限定商法と呼ばれるセールスのあり方について考察
■section,6「熱狂の分散と集約」。ラ！プロジェクトがユーザーの盛り上がり、すなわち熱狂をどのようにコントロールしてきたかを考察します。
■section,7「言語を超える共感」。なぜラブライブは海外でも高い知名度を誇るのか
■section,8「歴史が作る一瞬」、長期化したプロジェクトであるラブライブ！の中で、培った歴史は新たな歴史を作る際にどのような効果を発揮するのか
■ｓection,9「拡散するローカル」。これまでの内容を踏まえ、盛り上がりが地方に根付き、定着するであろう未来の展開

サークルさんのコメントは『ラブライブ！のプロジェクトデザインに焦点を当てた考察本。様々な視点からプロジェクトについて考察しています。62Pフルカラー』で、ZIN秋葉原店のPOPは『9人の女神のキセキを紐解く濃厚の一冊！カロリー高くて満足必至！！』になってた。

これは、奇跡に至るまでの軌跡。ここの考察本の原動力は、批評欲や蓄積したデータの活用ではありません。ただ、パッションの赴くままに描いています。そのため、不意に堕ちない箇所や疑問が残る点が多々あるかもしれません。アニメ化前にファンとなり、その軌跡を追っていった一人の人間が、ラブライブ！の起こした奇跡を解釈しようとあがいたもの、それがこの本です　まえがき抜粋

なお、同人誌『Miracle 奇跡と言う名の現象』の、らいねさんの感想は『ラブライブ！の商業的な展開を、メンバーの数と同じ9つの観点から考察する本。文面から滲み出てくるラブライブ！への熱い情熱には感服するばかりです』で、サークルOTADの増田氏はあとがきで『さて、こうして様々な角度から考察なのか妄想なのかわからない文章を書き連ねてみましたが、正直この本において全てを書くことはできない、と判断しました。私の分析力が追いつかない、というのも一つですが、今のラブライブ！プロジェクトの展開されるスピード感が早くなっており、考察を進めるそばから新しい展開が生まれる状態です。これは5周年を経てますます活気づくプロジェクトということであり、一ファンとして嬉しく思います』などを書かれている。

サークルOTAD / COMIC ZIN通販「Miracle」（専売）