八幡「シスコンぼっちと」美嘉「シスコンアイドル★」
- 2015年09月18日 16:10
- SS、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
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いつもお世話になっております。346プロダクション所属のプロデューサー、比企谷八幡です。
弊社のアイドルをよろしくお願い致します。
・・・まずい、最初に思いついた挨拶がすでに社畜と化している。
どうしてこうなった・・・。
卯月「プロデューサーさん、お仕事の時間ですよ!」
未央「なーにブツブツいってんのー?」
凛「気持ち悪いよ?」
はぁ、また仕事か・・・。
てか気持ち悪いってなんだよ。泣いちゃうぞ?
と、そこで一人の少女が近づいて声をかけてきた。
美嘉「ほら、いくよ、プロデューサー★」
八幡「ん、わかった。卯月、未央、凛・・・美嘉。準備できてるか?」
卯月「はい♪」
未央「ばっちしだよっ!」
凛「うん、大丈夫」
美嘉「もっちろん。それじゃあプロデューサー、今日もヨロシクね★」
八幡「おう、それじゃあいくか・・・」
これは、一人のぼっちがなぜかアイドルのプロデューサーになるという、ちょっとしたお話である。
とある休日、俺はマイエンジェルで世界の妹である小町と買い物ついでに散歩をしていた。
小町「お兄ちゃんとお出かけするのも久しぶりだねー」
八幡「そうだな、俺はお前以外とは誰とも出かける気はないが」
小町「ごみいちゃんはあいかわらずだなー。でも小町と一緒に出掛けてくれるのは小町的にポイント高いよ!」
八幡「はいはい。高い高い」
とかなんとかだべりつつ歩いていると、公園にさしかかった。
なんか人が多いな・・・。これは撤退だな。
八幡「小町ー、そろそろ帰るか」
小町「お兄ちゃん、あの人だかりなんだろーね。いってみよっか!」
といって俺の手を引いて走り出した。
ちょっと、お兄ちゃんの話たまには聞いてくんない?
手をつなぐのは八幡的にポイント高いが、人ごみにいくのはぼっちにはつらい・・・。
ほんとに人ごみって言い得て妙だよね。人がゴミのようだ。
小町「なんか撮影してるねー」
八幡「そうみたいだなー・・・」
ワイワイ
ガヤガヤ
ワー、チョーカワイイ!
ホントイケテルヨネー!
フム、ティントキタ
なんかギャルっぽい娘の撮影をしているみたいだ。
ギャラリーも多く、女子力(笑)が高そうな娘である。
なんかいるだけでリア充オーラに蝕まれそうだ・・・。
小町「もっと近くで見てみよー、お兄ちゃん!」
八幡「えぇ・・・」
仕方なく小町のあとをついてとぼとぼ近づいていった。
ちょうど休憩にはいるところらしい。
「はーい、ちょっと休憩ねー。」
「わかりましたー★」
小町「ん、あれって城ヶ崎美嘉ちゃん?」
八幡「知ってんのか小町」
小町「ちょー有名だよ!雑誌で今人気のカリスマJK読者モデル!」
八幡「ふーん」
ああ、いつもお前が見てる偏差値30くらいの雑誌のやつね。
それにしても読モか、まあぼっちとは一生関わりあいにはならなさそう人種だな。
ふと見てみると、件の城ヶ崎美嘉が顔のよく似た金髪の女の子と楽しそうにしゃべっている。
なんかイメージと違ったその姿を、ついしばらく眺めてしまった。
あんな顔もするんだな・・・。
八幡「小町、そろそろ帰るぞ」
小町「りょーかーい。はぁ、美嘉ちゃんかわいかったなー」
八幡「俺的には小町のほうが8万倍可愛いがな」
小町「はいはい、ありがとありがと」
やっと帰れるぜ!、とウキウキしながら
