ヨーロッパへの移民・難民が激しく増加し、解決の糸口が見つからないと先進諸国が苦悩しています。
ところが、こうした現状とは逆行するニュースが注目を集めていました。
イギリス北西部の都市マンチェスターに違法滞在していた移民が、自分で警察へ赴き、追放して欲しいと要求したのです。
その理由は「もうマンチェスターの生活がイヤになった」というものでした。
Immigrant who is in Manchester illegally demands to be deported by police
マンチェスターはイギリス9番目の都市ですが、比較的有色人種の割合が多い地域としても知られています。
ただし犯罪率はイギリスでは1〜2位を争うほど高いことから、移民にとっても暮らしにくい要素はあるようです。
違法滞在していた男性の母国はイランで、10年ほど住んでいましたが、警察に逮捕された際には「もう何もかもいやになった」と怒りをあらわにしていたそうです。
男性は強制追放を要求しましたが、移民局は「自力で帰るしかない」と釈放したとのことです。
この世相とは逆を行くニュースに対する、海外掲示板のコメントをご紹介します。
●これはなんで？ 都会の生活に疲れたのか、それとも何かあったのかな？
↑マンチェスターだからな。自分もそこから最近抜け出したところだ。しかし、それでも彼はリバプールに住んでいないだけラッキーだよ。
↑（投稿者）よくわからないな。自分はマンチェスターに住んでいるけど、なかなか楽しいよ。
●記事の「自由に自国へ帰っていい」という説明が気に入った。いつでも帰っていいが、交通費を払ってもらえるとは思うな。
↑だけど……違法滞在しているなら、強制して航空券を買わせないと、何か別のトラブルになったりしないのかな。
↑自分の友人はイギリスから強制退去させられたが、航空券を買うまで刑務所だった。
↑それまでは生活費を支払っていることにならないかい？
↑だが刑務所なので犯罪者と同じ生活をしなければいけない。
●気に入った。まるで嘘ニュース新聞が書きそうな内容だ。
●彼に航空券を買ってあげて、空港に連れていき、乗る寸前にフライトをキャンセル。そこでトム・ハンクスを雇えばスイートな映画ができる。
●どんな生活なんだよ。マンチェスターは。
↑きっと大学が始まったところで、新しい学生が入り込んできてるんだ。気持ちはわかる。
結局のところ、いったい何が彼をそうさせたのかはわからずじまいでしたが、マンチェスターだからという同情をしている人は結構いました。
先進国に住む＝いい暮らしぶりとは限らないようです。
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