プロ野球・福岡ソフトバンクホークスが9月17日に2年連続のリーグ優勝を果たしました。今回は、そんなソフトバンクの選手とSMAPの木村拓哉くんとの交流について紹介します。

月日は遡り、今年3月27日のTOKYO FMラジオ「木村拓哉のWhtat's UP SMAP」でのことです。

木村くんはリスナーから、ソフトバンクの3選手がSMAPの楽曲を登場曲に指定している、という報告を受けました。

2015年は実際に、本拠地である福岡 ヤフオク!ドームでソフトバンクの選手がフィールドに向かう際に流れる登場曲として、『Mr.S-SAITEI DE SAIKOU NO OTOKO』(攝津正投手)、『前に!』(長谷川勇也選手)、木村くんのソロ曲『One Chance!』(大場翔太投手)が指定されています。

3選手がSMAPの曲を指定した経緯について木村くんは、「本当にやってくれたんですね」と喜びの声をあげつつ、昨年のSMAPドームツアー福岡公演での出来事から語り始めたのです。

「ヤフードーム(=ヤフオク!ドーム)でコンサートをやらせてもらった際に。攝津投手だったり、長谷川選手だったり、大場投手だったり。が、ライブを見に来てくれまして。で、ライブ終わった後、一緒にちょっと軽く飯とかもさせていただいて。『いや〜、ホント良かったっす』って言ってくれて。『いや、ありがとうございます、来てくれて』という話をしてて」

ヤフオク!ドームでの公演にソフトバンクの3選手が観覧しに訪れたことを明かした木村くんは、公演後にも選手たちとの交流があったことについて言及しました。

簡単な食事会をしたという木村くんは、長谷川選手や大場投手から昨年の11月当時に体の故障があり厳しい状況にあるといった話を聞いたといいます。

「でもみんな、『すごく元気をいただいたので、2015年のシーズン、登場曲に選ばせてもらっていいですか?』ということになって。『それは、もちろん選んでもらったら嬉しいし。もし、ちょっとでも力になれるんだったら、登場曲にどうぞ』みたいな話を軽くしてたんですけど。まあ、冗談かな、と思ってたら…これ、ホントなんですね」

曲のチョイスについては、長谷川選手が観覧当日の日替り曲だった『前に!』を「あれ、超感動しました」と評し、大場投手が自身のソロナンバー『One Chance!』を「あれ、ヤバいっす」と評していたことから選曲にいたったのだろう、と推測した木村くん。

そして、シーズン途中の離脱がありながらも今シーズン10勝(9月17日時点)の勝ち星をあげ、活躍を見せた攝津投手の選曲については、こう考察していました。

「『Mr.S』。これは分かりやすいんじゃないですか。攝津投手ですからね。やっぱり、超Mr.Sですよね。これ、両方にかかってるんじゃないですか。攝津(Settsu)投手のMr.Sもそうだし、Mr.SoftBankということで、Mr.Sっていうのもオシャレな感じがして嬉しいですね」

これらは全て、シーズン開幕当日にオンエアされた番組で明かされたことですが、木村くんは自身らの楽曲を登場曲に指定してくれたことについて「逆にホント嬉しいですよ。こうやって、自分たちの曲を彼らのプロの現場で使ってくれるっていうのは。恥ずかしいですけど。照れくさいですけど。正直、嬉しいです」とコメントしていたのです。

残念ながら長谷川選手と大場投手は昨年の故障の影響もあってか一軍での出場機会に多くは恵まれませんでしたが、攝津投手は前述の通りの活躍。



攝津投手が本拠地ヤフオク!ドームの先発マウンドにあがり、ドームに『Mr.S-SAITEI DE SAIKOU NO OTOKO』が鳴り響いた時の試合では、見事勝ち越しの成績を残しています。

なお、長谷川選手も9月15日にスタメン復帰を果たし、17日にはホームランを放つなど復調。クライマックスシリーズに向けて活躍が期待されるところです。

優勝したソフトバンクのムードメーカーとして一役買ったSMAP登場曲のエピソードでした。

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