暁「私の司令官はとっても過保護」
提督「お、インクが切れてしまった。補充もないしどうしようか」
暁「司令官!私が買ってきてあげるわ!」
提督「できるのか?」
暁「当たり前じゃない、レディにできないことなんてないわ!」エッヘン
提督「そうか、じゃあ明日デパートまで買いに行ってくれ」
暁「暁に任せなさい!」
―次の日―
ヘリコプター「」バラバラ
パトカー「」ウォンウォン
提督「」プルルル
提督「あ、大将君、準備はどうだい?」
提督「うむ、デパート周辺半径1キロメートルに人はいないか。ありがとう」ブツッ
提督「道中班、安全は確認したか?」
提督「何?300メートル先に小石が落ちていた?バカもん!今すぐ取り除けぇ!」
暁「」ポカーン
提督「さ、行ってらっしゃい暁。変な人に声をかけられても返事しちゃだめだよ」
暁「あんたが」ボウシガッ
暁「一番」ギリギリ
暁「変な人よっっっっ!」ブチーン!
提督「ふむ、小腹が空いたな」
暁「なら私が簡単なお夜食を作ってあげるわ!」
提督「いいのか?」
暁「ええ、おにぎりでいいかしら?」
提督「それで頼むよ」
暁「それだけじゃ足りなそうだしお味噌汁も作ってあげる!」
提督「おお、それは楽しみだな」
暁「暁に任せなさい!」
―台所―
シェフ「最近収穫したばかりの新米をご用意致しました。海苔と塩は最高級の物を用意しております」
女将「味噌汁の具については豆腐とネギにするよう言われております。ネギは私が切りますゆえ」
提督「おい、おにぎりの具材は全てあるか?」
下っ端「梅干しが到着遅れるそうです!」
提督「バカもん!後五分で持ってこいと言え!もうそっちの食材は使わないぞと脅しをかけとけ!」
提督「台所の周りに危ない物はないか!」
下っ端「「「「「「はい!」」」」」」
提督「さ、夜食作り頑張ってくれ」
暁「もう!」ダッ
暁「あんたが!」ゲシッ
提督「ごふっ!」
暁「作りなさいよ!」バタン!
提督「最近運動不足だ」
暁「なら私とキャッチボールでもやりましょう!」
提督「大丈夫か?」
暁「当たり前じゃない、こう見えても結構上手いのよ!」
提督「じゃあ明日やってみるか」
暁「暁に任せなさい!」
―次の日―
メジャーリーグスタジア厶
観客「「「「「オーオーオー!」」」」」
実況「さあ、今日は暁さんと元帥提督のキャッチボールの日です!一体どんなドラマが生まれるのか、私と一万人の観客が始まりを今か今かと待っています!」
提督「大将君、芝のチェックは大丈夫か?」
大将「はっ!」
下っ端「特注品のグローブができました!」
提督「うむ、ボールは用意できてるか?」
研究員「はい!N○SAの新技術を投入した当たっても痛くないボールです!」
提督「よくやった、後で感謝状を送ろう」
研究員「ありがたき幸せっ!」
実況「さあ、まもなく始まります!暁さんはどんな球を投げるのか!」
観客「「「「「ワアアアアアア」」」」」」
提督「さあこい暁!」
暁「」プルプル
暁「あんたは!」カマエ
暁「いちいち!」フリカブリ
暁「大袈裟過ぎるのよ!」シュゴオオ
提督「ぐおおおおおおおおお」ドゴォ
提督「今度の休日何かして遊びたいな」
暁「なら浜辺で遊びましょ、皆で遊べて丁度いいわ!」
提督「おお、それはいい案だ」
暁「なら水着を買わなくちゃいけないわね」
提督「ならこれから買いに行こうか」
暁「それがいいわね、レディに合う水着を探しましょ!」
―高級店―
店員「「「「「いらっしゃいませ!」」」」」
提督「うむ」
暁「(お、落ち着きなさい暁。突っ込んじゃダメ。なんたって私はレディですもの!)」
偉い人「今日は何をお探しでしょうか元帥様」
提督「なに、浜辺で遊ぶ為の水着を買おうかと」
偉い人「それならばこちらでございます。ブランドものからオリジナルまで様々な商品がございます」
暁「」ポカーン
提督「じゃあこれでいいか」
300円の無地海パン
偉い人「かしこまりました!」
暁「なんでそうなるのよおおおお!」
提督「どうしたんだ暁?」
暁「なんでこんな高級店でそんな物選ぶのよ!おかしいわ!」
提督「最近の流行に疎くてな、では暁に選んでもらおうか」
