後編『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド』が公開されて2週間ほどたちましたが、興行収入は右肩下がりに落ちてしまっているようです。
2週目にして、早くも桐谷美玲さん主演の映画『ヒロイン失格』に1位の座を奪われてしまったのですが、この『ヒロイン失格』は公開スクリーン数が『進撃の巨人』の6割程度しかないのです。
前編公開当初、“前後編合わせて興収100億円突破も見えた”などと報じられましたが、実際のところ、後編は20億円突破も危うい状況なのだとか。→ Geinou Ranking
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9月28日に発表された、27日までの全国週末興行成績ランキングで、公開2週目にして『ヒロイン失格』に負けてしまった『進撃の巨人』。
現在までの2作品の興行成績はこうなっています。
『ヒロイン失格』(268)
初週 動員22万4083人、興収2億6252万230円
2週 動員19万6496人、興収2億3382万5500円
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累計 動員94万4753人、興収10億9061万1830円
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド・オブ・ザ・ワールド』(427)
初週 動員23万7016人、興収3億2791万5700円
2週 動員11万2487人、興収1億5928万7800円
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累計 動員73万7576人、興収10億117万6000円
(データ引用 シネマトゥデイ、映画.com、2ちゃんねるなど)
タイトルの後ろ()内の数字は公開スクリーン数です。
『進撃の巨人』は2週目は1週目のほぼ半分にまで興収が下がっています。
対する『ヒロイン失格』の方は、2週目に突入しても興収はさほど下がっておらず、息の長い興行が続きそうな気配を見せていますね。
(以下引用)
「公開初日19日、20日の動員ランキングこそハナ差の1位で、配給の東宝は『またまた1位発進!』と大ヒットを必死に装っていますが、シリーズものが初日に動員が多いのは当たり前。
ところが『進撃』は日が進むにつれて動員が右肩下がり、主演の桐谷が客席でお忍び鑑賞してツイッターを騒がせるなど、女子のハートをがっちりつかんだ『ヒロイン』は日に日に座席販売率がアップして、実際はシルバーウィーク5日間で、進撃は56万人、ヒロインは67万人で完全に逆転しました。
その後も開く一方です。
前編もまさかのミニオンズにやられましたが、今度は同じく漫画原作で映画初主演の桐谷美玲ですからね、ディープな映画ファンの間では、進撃のスタッフは全員クビが飛ぶレベルだと騒がれています」(エンタメ誌編集者)
(以上引用 アサ芸プラス)
上記の数字はあくまで週末のランキングですので、祝日の部分は含まれていません。
アサ芸さんによると、2週目まで待つまでもなくシルバーウィーク中に逆転されてしまっていたようです。
ちなみに、前編の興収はどうなっているかというと、9月6日までの37日間で動員225万3500人、興収30億1677万8600円、とのこと。
前編公開直後には、興収は50億円見込み、後編と合わせて100億円突破も視野にと報じられていましたが、どうやらそこまで行くのは難しそうですね。
※そんなのとうの昔にわかってました…?
→ 映画『進撃の巨人』レビューが酷評祭り…興収50億円見込みとの報道も先行きは微妙な情勢に
それどころか、アサ芸プラスには
“後編は興収20億円も危ないといわれる状況”
にあると書かれています。
上記の初週、2週目のデータを見る限り、確かにここからさらに10億円収入を上げるのは難しそうですよね。
(以下引用)
TOHOシネマズは観客動員の見込める新宿や渋谷であえて「ヒロイン」を上映せず、さらに好調が続いていた「ジュラシック・ワールド」の4DXやIMAXを打ち切ってまで「進撃」に箱(スクリーン)をあてたわけだが、連日のガラガラぶりに支配人たちの堪忍袋の緒が切れたのだろう、10月からIMAXなどを再び「ジュラシック」に戻すシネコンも多いのだとか。
(以上引用 アサ芸プラス)
という状況だそうですし、前後編合わせて50億円を突破できたら御の字、というところでしょうか。
これが惨敗に当たるのかどうかは制作費がいくらだったかにもよるわけですが、残念ながらそれは公開されていません。
ただ、“邦画最大規模の制作費”だったという報道がありましたので、こんなデータが参考になるでしょうか。
日本映画制作費ランキング
→ Geinou Ranking
→ Geinou Reading
→ Geinou Ranking
この中の1位レベルの制作費をかけていたとしたら、スタッフ全員のクビを飛ばしたとしてもなお足りないくらいの大赤字になってしまいますが、どうなんでしょうね。
その下くらいのレベルであれば、50億円を突破してくれればかろうじてトントンの可能性もありますが…。
※ちなみに洋画はレベルが違います。
→ 製作費が高いハリウッド映画ランキング ベスト10
トントンなのか赤字なのか、思いのほかそこまで制作費を掛けておらず黒字なのかはわかりませんが、東宝が想定していた興収より低いことは確かでしょう。
この結果が、今後のある映画の行方にも影響しそうなのだといいます。
(以下引用)
「タイトルが発表されたばかりですが、東宝が力を入れまくっている来年夏公開の『シン・ゴジラ』です。
監督が『進撃』の樋口真嗣、メインキャストが同じく『進撃』に出ていた長谷川博己と石原さとみですから、関係者がどういった戦略を皮算用していたかはおわかりかになるでしょう。
ところがいまや『進撃』は出演者にも黒歴史。
これを謳えなくなったことで大幅に軌道修正するでしょうね。
東宝としては『エヴァンゲリオン』で信者の多い、総監督の庵野秀明を前面に出すしかなくなりました。
進撃の文字や樋口監督の名前は必要最小限にしか扱われないでしょう。
新宿や渋谷から追い出したはずのヒロイン桐谷に強烈なビンタを食らった形です」
(以上引用 アサ芸プラス)
ネットでも『進撃の巨人』になぞらえて批判されてしまっているようです。
※2ちゃんねるの反応はこちらでどうぞ。
→ 【映画】新作ゴジラに長谷川博己、竹野内豊、石原さとみら豪華キャストが集結 タイトルは『シン・ゴジラ』に決定
『シン・ゴジラ』の方は外れないといいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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