維新の党、日本共産党との党首会談について岡田代表が説明
2015年09月26日 14:37



　民主党の岡田代表は２５日夕、国会内で定例記者会見を開き、この日午前中に行われた維新の党との党首会談と、会見直前に行われた日本共産党との党首会談について内容を説明した（写真上は共産党の志位委員長との会談の様子）。

　維新の党との党首会談に関して岡田代表は、「両党が野党結集を先導していくことを確認した」として、両党代表・幹事長による連携協議会を設置し、その下に政策と選挙について協議する場を置くことを決め、政策については「１０月半ばに中間報告を、その後１０月いっぱいで各項目についてまとめていきたい」と述べた。

　また、共産党との党首会談には、民主党からは岡田代表、枝野幹事長、髙木国会対策委員長、安住同代理、共産党からは志位和夫委員長、山下書記局長、穀田国会対策委員長が出席。岡田代表は会談の内容について、「共産党がまとめた『戦争法廃止に向けての国民連合政府の呼びかけ』について説明をいただき、今日はそれ以上のことはなかった」「私からは、思い切った提案をされたことには敬意を表すると申し上げた上で何点か質問した」「特に、国民連合政府とは、果たして現実的だろうか、わが党の中にもさまざまな意見があり、失礼だが共産党と政府をともにするのはハードルはかなり高い。政策も違う中でそういうことは現実的なのか、と申し上げた」と説明。「次の日程は特に決めていないが、引き続き話し合って行こうということで会談を終えた」と報告した。

　記者から共産党の呼びかけについての受け止めをさらに問われた岡田代表は、「ともに政府を作ると言うことは改正法の廃止だけにとどまるものではない。さまざまな日々の営みに含めて、いろんなことが起こりうることを（想定して）やっていかなければならない。そこで政策が一致していないと、国民はかえって困ることになる。そこには一定の責任を持って政策理念が共通していなければならない」「方法論として、どうしたら安倍政権を倒せるのかという視点で物事を考えていく必要がある」「改正法を廃止することは政府をともにしなくても可能だ」と見解を述べた。

　新国立競技場の設計計画が白紙撤回に至った経緯を検証する文科省の第三者委員会が２４日に報告書を公表したことについて、岡田代表は、「当初は総理や官房長官がデザイン決定について民主党に責任転嫁していたが、この報告書で下村文科相の責任が明確に指摘された。混乱の原因は安倍政権にあったことが明確になったと思う。こういう問題が明確になった以上、しっかりと文科相は責任を果たされるべきだ。さらに安倍総理の任命責任はある」と指摘した。

　また、岡田代表は、この日で事実上閉幕した第１８９通常国会を振り返り、「非常に長く熱い国会だったが、わが党の議員はよく頑張った。歴史的な議論が行われた国会だったが、とはいえ派遣法は成立したし、安保法案も強引な採決の中で成立してしまった。われわれの力が足らなかったことは率直に反省しつつ、しかし戦いはこれからだ。今回示された新しい民主主義の動き、そういった皆さんとともに、少なくとも違憲部分を白紙にするための戦いをしっかりやっていかなければならない」と、今後への決意を示した。

民主党広報委員会

http://blogos.com/article/136011/

各党の支持率を下落率で見てみると……
http://www.zakzak.co.jp/zakjyo/watcher/news/20150924/wat1509241118002-n1.htm
　9月19日、20日に実施された共同通信の世論調査が発表されました。
　政党支持率は、自民党32.8％（2.2％減）、民主党9.5％（1％減）、維新の党2.8％（1.9％減）、公明党3.8％（1.3％増）、共産党3.9％（1.1％減）、社民党1.5％（0.6％増）、生活の党0.5％（変化なし）
　自民が2.2％減？　違いますね。それは見方が違う。自民党支持率はもともと35％あったわけです。そこから2.2％減った。つまり、およそ6％のダウンです。100人の自民党支持者がいたとして、6人は離れたってことです。
　では民主はどうなのか？もともと、民主党の支持率は10.5％だったわけです。それが1％減。つまり9％の下落です。もともと100人いた民主党支持者が、9人離れたのです。
共産党にいたっては、もともと5％あった支持率から1.1％減。22％の減少です。これは大ダメージです。
　あのデモ、あの牛タン戦術。くだらない国会軽視の姿勢が、全く支持されていないことが浮き彫りになった調査です。これらの調査から、自民党よりも、はるかに野党の面々のダメージが大きかったことが分かります。国民は見ているのです。しょうもないことをやっていても、所詮アピールでしかないことを。