武内P「なにをしているんですか?」
武内P「渋谷さん、その手に持っているスーツは私のスーツなのですが……」
武内P「いえ、ですからそれでなにをしているのかを聞いているのですが……」
武内P「匂いを嗅いでいる?やめてください、さすがに恥ずかしいので」
武内P「いえ、いい匂いとかではなくてですね……」
武内P「とりあえず渋谷さんが落ち着いてください。これを嗅げば落ち着くと言われましても……これ……私のハンカチなのですが……」
武内P「無くなったと思ったら渋谷さんが拾っていてくださったんですね」
武内P「え?…拾ったんじゃなくて盗んだ?なにをやってるんですか」
武内P「というよりどうやって盗ん……とりあえずその嗅いでいるスーツを置いてください」
武内P「…………もういいです。そのままでいいので聞いてください。人のものを盗むのは犯罪です」
武内P「ですからもうやめて……おい、そのネクタイどこから出した。今スカートの中から出しただろ」
武内P「おい、逃げるな、渋谷!」
武内P「おはようございます、島村さん」
武内P「寝不足のようですが……プロデューサーさんの言う笑顔について考えていた?……そうですか……」
武内P「…………いえ、違います。私の言う笑顔はそんなゲスい笑顔ではありません」
武内P「やめてください。アイドルが……というより女性がしていい顔ではないです」
武内P「その顔でもないです。どちらかというとそれはニコニコではなくニタニタです」
武内P「……それは笑顔ではありません…………はい、そうです。いつもの島村さんの笑顔でいいんです」
武内P「そうです、そうで……違います。それはエヘ顔ではないです。ダメな顔です」
武内P「舌を出さないでください。ちょっ……島村さん!」
武内P「本田さん、千川さんを見ませんでしたか?」
武内P「はい、そうです。緑の制服を着ている女性です。なんで忘れているんですか」
武内P「……違います。千川さんは漫画家ではありません」
武内P「違います。描いていません。ここにおかえり。の作者じゃないです。それは千川なつみさんです」
武内P「ですから違います。ココロ木ノ葉も描いていません。千川なつみさんから離れてください」
武内P「……そうです。千川ちひろさんです。緑の事務員さんです。……違います。そっちは音無の小鳥さんです」
武内P「千川さんは妄想癖はありません。違います。そんなこと言っていません。やめてください」
武内P「765プロの事務員を年増と言うのはやめてください!」
武内P「怒られるのは私なんですよ!」
武内P「お疲れ様です、高垣さん」
武内P「相談したいことがある?……わかりました。私でよければ相談に乗りますが……」
武内P「ですが私なんかで役にた……駄洒落とはなにか……ですか?」
武内P「それは……つまらない洒落などのことですが……そういうことを聞いているのではない?」
武内P「どこまでが駄洒落でどこから駄洒落ではないか……ですか……」
武内P「たしかに『駄洒落を言ったのは誰じゃ』などは駄洒落とはいいにくいですが……」
武内P「そうじゃない?頭の中で考えた時点で駄洒落ではなくなってしまう?……いえ、少し理解が………」
武内P「……はい、そうなのですか。はい……いえ、あの……高垣さん、休憩時間が……はい、ちゃんと聞いています」
武内P「はい、そうです。たしかに駄洒落とはそういうものなのかもしれません。ですが休憩時間がすでに終わ……はい。申し訳ありません。喋っている途中で邪魔してしまいました」
武内P「はい……はい……ですが休憩……はい……すみません……はい……」
武内P「おはようございま……」グチャ
武内P「あの……その声は三村さんですか」
武内P「なぜ私の顔にケーキをぶつけ……」グチャ
武内P「……………………」
武内P「なぜまたケーキをぶつけたんですか」
武内P「おかわりだと思った?そんなわけありません」
武内P「あの……できればフキンかなにかを渡してもらえると嬉しいのですが……」
武内P「…………手に置いたのはフキンですか?これがフキンに見えるなら目か脳に異常がありますよ」
武内P「…………違いますよね。なんでまたケーキを手の上に置いたんですか」
武内P「フキンがなければケーキで拭けばいいじゃない?どこの女王気取りだ」
武内P「味の問題じゃないです。モンブランならいとかそんなんじゃ……」グチャ
武内P「…………あとで個人的に説教するので私の部屋に来て下さい」
武内P「おはようございます、双葉さん」
武内P「…………なんで吊し上げられてるんですか……」
武内P「あんなに飴を食べてるのに太らないのはずるいと言われた?誰にですか……」
武内P「川島さん?……あの人身長の割りに痩せすぎな気もしますが……」
武内P「いつから吊し上げられてるんですか?」
武内P「……五時間?…………双葉さんを降ろしたあとに川島さんを説教ですね……」
武内P「すぐに降ろします……いい?もう少しこのままでいたい?……なぜですか?」
武内P「……もう少しでなにかが目覚める?……やめてください、それは目覚めてはいけないものです」
武内P「駄目です。強くなんて縛りません……泣かないでください!」
武内P「だからその……わかりました!わかりましたから!ガチ泣きしないでください!」
武内P「…………………………」
武内P「棟方さん、なにをやっているんですか……」
武内P「胸を揉む練習?……熱心なのはいいことだと思います」
武内P「…………その揉むための練習に使っている木材なのですが…………所々抉れているのはなぜですか……」
武内P「……いや、なんで女性の胸を揉む練習で木材が抉れるんですか……どういう風に揉めばそうなるんですか……」
武内P「いや、ついじゃないでしょう……というよりあなたはもう女性の胸を揉まないでください」
武内P「ちぎれてしまいますから……はい……物わかりがいいですね……」
武内P「あの…………手をワキワキさせながらこちらに近づいてくるのはなぜですか」
武内P「棟方さん、止まってください。近づかないでください」
武内P「棟方さん………やめろ、やめろぉ!」
武内P「新田さん、今後の方針についてなのですが………」
