現地時間の２０日、アメリカのケリー国務長官はドイツの首都ベルリンでシュタインマイヤー外相と

会談し、

画像：【アメリカのケリー国務長官とドイツのシュタインマイヤー外相】

http://www.theday.com/article/20150920/NWS13/150929935

同日、

「来月からシリアの１万人を含む８万５０００人の難民を受け入れ、２０１７年度からは毎年１０万人の難民を受け入れる」

と表明しました。

その理由について、

「難民に第２のチャンスを与える希望の国として、アメリカの伝統を示すものです」

と語りました。

またシュタインマイヤー外相も

「難民問題を解決するためには国際社会の一致した対応が必要。
中東各国やロシアにも協力を願いたい」

としました。

中東などからヨーロッパに移動している難民は今年だけですでに４７万人となっていますが、一方で、

ヨーロッパ各国では殺到した難民の受け入れに対応ができず、密入国しようとする難民もおり、国境

付近で急きょ入国制限をする国も増えています。

NHK

またシリアのアサド大統領は今月１５日、メディアのインタビューで

「難民が増えているのは欧米の責任だ。
欧米が反政府勢力を支援していることが難民を生み出している。
難民は過激派組織イスラム国（ＩＳ）などのテロ組織が支配する地域から逃れている。
本気で難民の今後を懸念するのであれば、テロリストへの支援を止めるべきだ」

と批判しています。

日本も外圧などで難民を受けざるをえない状況になりそうですが、不安もありますね。