2013年に『マイリトルポニー～トモダチは魔法～』のファンたちが、ポニーたちの戦う2D格闘ゲームを制作していました。しかしそのプロジェクトはハズブロから停止通告の手紙が送られたことにより、やむなく中止に......。

しかし、番組のクリエーターであるローレン・ファウストさんが、オリジナル作品を作れるようにと、ファンたちへ助け船を出しました。

その作品が、現在Indiegogoで資金募集中の『Them's Fightin' Herds』です。

開発チームMane6は、自分の大好きなカートゥーンキャラの登場する格闘ゲームこそ作れませんでしたが、自分の大好きなカートゥーンを作った人と直接ゲームを作る機会を得ました。

なお、ゲームエンジンは『スカルガールズ』のものを使用し、なめらかなアニメーションにアクションが満載の作品となるようです。資金募集キャンペーン用の動画で、実際に見てみましょう。

ストーリーの内容をざっと紹介すると......本作の世界に住む四本足の生き物たちは、生活を脅かしていた捕食者たちが数百年前に投獄されてから平和に生活していました。しかし、その捕食者たちが脱走し、ポータルから侵略して世界を襲おうと計画。そこで、四本足の生き物たちの国々はそれぞれの最強の戦士を送り込み、魔法のカギを使ってポータルを閉じようとします。その魔法のカギの所有権を巡り、登場キャラたちは戦うというわけです。

キャラクターはかわいいものの、シリアスで奥が深いストーリーを作ろうとしているとのこと。

さらに、初心者から格闘ゲームファンも楽しめる作品を目指しており、GGPOによるネットプレイも可能になるそうです。ダイナミックミュージックシステムも採用し、戦いの状況によって音楽が変化する予定もあるとか。

『Them's Fightin' Herds』の資金調達目標は43万6000ドル（約5245万円）で、執筆時現在はその37%となる16万ドル（約1924万円）以上が集まっています。

一度は心破れたファンたちのゲーム製作の夢が、こうした形で実現に近づいていくのは素敵なことですね。

マッチョメン化、もしくはボーカロイド化したポニー風のキャラたちが闘うゲームも遊んでみたいものですが、どうでしょうか？

［via Kotaku］

（abcxyz）