埼玉県熊谷市で6人が連続で殺害された事件で逮捕されたペルー人男性、
ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン(30才)容疑者の素性や、警察の失態
が徐々に明らかになってきています。
画像:【ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者】
14日に熊谷市見晴町の田崎稔(55才)さんと美佐枝(53才)さん夫妻が刃物で殺害され、16日にも
熊谷市石原で1人暮らしをしていた白石和代(84才)さん、そこから100メートルほど離れた加藤美和
子(41才)さんと長女で小学5年生の美咲(10才)ちゃん、次女で小学2年生の春花(7才)ちゃんの計
4人が殺害された事件。
画像:【事件が起きた場所】
画像:【逮捕される直前のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者】
関係筋によると、ナカダ容疑者は今年の7月30日~8月3日と8月15日~9月12日まで、群馬県
伊勢崎市にある食品工場に勤務し、弁当の製造ラインで従事。
今月12日に仕事を辞めたいとみずから申し出て、無職となりましたが、仕事上のトラブルは特にみら
れなかったとのこと。
ナカダ容疑者の「外国人登録証明書」によると、住所はペルーの首都リマのサンタクララ。
身長は1メートル64センチで学校は中学2年生のときに中退していると記載されています。
仕事を辞めた翌日の13日午後1時半ごろには、熊谷市民から
「挙動不審な外国人が片言の日本語で周囲の住民を呼び止め、意味のわからないことを話している」
との通報を受け、熊谷署で事情聴取されていたナカダ容疑者。
「喫煙したい」
との要求に警察が応じ、喫煙所に連れて行こうと外に出た隙に逃走し、行方不明に。
同日の午後5時半ごろには、ナカダ容疑者の特徴と似た外国人が、犬の散歩をしていた男性に
「カネ、カネ」
と金銭を要求し、男性が
「金はない」
と返答すると自宅の駐車場に入り込んだ上、車のドアを開けようとしたため、声をかけると逃走していた
とのこと。
またマスコミの取材に応えたナカダ容疑者の姉や叔母によると
「普通の子だったけど、日本へ行って精神的に病んでしまった。
最近の弟の精神状態は悪かった。統合失調症を患っていた。
3年前には『誰かに追われている』『誰かに見られている』と言っていた。
ペルーに帰りたがっていた」
と話しています。
さらに、ナカダ容疑者の兄で現在刑務所に服役しているペドロ・パブロ受刑者は、ペルーで17人を
殺害し、2007年に懲役35年の判決を受けた殺人鬼であることも判明しています。
画像:【ナカダ容疑者の兄・ペドロ・パブロ受刑者】
いくら金に困っていたとはいえ、仕事を辞めた翌日から犯罪に手を染めるのは、容疑者本人に相当
の問題があると思われます。
兄が”殺人鬼”というのも資質や遺伝性のもので何か関係があるのではないかと疑ってしまいます。