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ドコモ PREMIUM 4G、11月に300Mbpsに高速化。3帯域束ねる3CC CA導入。16年度にはTDD/FDD CAで370Mbps - Engadget Japanese


NTTドコモは、PREMIUM 4G を11月に受信300Mbpsへ高速化すると発表しました。

高速化には3つの周波数帯域を束ねるキャリアアグリゲーション(3CC-CA)を導入します。また、2016年度にはTDD方式の3.5GHz帯を活用して受信370Mbpsへの高速化を予定します。
キャリアアグリゲーション(以降CA)は、複数の周波数を重ねて同時通信することで通信を高速化する技術。LTE-Advancedの技術の一つです。NTTドコモは2015年3月27日に、2つの周波数を束ねる2CC CAによる高速通信サービス PREMIUM 4Gをスタート。

現行の速度は受信225Mbpsですが、ドコモはiPhone 6sシリーズの発売に合わせ9月25日に受信を262.5Mbpsに高速化すると発表。対応機種には当然iPhone 6s / Plusも含まれます。

ドコモ、Premium 4Gを下り262.5Mbpsに高速化。iPhone 6s / Plus発売の9月25日から



11月に予定する300Mbps化では、2つの帯域を束ねる従来から高度化。3つの帯域を束ねる3CC CA技術を適用し、束ねる帯域を3つに増やすことで通信を高速化します。

(なお、余談にはなりますが、LTEは規格上最大5波の5CC CAまで規定されており、20MHz幅を1単位として最大100MHz幅まで束ねられます。)

その先の展望としては、2016年中にTDD方式で割り当てられた 3.5GHz帯を活用。TDD/FDDキャリアアグリゲーションで370Mbpsを実現します。2017年度以降は複数アンテナから異なる信号を同時に送受信するMIMO等の技術を取り入れ、2020年度には1Gbps超の5Gを目指すとしています。



モバイルで300Mbpsの通信速度が必要かという議論はさておき、通信速度の向上はすなわち通信容量の向上でもあり、通信トラフィックが集中するエリアではスループットが低下しづらくなる利点があります。動画配信サービスやクラウドのさらなる発展で、モバイルにおける通信需要のさらなる増大が予想されるなか、その屋台骨を支える通信技術の進歩から目が離せません。

NTTドコモ、LTE-A向け3.5GHz帯は16年度商用化、既存帯域とCAで高速化めざす
ドコモ PREMIUM 4G、11月に300Mbpsに高速化。3帯域束ねる3CC CA導入。16年度にはTDD/FDD CAで370Mbps

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