【艦これ】集まれ!睦月型会議
――横須賀鎮守府・第五会議室――
全員「第三十七回睦月型会議!」
皐月「説明しよう! 睦月型会議とは!」
卯月「睦月型の誰かが発案した議題を、睦月型全員で話し合う会議のことだぴょん!」
菊月「因みに第三十六回以前のSSは存在しない……検索しても無駄だぞ……」
睦月「皆、誰に言ってるのかな? そして今回の議題の発案者は長月ちゃんだよ!」
長月「長月だ。今日は忙しい中わざわざ集まってくれてありがとう」
望月「ほんと『わざわざ』だよ、マジめんどくせぇー」
三日月「そんな言い方したらダメですよ、望月ちゃん」
弥生「それに……望月はサボってばっかりで……大して忙しくしてない……」
望月「何だって?」
文月「け、けんかしちゃだめだよ~!」
弥生「弥生、怒ってなんかないですよ?」(フミィナデナデ
望月「あたしも怒ってないよー」(フミィナデナデ
文月「ふみぃ~」/////
如月「それにしても、こうやって睦月型全員で集まるのも会議の時くらいよね」
皐月「大抵、誰かが遠征でどこかに行っちゃってるしね」
望月「第九回なんてあたしと弥生と菊月しか来なかったし」
睦月「それ、会議になったの?」(汗
菊月「私と弥生は多く話すタイプではないし、望月はダラダラするだけで……議題すら出ずに五分で終わったな……」
長月「それ、誰が招集したんだ?」
卯月「卯月だぴょ~ん! その日は急に遠征メンバーが変わって来れなくなったぴょん」
三日月「それで、その日の議題は何だったのですか?」
卯月「忘れたー!」
弥生「だと思った……」
如月「それ以降よね、ちゃんと司令官に申請して睦月型全員の予定を合わせるようになったのは」
文月「会議室も借りれるようになったよね~」
睦月「それまでずっと私達の内の誰かの部屋でやってたし」
菊月「二人部屋に十人入った時は流石に狭かったな……」
長月「というか、第八回まで特に打ち合わせもしてないのに毎回半分以上が集まってたのも奇跡だったよな」
皐月「奇跡と言えば第十五回!」
如月「そうそう。あれは本当に凄かったわよね」
三日月「まさか望月の『コタツの使用時間を伸ばすにはどうすればいいか』という議題から――」
望月「弥生と卯月の新規加入に繋がるとはね」
弥生「あの時は……本当にお世話になりました……」
卯月「卯月も感謝してるぴょん!」
長月「更にそこからなぜか今度は憲兵の軍需品横流し発覚に繋がって」
睦月「睦月型が大活躍だったよね!」
菊月「本当は戦場で活躍したかったんだが……」
文月「そういえば、水無月ちゃんと夕月ちゃんの捜索作戦はどうなっの~?」
皐月「第二十六回のこと? あれ二週間で無期限活動停止になったんじゃなかったっけ」
睦月「早く睦月型全員加入してほしいよね~」
長月「ところで、そろそろ本題に入っていいか?」
卯月「え~! もうちょっとお喋りしたいぴょ~ん!」
望月「こうやって議論に入る前に駄弁るのが第四回からの伝統じゃんか~」
長月「お前ら……そうやってまた『第二十二回の悲劇』を繰り返すつもりか……?」
全員「…………」
望月「よし、議論に入ろう」
卯月「早くお題を出すっぴょん!」
三日月「あれは……『第二十二回の悲劇』は繰り返してはならないのです……」
如月「それで、真面目に議題は何なのかしら、長月ちゃん」
皐月「まさか第十七回の『髪が伸びたけどどうすればいいか』みたいなくだらない議題じゃないよね?」
長月「それはお前が発案したんだろうが!」
菊月「『切れ』の一言で終わったな……」
弥生「第九回の記録を超えて……最短記録更新だった……」
望月「あれほど無駄な時間を過ごした時はなかったよな」
皐月「なんだよ皆、ひどいじゃないか! 女の子にとって髪の毛は大事な問題だよ!」
睦月「確かにそうだけど、皆を集めて話し合うことじゃ……」
皐月「そうは言うけどさ! それなら文月の『ピーマン嫌いを治すにはどうすればいいか』だって大概くだらないでしょ!」
睦月「文月はくだらなくない」
如月「文月はくだらなくない」
弥生「文月はくだらなくない」
卯月「文月はくだらなくない」
長月「文月はくだらなくない」
菊月「文月はくだらなくない」
三日月「文月はくだらなくない」
望月「文月はくだらなくない」
皐月「ごめんよ、文月。ボクは何てことを言ってしまったんだ……」(泣土下座
文月「そ、そんなことしなくていいよぉ! あたしは大丈夫だから」
長月「それで、そろそろ本題に入っていいか?」
