開発者イベント Oculus Connect 2 から。Oculus が レトロなゲームセンターを仮想体験するアプリ Oculus Arcade を発表しました。VR空間のゲーセンでレトロな平面ゲームを遊べます。


Oculus Rift や Gear VR 対応のゲームといえば、同じ Connect 2 で発表されたEpic のVR専用新作 Bullet Train のように、まるでゲーム世界に入りこんだような没入感が大きな売りです。

しかし Oculus Arcade で没入するのは80年代スタイルのゲームセンター。というより、テーブルではなくアップライト筐体のアメリカンなアーケードです。ゲームタイトルはパックマンほか、バンダイナムコ・セガ・ミッドウェイなどが提供するレトロゲーム。

Connect 2 のプレゼンでは Gear VR 対応アプリとして提供することが明らかにされましたが、提供タイトルのリストや価格体系、Rift対応などについての詳細は未発表。

仮想ゲーセンといえば、マイクロソフトが Xbox 360で提供していた Game Room はエミュレータで動くレトロゲームと、好みのゲーム筐体を集めて夢のパーソナルゲームセンターを作るコレクション要素のあるサービスでした。

Oculus VRと親会社 Facebookはバーチャルリアリティの大きな可能性として、離れた相手とも同じ空間に居るような感覚でやりとりできるソーシャル要素を挙げています。ゲームセンターも同じ場所にゲーム好きが集まることで成立した空間であったことを思えば、ぜひ Oculus Arcade でも上手い人のプレイを覗いたり人だかりを再現したり、ソーシャルな仮想ゲームセンターサービスを追求してみて欲しいものです。