暁「いいわよ!なんたってレディですもの!すんごいの選んであげるわ!」エッヘン
偉い人「さ、どれにしますか?」
ズラァ
暁「え?えっと……えっと……こ、これなんていいんじゃないかしら!」
女性用ビキニ(赤)
偉い人「……」
暁「……」
偉い人「……そ、それは女性用なので……」
暁「そ、そうよね!間違えちゃっ」アセアセ
提督「これを色違いも含めて全部くれ」
偉い人「!?」
暁「!?」
偉い人「それは女性用なので元帥様には合わないと……」
提督「バカもの!暁のセンスが悪いと言うのかぁ!」
偉い人「すみませんでしたああああ!」ドゲザ
暁「ちょっ、違……」
偉い人「きっとお似合いだと思います!」
提督「これを試着してくる。その間に暁は自分の水着を決めなさい」
暁「いや、だから間違え……」
提督「では行ってくる!」スタスタ
店員「「「「「はっ!」」」」」
暁「だから間違えたのよおおおおおおおおお!」
暁「今度ウサギに触れ合う広場に行ってくるわ!」
提督「それはいいな」
暁「なんでも芸を教える事ができるらしいの!」
提督「暁にできるのか?」
暁「当たり前じゃない!なんたってレディですもの!」エッヘン
提督「それは楽しみだ」
暁「でも司令官がどうしてもついていきたいって言うなら一緒に行ってもいいわよ!」
提督「そうか、なら一緒に行こうか」
暁「じゃあ明日ね!おやすみなさい!」
提督「おやすみ」
―次の日―
飼育員「ウサギさんと触れ合う広場はここですよー!」
暁「ウサギさん可愛い!」
ウサギ「」ゴロゴロ
暁「はい人参」
ウサギ「」ムシャムシャ
暁「食べた、食べたわ司令官!」
提督「はっはっは、暁があげたからだな」
暁「あ、そうだ。芸を教えるんだった。でもどのウサギに教えようかしら……」ウーン
提督「じゃあ全員呼ぼうか」
暁「え?」
提督「ウサギ艦隊、集合!」
ウサギ達「「「「「」」」」」ダダダダ
飼育員「!?」
ズラァ
提督「全員敬礼!」
ウサギ達「「「「「」」」」」バッ
人々「「「「おおー!」」」」パチパチ
提督「さ、暁。どのウサギに芸を教えるか決めなさい」
暁「あんたが!」ウサギタチ!
暁「先に!」モクヒョウテイトク!
暁「教えてんじゃないわよ!」イキナサイ!
ウサギ達「「「「「」」」」」ドドドドド
提督「ぐわあああああああああ!」ドゴドゴォ!
暁「司令官、スキーって知ってる?」
提督「ああ、知ってるよ」
暁「雪の上を滑るなんてとってもレディだわ!」
提督「そうだな」
暁「でもまだ7月、雪は降りそうにないわね」シュン
提督「そう落ち込むな、雪が降ったら連れてってあげるから」
暁「本当!ありがとう司令官!」
提督「ああ、よく食べてよく遊んでよく寝ればすぐだよ」
暁「そうね!レディですもの、その位待てるわ!じゃあおやすみなさい!」バタン
提督「おやすみなさい」
―次の日―
電「暁ちゃん!起きるのです!」ユサユサ
雷「外が大変なのよ!」
暁「うーん、どうしたの?」
響「外が吹雪なんだ」
ゴオオオオオオオ
暁「」ポカーン
電「昨日まで暑かったのに急に冷え込んだのです」
雷「でもまだ7月よねぇ?」
響「異常気象だね」
雷「でも見て!ニュースでは今日はいつも通り晴れよ!ここだけおかしいわ!」
響「一体何が起こったんだ……」
暁「」プルプル
暁「」ダッ
電「あ!暁ちゃん、ちゃんと冬用の格好をしなきゃ外は寒いのです!」
―外―
大将「人工降雪機、ちゃんと作動しております!」
提督「まだ量が足りないな」
大将「はっ!おい、もっと量を増やせ!機器の数を増やすんだ!」
下っ端「「「「「はっ!」」」」」
イ級「」カチコチ
提督「スキー板はまだかね?」
下っ端「時期が時期ですので遅れております!」
提督「なんだと!暁が起きてくる前に用意しておけぇ!できなかったらお前らの命は無いぞ!」
下っ端「申し訳ありません!」
提督「まったく……」
暁「」ダダダダ
提督「お、暁じゃないか。おはよう。まだ準備できてないから世界有数のかまくら職人に作らせたこのかまくらで休もう」
暁「いきなり!」ダダダダ
暁「季節変えてんじゃ!」ジャンプ
暁「ないわよ!」ウラケン!