全員「どーぞどーぞ」
長月「さて、私が皆で話し合いたいことは、司令官との関係に関することだ」
文月「何か不満でもあるの~?」
睦月「改二になっても未だに遠征要員だけど――」
如月「特に不満はないわよねぇ」
望月「本当に不満ないのかお前ら?」
長月「まぁ、不満と言えば不満になるだろう。私達がこの鎮守府に配備されてから二年を超え、もう三年目に入っている」
長月「こうした長い月日を司令官と共にすることで、初めの頃より司令官に対する感情が変わった者もいるだろう」
三日月「あれ、長月ちゃん、もしかして……」
卯月「はは~ん?さては長月、しれいかんのことが」
長月「まぁ待て、話はまだ終わってない」/////
長月「そういうわけで、その、なんだ、まぁ、私も日々司令官の命令に着き従う中で」
長月「私自身も彼に対する感情というものが変わってきたわけだ」
皐月「へ~、それでそれで?」(ニヤニヤ
長月「それで、だ。私は皆に対してこの議題を提案する」
長月「議題は【司令官とセッ○スするのはどうすればいいか】だ!!」
長月以外「ぶーーー!?」
望月「ちょ、ちょっと待て!色んな過程すっ飛ばしすぎだろ!」
菊月「ここまでの流れで司令官のことが好きなんだろうとは感づいたが……」
三日月「告白とかデートとかじゃなくて……せ……せ……」/////
長月「○ックスだ」
弥生「女の子が……そんな言葉を堂々と言わないで……」
長月「とにかく、どうすれば司令官とセ○クスできるだろうか?」
望月「話聞いてんのかお前?!」
卯月「というか、そんな議題が長月から出てくることがビックリだぴょん」
皐月「そうそう、如月ちゃんとかなら不自然じゃないんだけどさ。ねぇ、如月ちゃん?」
如月「え……え……せ……セッ……クス……なんて……その……」/////
睦月「皐月ちゃん。普段は思わせぶりな発言してるけど、如月ちゃんは本当は結構純情なんだよ!」
皐月「マジで?! それ青葉新聞の二面に載るくらいの驚きの事実じゃん!」
菊月「それ凄いのか凄くないのかよくわからんな……」
文月「ところでさぁ~」
文月「せっ○すって、な~に?」
文月以外「――――っは!」
三日月「これ以上文月ちゃんをここにいさせてはいけない――!」
皐月「さ~て文月ちゃん、ちょっと一緒に僕の部屋に行こうか」
長月「待てお前ら! これは睦月型会議だぞ! 誰一人として中途退席は許さん!」
睦月「ちょ、ちょっと待ってよ! それじゃあ文月ちゃんはどうするの?」
長月「……これより、文月に性教育を施す」
如月「ちょ、ちょっと待って長月ちゃん! あなた何を言ってるの!」
皐月「純粋でピュアな天使、文月に対してなんてことをしようとしてるんだ!」
長月「説明なしじゃ会議に付いていけないだろう! それに、いつかは知らなければならないことじゃないか」
弥生「だからと言って……文月にはまだ早すぎる……!」
長月「早すぎるとかいいつつ、文月以外の全員はセック○がどういうものか知ってるんだろう!」
菊月「う……そ、それは……」
長月「さぁ文月、そこに座れ。これから赤ちゃんがどこから来るのかを教えてやろう」
文月「ふみゅ? コウノトリさんが運んできてくれるんじゃないの?」
皐月「やめろぉ! やめろぉぉぉぉ!!」
――十分後――
長月「――――ということだ」
文月「そ、そうなんだぁ……男の人と女の人が……」/////
皐月「うわぁぁぁぁぁ!!」(絶望
三日月「文月ちゃんがぁ! 文月ちゃんがー!!」(号泣
弥生「全人類の宝が……失われてしまった……」orz
睦月「長月ちゃん! それでもあなたは艦娘なの!」
長月「黙れ! 私だって直接文月に性のことを教えて……辛くないわけがないだろう!」
如月「だったら、どうしてこんなことを!」
長月「こんなことをしても……それでも私は――」
長月「司令官とセッ○スがしたいんだ!」
望月「結局そこに戻るんかい」
長月「さて、茶番を終えた所で」
卯月「えぇ! どこから茶番だったぴょん?」
長月「どうすれば司令官とセ○クスできるだろうか?」
如月「えっと、長月ちゃん、やっぱりセッ……って言葉をそのまま言うのは……」
長月「何だ? ○ックスって言わなきゃいいのか? 性行ならいいのか? 交尾ならいいのか?」
長月「それとも、おち○ぽジュポジュポの方がいいのか?」
皐月「最後は止めろぉ!」
菊月「真顔で言う辺り……色々終わってるな……」