意気揚々と帰路に就こうとしていると、なんか目の前に知らないおっさんが立っていた。
???「キミ、ちょっといいかい?」
八幡「・・・えっ?」
美嘉「あれ、あの人たち・・・。」
莉嘉「お姉ちゃん、どうかした?」
美嘉「いや、なんでもないよ★」
美嘉「それより、どうだった?さっきのアタシ?」
莉嘉「ちょーすごかったよ!、さすがお姉ちゃんだねー☆」
美嘉「まあねー★」
さっきの人たち、なんかすごく楽しそうだったな・・・
あの休みから1週間ほど経過。俺はなぜか東京のとあるビルの前にいる。
346プロダクション。
数多くのアイドルが所属している、有名な会社である。
ビルを前にして、俺は圧倒されていた。
八幡「もう帰ろっかな・・・」
なんでこんなことになったんだろうな・・・
八幡「346プロダクション、社長?」
公園で話しかけられた人から受け取った名刺には、「346プロダクション 代表取締役社長」と書かれてあった。
社長「ああ、ちょっとキミに用があってね」
八幡「・・・なんすか?」
社長「キミ、アイドルのプロデューサーに興味はないかね?」
八幡「え」
社長「キミをプロデューサーとしてスカウトしたい!」
なんだこの人・・・。
すげぇ怖えぇ。とりあえず断っとくか・・・。怪しさ8万倍だし。
それ俺か。
八幡「いや、俺ちょっとあれなんで、しつr」
小町「すごいよお兄ちゃん、アイドルのプロデューサーなんて!やろうよ!」
八幡「」
社長「まあ見たところ学生のようだし、ご両親とか学校とか色々相談するところもあるだろう、気が向いたら連絡してくれたまえ」
小町「はい、わかりました!必ず連絡します!」
あれ、俺の意思は?ねえ、俺の意思は?
小町曰く、「アイドルのプロデューサーなんて小町的にポイントカンストだよ!」とのことらしい。
その小町の熱心な説得によりあっさり両親は陥落、学校も休学ということになった。
ちなみに俺には拒否権は存在しなかった。なんかもう慣れたな。この扱い。
で、その手続きをしていざ!初出社である。
出社、いやな言葉だ・・・。
・・・これで俺も社畜の仲間入りだな。
社畜って漢字、変換したら一発で出るようになったし。
八幡「うし、行くか」
行かないと小町に嫌われるしな。
一度気合いを入れなおし、おそるおそるビルへ足を踏み入れた。
社長「おー、比企谷くん、来たか。待っていたよ!」
ビルの受付の方にしどろもどろになりながら何とか事情を説明することに成功し、
俺は社長と再び対面することになった。
八幡「アイドルとか詳しくはありませんし、プロデューサーとかも何していいかわかりませんが、よろしくお願いします」
社長「なーに、すぐに慣れるさ。キミならできるよ!」
暗に仕事ができないアピールをしたのだが、あっさり返されてしまった。
くっ、社長、なかなかいいスルースキル持ってますね。
俺がスルー(される)スキル持ちなのが原因かも知れんが。
社長「じゃあとりあえず、キミのサポートをしてくれる人を紹介しようか。おーい、ちょっと来てくれるかー」
???「なんですか、社長」
社長「彼が今日からプロデューサーになる、比企谷八幡くんだ。比企谷くん、こっちはうちで事務員をしている千川ちひろくんだ」
ちひろ「あぁ、あなたが。千川ちひろといいます、よろしくお願いしますね♪」
社長「ところで、彼女はまだかね?」
ちひろ「もうすぐ来ると思いますよ」
社長「それじゃあ、あとはキミに任せよう、比企谷くん、頑張ってくれたまえ!」
八幡「あ、はい」
ひととおりまくし立てて社長は去っていってしまった・・・。
とりあえずこの千川ちひろさんって人に仕事を聞かなきゃいけないんだな。
なんかコミュ力高そうだな・・・。美人だし。