提督「トリプルアクセル!」ドゴォ!
提督「最近街で祭りをやってるみたいだ。楽しそうだな」
暁「何言ってるのよ、私達は海の平和を守らなきゃいけないの、そんなものにうちゅ、現を抜かしている暇はないわ!」
提督「(噛んだ……)」
提督「そうだな、暁の言う通りだ」
暁「そ、そうよ!なんたってレディですもの!」ウズウズ
提督「……」
提督「あ、そうだ!」ポン
提督「そういえば陸軍の知り合いが明日見回りに行けなくなってしまってね、代わりに頼まれたんだ」
暁「!」
提督「見回りがいなきゃ祭りで暴れる人が出るかもしれん、一緒に見回りに行ってくれないか?」
暁「」パァ
暁「」ブンブン
暁「」キリッ
暁「き、緊急事態ならしょうがないわね!私み見回り手伝ってあげるわ!」
提督「そうか、ありがとう」
暁「暁に任せななさい!」エッヘン
―次の日―
提督「さあ着いたよ」
暁「わああ」キラキラ
暁「綿飴やリンゴ飴、チョコバナナもあるわ!」キラキラ
提督「暁、今日ここに連れてきたのは社会勉強の為でもあるんだ。限られたお金を渡すからそれでやり繰りするんだぞ」
暁「わかったわ!」
提督「はい10万円」スッ
暁「!?」
提督「私も心を鬼にしているんだ。これ以上はあげられないよ」
暁「多すぎよバカ!」ゲシッ
提督「なんだと!?」ゴフッ
暁「でもありがと」ボソッ
提督「ん?何か言ったかい?」
暁「なんでもないわ!さ、行きましょ。ちゃんとレディをエスカレーターしてよね!」
提督「ああ、ちゃんとエスコートするよ」
提督「那珂ちゃんの曲はいいなぁ」ジャカジャカ
暁「私もその曲大好きよ!」
提督「そうなのか」
暁「ええ、踊りの振り付けも覚えたわ!」
提督「本当か?」
暁「当たり前じゃない!なんならここで踊ってもいいわよ
コメント一覧
-
- 2015年09月16日 21:20
- なんだ貴殿か
-
- 2015年09月16日 21:21
- 提督とは「権力」「人望」そのもの。
スゲーな!
-
- 2015年09月16日 21:29
- 祭りの出店は射的もくじも金魚掬いも全部提督の関係者なんですねわかります。
でもまぁそんだけの金と権力あったらものすごい過保護になっちゃうよなぁ
-
- 2015年09月16日 21:31
- うん、普通に面白かったよw
-
- 2015年09月16日 21:32
- ウサギのとこ好き
このSS提督にも名前をつけねばならぬな…。
-
- 2015年09月16日 21:50
- バウンティーハンター暁
-
- 2015年09月16日 21:55
- 暁の作ったおにぎりと味噌汁食べたいです
-
- 2015年09月16日 21:58
-
暁は自分のことを『暁』と言う
次回からご注意を
-
- 2015年09月16日 22:01
- 大天使暁カワイイヤッター‼︎
-
- 2015年09月16日 22:18
- 絶チルの局長を思い出した。
提督「艦娘は国の宝だぁぁぁぁぁ!」
-
- 2015年09月16日 22:19
- 暁はかわいいなあ
-
- 2015年09月16日 22:23
- 最後に明かされるまで分からなかったけど、この提督のSS好きだわ
-
- 2015年09月16日 22:26
- この人のSS好きw
-
- 2015年09月16日 22:31
- 作者さんが午○の紅茶をdisった事を、僕は忘れない。
大天使暁の魅力で誤魔化されないんだからぁぁぁぁ!!!
-
- 2015年09月16日 22:51
- 一人前のレディーの道って険しいんだな…
-
- 2015年09月16日 23:13
- 海軍の将官 → 提督
陸軍の将官 → 将軍
少しは勉強しようね
-
- 2015年09月16日 23:49
- ※16
海軍の将官にも小中大の階級はあるだろ
兆が一なくても、実際()じゃなくて艦これにはあるから問題ない
それにしても大将維持は出来ても元帥が遠い…米帝プレイでもしてんのか?
スポンサードリンク
ウイークリーランキング
最新記事
アンテナサイト
新着コメント
QRコード
スポンサードリンク