武内P「新田さん?」
武内P「いえ、私はパパではありません」
武内P「あの……新田さん!抱きつかないでください!その……色々とだめですから!」
武内P「はぁ………そうです。離れてください」
武内P「いえ、ですからお父さんでもありません」
武内P「腕を引っ張らないでください。どうしたんですか!」
武内P「遊園地に行きたい?これから仕事もありますし時間的に無理です……」
武内P「…………違います、新田さんは悪くありません。ですから泣きそうにならないでください!」
武内P「違います!わかりました!時間を作りますから!泣き止んでください……」
武内P「……はい、この仕事を頑張れば時間を作って遊園地に行けるようにします……私も、ですか?私は……はい、わかりました。だから泣きそうにならないでください」
武内P「パパ大好きって……ですから私はパパでは……………………もういいです」
武内P「小日向さん、ですね?趣味はひなたぼっことありますが……いい趣味だと思います」
武内P「……本当は趣味でもなんでもない?仕方なくやっている?」
武内P「あの……仕方なくとはどういう……光合成?」
武内P「いや、さらっと言っていますが普通あり得ませんが……」
武内P「普通じゃないです。普通の人は頭に花なんて生えていません。しかもそれアホ毛から生えてるじゃないですか」
武内P「いえ、中国のあれはアクセサリーです。生きていません。からの~?じゃないです。本当に生きていません」
武内P「しかもその花……よく見たらパックンフラワーじゃないですか。なんでそんなもの生やしてるんですか」
武内P「あの……かじられてますけど。血も出てますけど……小日向さん、そのまま外に出ないでください!小日向さん!」
武内P「アナスタシアさん、手が震えていますが……寒いなら毛布を持ってきましょうか?」
武内P「違う?……ではなぜ……足りない?なにがでしょう」
武内P「………………その美波成分とはなんなんですか……」
武内P「…………つまり新田さんと会えないから禁断症状が出ているということですか……」
武内P「…………もう少しで新田さんも帰って来ますから……」
武内P「…………私に新田さんの真似はできません。できるのはせいぜい島村さんの頑張りますくらいです」
武内P「……わかりました。ですが一回だけですよ?新田さんの真似はあまり自信がないのですが……」
武内P「ゴホン……今の美波は、ダメなご主人様を叩き上げるドSメイド……そういう設定ですから、今日はビシバシいきますっ!言い訳しないで、美波の言う…………アナスタシアさん、やめてください!」
武内P「殴らないでください!みぞおちばっかり狙わないでください!やめてください!」
武内P「多田さん、なにをしているんですか?」
武内P「エアギター?……そうですか……それになんの意味が……ロックだから?」
武内P「…………多田さん、少し座ってください。ロックって言うのはロックになろうとした時点でもうロックじゃないんです」
武内P「誰かに憧れるのはいいことです。ですがその憧れの人の真似をしてもロックではありません。それはロックのふりをしたロックです」
武内P「別に真似をするのが悪いわけじゃありません。そこから学ぶこともありますから、ですがそこから自分なりの進化がないと意味がありせん」
武内P「多田はもっと視野を広げてください。ロックな人はたくさんいますから」
武内P「例えば安部さんや星さん、棟方さんな……………多田さん?」
武内P「……………………」
武内P「寝てますね……」
武内P「お疲れ様です、安部さん」
武内P「いえ、歳上だから敬語というわけではないですよ」
武内P「違います。誰も歳のことは言っていません」
武内P「ですから言ってません!年増だとか湿布臭いとか言ってませんから!自虐的にならないでください!」
武内P「私のこれは癖です!誰にたいしてもこうですから!」
武内P「ならもらってください?意味がわかりませんが」
武内P「ですから年のせいとかじゃないです!違いますから首を吊ろうとしないでください!」
武内P「あぁもう!」
武内P「なんでしょうか、赤城さん」
武内P「私に聞きたいこと、ですか?私に答えられることならなんでも」
武内P「赤ちゃんはどうやって産まれてくるのか?」
武内P「………………すみません、少しわかりません。力になれずすみません」
武内P「まだあるんですか?…………すみません、赤城さんの御両親様の部屋からプロレスのような音が聞こえるのはなんなのか?」
武内P「…………すみません、それもわかりません。力になれずすみません」
コメント一覧
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- 2015年09月23日 23:52
- ままゆの奴、武内Pに媚薬を盛りやがった!!
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- 2015年09月23日 23:55
- ナチュラルにキャラが崩れるのに草
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- 2015年09月23日 23:56
- 非常に面白い作品だった
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- 2015年09月23日 23:57
- 素でキレる武内Pで草
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- 2015年09月23日 23:57
- いい話だった、感動した。
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- 2015年09月23日 23:58
- おめでとう
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- 2015年09月24日 00:01
- 最後にリングの上で拳を天へと突き出したのは
戦国の最終勝利者ままゆでした