東京五輪の予算が大幅に跳ね上がる可能性が急浮上しました。

画像:【新国立競技場(前デザイン)】 
新国立競技場&

9日、東京五輪大会組織委員会の中村英正企画財務局長

「大会予算の当初見込みが約3倍の2兆円程度に膨らむ懸念がある」

と公共事業再検討本部(民主党開催)の会合で打ち明かしました。

当初、組織委員会や開催地・東京都が支出する開催総額は「7340億円」とされていましたが、

「2012年のロンドン五輪も招致段階から、結果的に予算が約3倍になっている。
東京もそうなる可能性がある。
しかし、算出の根拠はない。
施設、運営経費の削減を図らなければいけないという問題意識からの発言だ。
総額が膨らむことで国民からの信頼を失うことを最も危ぶんでいる」

と釈明。

また組織委員会の森喜朗会長も今年7月の講演会で

「大会予算は2兆円を越すかもしれない」

森喜朗会長

と語っています。

また同日、元JOC(日本オリンピック委員会)の元幹部で参事をつとめていた春日良一氏と五輪

を取材してきた新聞記者が、週刊誌「女性自身」上で森会長について、告発。

「今の日本スポーツ界では、誰も森喜朗元首相(78)には逆らえないんです。
五輪エンブレム、そして新国立競技場の建設問題——。
東京五輪をめぐるゴタゴタは原因をたどるとすべてそこに行き着きます」

「今の東京五輪組織委からは、そうした(五輪運営の)知識を持ったJOCの人間が排除されてしまっているんです。組織委は"素人だらけ"です」
「それをやっているのが、森さん。自分の気に入らない人間を、組織委に入れさせないんだ」

「森さんは、自分より年下、格下の人間がJOCで活躍するのを見て、ずっと苦々しく思ってきた」
「しかし、子分である安倍晋三が首相に就任したことで森さんが復権。
今やスポーツ界を完全に掌握して、協会や関連団体人事で横暴のかぎりを尽くすようになった」

「森さんが首を縦に振らないとどんな人事も決まりません。そして、自分に従順な人間は重要ポストに就けますが、嫌いなやつは排除するんです」

盗作疑惑で騒動となった五輪エンブレムについても

東京五輪エンブレムの原案と修正案

「五輪運営のノウハウを持つ人間が排除された結果、"素人"が『著名人を集めてデザインを公募しておけば、文句は言われないだろう』くらいの甘い考えでやったんでしょう」

「五輪の世界では約束を破ることは絶対に許されない——そういうことがわかっている人間が最初から関わっていれば、無責任に建設費を膨らませたあげく、一から設計をやり直すなんて失態を演じることにはならなかった」

「組織委の会長として力を誇示している森さんは、東京五輪を自分の晴れ舞台にしたがっているんです。開会式のときには80歳を超えているのにね。"老害"そのもの」
「もうJOCはケツをまくって、森会長率いる組織委と対決するしかないんじゃないかな」

と結論付けています。

今回の件に【ネットの声】は・・

  • コンパクトな五輪とは一体?
  • 予算削減で競技場からエアコン無くすと宣言した直後にこれかよwwww
  • こいつら国民の税金を湯水のように使って・・何だと思ってんだ?
  • ドンブリ勘定とはいい加減すぎるな
  • モントリオール五輪は当初予算の8倍。これ豆な
  • 二転三転
  • すべては上級国民のなすがままに
  • またお偉いさんの懐や利権団体、関係先に金がばら撒かれる
  • 中止するなら今のうちだぞ!間に合わなくなっても知らんぞ!!
  • そして誰も責任を取らない

などがあるようです。

五輪エンブレムの盗作疑惑にまつわる訴訟や取り消し、新国立競技場デザインの白紙撤回など、

度重なる不祥事とウソで、東京で五輪開催する意義がますます薄らいできました。Whew