ちひろ「そういえば比企谷くん、契約の件って聞いてますよね?」
八幡「あ、はい、とりあえず半年働いて、って件ですよね?」
ちひろ「そうです。まぁ、比企谷君は学生みたいですし、いきなりずっと働くというわけにもいきませんからね」
そうなのである。このプロデューサー業、契約は半年、そのあとは双方の合意により続けるか決められることになっている。
この契約があったため、俺はなんとかやる気になれた。
ゴメンね小町、俺半年でクビになっちゃう♪
ちひろ「まあそれはおいおい考えるとして、比企谷くんには今日は担当するアイドルと会うところからですね」
八幡「え、いきなり担当アイドルとかつくんですか?」
ちひろ「はい、まあ社長も言った通り、まずは慣れろです」
マジか。しばらくは研修とかで過ごすのかと思ってた・・・。
その間にさりげなく使えないアピールして、フェードアウトとか考えてたのに・・・。
いきなり担当アイドルを紹介されるとか、すげぇ緊張してきた・・・。
八幡「あの、千川さん」
ちひろ「ちひろでいいですよ。どうしました?」
八幡「・・・ちひろさん、そのアイドルってどんな娘なんすかね?」
ちひろ「うーん、その娘も比企谷くんと同じく最近社長がスカウトしてきたんですよね。」
八幡「そうなんですか?」
ちひろ「ええ、年も同じみたいですし、新人同士仲良くしてくださいね♪」
うわぁ、年も同じなのか・・・。むしろ緊張するなぁ。
年が離れていればまだ話しやすかったのになぁ。
べ、べつにロリコンってわけじゃないんだからね!
そのアイドルは数日前から来ているらしく、今日もそろそろくるらしい。
???「おはようございまーす★」
ちひろ「あ、きましたよ。おはようございます、美嘉ちゃん♪」
美嘉「あ、ちひろさん、おはようございます★」
あれ、こいつは確か・・・。
美嘉「あれ?」
ちひろ「美嘉ちゃん、紹介しますね、彼が美嘉ちゃんのプロデューサー、比企谷八幡くんです!」
ちひろ「比企谷くん、彼女が担当するアイドルの城ヶ崎美嘉ちゃんですよ♪」
奇しくも彼女は、俺がスカウトされたときに公園で撮影をしていた城ヶ崎美嘉であった。
こんなリア充(笑)オーラあふれる女の子が?
やべぇ、手汗がでてきた。
と、とりあえず、挨拶くらいしないと・・・。
八幡「ど、どもっす。比企谷八幡です」
恥ずかしがり屋でシャイボーイの俺は、しどろもどろになりながら、なんとか挨拶をすませる。
・・・さあ、どうくる。
「チェンジで」とか言われたら泣くな、全俺が。
城ヶ崎はしばらくキョトンとした顔で俺をみていた。
やっぱり俺がイヤだったの?ごめんね?文句は社長に言ってね?
俺に文句言ったらひきこもっちゃうからね?
しかし、以外にもそうでもなかったらしい。
美嘉「へー、キミがアタシのプロデューサーなんだ。これからよろしくね★」
美嘉は、笑顔で答えてくれた。
さすがトップカースト、底辺ぼっちにも笑顔で応じてくれる。
八幡「まだ入ったばっかりで色々迷惑かけるかも知れんが、よろしく頼む」
美嘉「アタシも新人だからねー、一緒にガンバろ?」
八幡「おう」
とりあえずトラウマ回避できたみたいだ・・・。
城ヶ崎美嘉。
読モとして有名だったが、社長にスカウトされてアイドルになったらしい。
その城ヶ崎と、現在絶賛ふたりきり中である。
ちひろさんが「まずは美嘉ちゃんとお話しして交流を深めてください♪」といわれてこの状況になっている。
まずは、今決まっている城ヶ崎のレッスンや仕事についていって、慣れてから本格的にプロデュース業をやっても
コメント一覧
-
- 2015年09月18日 16:53
- なんで八幡すぐプロデューサーになってしまうん?
