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TGS 2015:GREEは「ソーシャルVR」を訴求。数年先はモバイルやカラオケでも - Engadget Japanese


9月20日まで開催中の東京ゲームショウ2015より。GREEブースではOculus Riftを使ったVR謎解き脱出ゲーム「サリーと毒蛇の王冠」を体験できます。ソーシャルゲームに起源をもつグリー。2人協力プレイやボイスチャットなどコミュニケーションに軸足を置いた点が特徴です。GREEは今回の出展でVRの本格普及に向けた取り組みをアピールします。

TGS2015 GREEブース

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GREEが出展したのは、仮想現実ゴーグル Oculus Riftを使ったVR謎解き脱出ゲーム「サリーと毒蛇の王冠」です。VR(仮想現実)は2015年のTGSのトレンド。ソニーがPlayStation VRを出展するなど話題を集めています。ソーシャルゲームに起源を持つグリーは『グラフィックで勝負するよりはコミュニケーション』(担当者)といい、一緒にプレイするなかで達成感を味わえる"ソーシャルVR"に軸足を置きます。

コミュニケーション手段として、現実世界が見える状況ではキーボードが使えます。一方、仮想世界に没入するVRでは、OculusタッチやPSムーブなどがありますが、本作品では2人協力プレイとボイスチャットでそれを実現します。

VRはまだまだ黎明期。GREEはVR市場が本格的に立ち上がった場合にすぐに対応できるよう、2014年から全体で10〜20人(時期によって変動)のプロジェクトメンバーを揃えます。

GREEが眺めるVR市場は、家庭用やアーケード、そしてカラオケボックスなど。カラオケボックスを例に挙げた理由は『部屋の端と端にセンサーを置いたモーショントラッキング(HTC VIVE等)で、没入しながら部屋を動き回れるVRを楽しめるため』(担当者)。座ってプレイするソニーのPlayStation VRやOculus Riftとは違った没入感を味わえます。


(より手軽なモバイルVRの例)

また、モバイルで成長したGREE。当然ながらモバイルVRにも力を入れます。近い存在としてサムスンのGear VRが挙げられますが、これには同社のスマートフォンGalaxy S6 / edgeが必要です。

GREEはより手軽なモバイルVRを想定します。例えば、スマートフォンを目にかざして楽しむVR、小型メガネでイヤホンのようにスマートフォンと繋いで楽しむVRなど。『モバイルになれば決算システムとか、ビジネスモデルの構造もシンプルになっていく。日本はモバイルの普及率が高い。2〜3年先を見据え、技術を養っていく』(担当者)。

グラフィックスよりもコミュニケーションを重視した"ソーシャルVR"で、市場の本格的な立ち上がりに備えるGREE。各社VRの可能性をさまざま模索するなか、GREEらしさが見えた出展でした。


(TGS:ソニーブースの様子)

東京ゲームショウ 2015は9月20日(日)まで開催中。ソニーのPlayStation VRやニコニコのVRアプリなど、VRが大きなトレンドになっています。GREEブースではVR謎解き脱出ゲーム「サリーと毒蛇の王冠」を体験できます。
TGS 2015:GREEは「ソーシャルVR」を訴求。数年先はモバイルやカラオケでも

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