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そういう事を考えない人がわがままを言うようになるのはいいと思うよ。

お見舞いに来てくださった人妻に「おっぱい見せてください」とか「ついでに吸わせてください」とか言ってもいいかな…？

♪それを許さないのは女の罪。

ハナミズの季節？花粉症？と勘違い

せやろか

うちの親父は、癌を切除したけどリンパがやられてて、後日別の臓器に影が見つかり再入院した。そしてそれはもう切れない状態だった。
抗がん剤とかがきつく、食べ物も特定のコンビニの特定のモノだけを指定するだけになった。家族で車で手分けしてコンビニをハシゴし、毎食分なんとか確保して。
どうしても見つからず他のコンビニの同等品を買って帰っても喜んでくれなかった。わがままに見えた。でも私たちはとにかく走り回った。

だけどある時期を境にわがままを言わなくなった。食も細くなり、どんどん骨と皮だけになった。
たまたま、どうしても私が東京に行かなければならなかった日。父がわがままを言ったらしい。車で一時間くらいの湖に、白鳥を見に行きたいと。
むろん家族は喜んで連れていったが、それが体力の限界だった。帰宅した私は父とでかけたんだよーっていう母の言葉に心底自分を呪った。

もう一度、わがままで出かけると言ってほしかった。絶対連れてってやると。でもそれはかなわない夢だった。
わがままばっかりでは困る。でもわがままを言ってほしい、そういう時期が来るのだと経験で知って、私はこの文章を半泣きで打っている。

自分の最期（多分動けない状態）にはあれやれこれやれと、思いっきりわがままになるつもりでいる。そして、「やっとくたばったかくそじじい」と思わせたい。多分やり遂げたという充実感が少しはあると思うから。