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- 2015年09月18日 17:14
- 前にも八幡がPのSSあったけど両方キャラ崩壊しすぎだろ……
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- 2015年09月18日 17:19
- アレの続編じゃないのね
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- 2015年09月18日 17:21
- 八幡はそんなこと言わない
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- 2015年09月18日 17:28
- 八幡の皮を被ったモバPじゃん
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- 2015年09月18日 17:35
- どうした八幡言葉が変だぞ
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- 2015年09月18日 18:13
- ガハマさんゆきのん静さん出てるのに、いろはすが出ないとか…orz
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- 2015年09月18日 18:27
- ※8
アレの続編は現在速報のほうで絶賛連載中です
書くペースすっごい遅いしここに載るのは当分先じゃないかな
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- 2015年09月18日 18:27
- ※8じゃなくて※4ね
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- 2015年09月18日 18:29
- 仕方ないよガハマさん(東山)もゆきのん(早見)もモバマスにいるけど
いろはす(あやねる)はいないから
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- 2015年09月18日 18:35
- ※8
それ八幡の家にアイドルが遊びに行ったのがすっぱ抜かれたヤツ?それとも最後八幡が誰も知らないようなところで花屋営んでるところに凛が来るENDのヤツ?
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- 2015年09月18日 18:36
- 美嘉さんを椅子に縛りつけたあと目の前にみりあちゃんを置くとどうなるの?
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- 2015年09月18日 18:45
- >>13
みりあちゃんを巧みに操り縄を解かせて感謝の言葉を述べながら頭を撫でつつ身体を気づかれないレベルで弄る
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- 2015年09月18日 18:51
- あんまおもしろくなかった
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- 2015年09月18日 18:59
- で、続きは?
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- 2015年09月18日 19:21
- 花屋エンドのあれはある意味一番最低だった…
上等のフルコース食べてたのに最後のデザートに汚泥が出てきたような台なし感だった
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- 2015年09月18日 19:27
- 八幡が戸塚をプロデュースしてトップアイドルに育てた後に引退させて結婚する話ください
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- 2015年09月18日 19:30
- 戸塚ーニャ姉弟説急浮上
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- 2015年09月18日 20:00
- 陽乃にさえ頑なに苗字呼びを拘ったのに、なんであっさり名前呼びしてんだこいつ
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- 2015年09月18日 20:15
- 普通に社会人設定で芸能事務所に入社しちゃいましたでいいのになんでわざわざ学生からプロデューサーになるのか意味わかんねーよ
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- 2015年09月18日 20:38
- 八幡はよその作品に出張させると大概気持ち悪いな...
モバPでよくね?
ラブライブと俺ガイルとモバマスクロスした酷いSS思い出した
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- 2015年09月18日 20:50
- 俺は好きやで!!
美嘉姉ぇのカワイさがよく出とる
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- 2015年09月18日 21:12
- フライング土下座がどういうものなのか気になって仕方ない
滑空でもしてるんだろうか…
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- 2015年09月18日 21:55
- なぜ加奈が出ない
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- 2015年09月18日 21:58
- 自己投影しやすいのかしらんけどわざわざ八幡使うなよ
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- 2015年09月18日 22:27
- この組み合わせ何回か見たせいで今更違和感は感じないけど高校生にプロデューサーやらせる会社って絶対ヤバいだろw
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- 2015年09月18日 22:57
- 俺ガイル×モバマスのクロスって一番最初の奴以外全部八幡に違和感ある
その一番最初の奴も成長とかで途中から原作八幡とは違うキャラになるし
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- 2015年09月18日 23:22
- 突然奈緒が死んで八幡と凛がなぜかセふレみたいになるやつ思い出した
スレタイが思い出せないが
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