東京五輪エンブレムをめぐり、エンブレムの選考会である公募前に大会組織
委員会が、一部の有名デザイナーへ極秘に応募するよう呼びかけて
いたことがわかりました。
画像:【佐野研二郎氏】
http://dentsu-ho.com/articles/2849
28日、同委員会が発表したもの。
それによると、東京五輪エンブレムの公募が始まる前から、8人の有名デザイナーへ応募するよう、
「招待状」を送って呼びかけ、その中には盗作疑惑で騒動となった佐野研二郎氏を含め、最終選考
に残った3人も含まれていたとのこと。
「審査委員代表の永井一正氏から、我が国で現在考えられる最高水準のコンペを実現したいという意向が示され、8人へ招待状を送った」
と説明しました。
また委員会は一連の問題について、
「透明性に欠けていた可能性がある。不適切な事務だった」
として、武藤敏郎事務総長に報酬の20%(2ヶ月分計80万円)、布村幸彦、佐藤広両副事務総長に
10%(1ヶ月分40万円)を返納させるなどの処分を行うと発表しました。
さらに
「今後、民間有識者でつくる第三者機関を発足させて、経緯を詳しく調べる必要がある」
としました。
今さらですが、公平性のかけらもありませんね。
一連の騒動を経なかったら、ずっと一部関係者だけが知っている極秘事実として、隠し通していた
のでしょう。