睦月「普段の長月ちゃんのイメージがどんどん崩れちゃう……」
皐月「そもそも、いきなりセッ○スに走らなくても、愛を確かめる方法はいくらでもあるじゃないか」
長月「じゃあ皐月に聞こう。皐月は司令官をセ○クスしたくないのか?」
皐月「はぁ?! い、いや、急に何聞いてるのさ! そんなこと急に言われても」
卯月「しれいかんを超えるセクハラ発言だぴょん!」
睦月「長月ちゃん、さすがにそういう質問は……」
長月「悪かった。順番に質問しよう。皐月は司令官のことが好きか?」
皐月「え? いや、その」
卯月「そっちは気になるぴょん」
睦月「さぁ、司令官が好きなのかどうなのか、早く吐くにゃし!」
皐月「今度は助けてくれないのかよ!」
長月「因みに私は大好きだ。もちろん、LOVEの意味でだ。好きでもない男とセッ○スしたがるほど性に狂ってはいない」
皐月「それはわかってるけどさ……その……ボクは……」
皐月「…………す、好き、だよ……」
長月「ありがとう。なら皐月も司令官とセック○したいってことだな」
皐月「ちょ、なんでそうなるのさ!」
長月「皐月のさっきの回答は当然LOVEの意味だろう?」
長月「だったら最終的にセ○クスしたいに結び付いてもおかしくないじゃないか」
弥生「長月は……愛の認識を間違えてる……」
長月「じゃあみんなに問うぞ! 逆に司令官とセッ○スするのが嫌って奴は手を挙げろ!」
睦月「え?」
三日月「いや、その……」
文月「急に聞かれても……」(モジモジ
菊月
コメント一覧
-
- 2015年09月08日 22:33
- ほとんど下ネタじゃねーか!
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- 2015年09月08日 22:37
- 文月は天使である、異論はないね?
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- 2015年09月08日 22:41
- 素晴らしい勢いだった
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- 2015年09月08日 22:52
- 場面転換無しで10人以上のキャラ出して最後まで書き切ったのはすごい
いい勢いだと思う
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- 2015年09月08日 22:53
- 策士うーちゃん、かわいい。 ぴゃん
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- 2015年09月08日 22:55
- 11Pが辛いなら何人か俺が担当してやるぞ?ん?俺の主砲が火を吹くぜ!
-
- 2015年09月08日 23:02
- 下品もここまで突き抜けると文句言えなくなるな
正直俺はこういうの苦手で合わないけど良い作品なんだろう
-
- 2015年09月08日 23:06
- ∠(`・ω・´) (ビシィ!
-
- 2015年09月08日 23:11
- オータムクラウド……いったい誰雲先生なんだ……
-
- 2015年09月08日 23:15
- ひでえや
-
- 2015年09月08日 23:17
- ここの鎮守府の風紀はボドボドだぁ!
もっとやれ!
-
- 2015年09月08日 23:26
- 長月提督だが、そっちの長月ぶっ飛んでるな……
今夜の参考にさせてもら(ry
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- 2015年09月08日 23:39
- ※6 じゃあ文月と皐月は俺の担当な
-
- 2015年09月08日 23:40
- 素晴らしい鎮守府だな。私のところの睦月型もこうだったらな…(メソラシー)
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- 2015年09月08日 23:51
- 世に文月のあらんことを
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- 2015年09月09日 00:00
- ひでえ、けど、すげえ(迫真)
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