ミステリアスな砂漠の凧
中東ヨルダンで見つかった「砂漠の凧」とよばれる遺跡
ヨルダンの砂漠には「砂漠の凧」と呼ばれる遺跡があるそうです。
上空から見たときに、その遺跡の全貌が見えてくるそうです。なんだかナスカの地上絵に似たものがありますよね。
これは1920年に、英国空軍のパイロットが中東のヨルダンの砂漠の上空を通過した時に発見されました。
この不思議な模様は、このとき初めて発見されたものでしたが、後の研究で数千もの「砂漠の凧」が発見されたそうです。
この遺跡は、様々な高さと厚さの2つの石積みの壁で構成されていて、大きく広がったあと、段々と狭くなり”V型"もしくは漏斗型になっています。その先は囲いのや穴につながっていて、囲いは数メートルから数百メートルに及ぶものもある。この巨大な石の構造物は野生動物を捕らえるための罠だったのではないかと考えられています。
この「砂漠の凧」のほとんどは紀元前4000年から2000年前のもののようですが、中には紀元前8000年前と思われるものもあるとのこと。
ヨルダンのハラットに広がる「砂漠の凧」の長い石積み
先人の生きるための知恵は大きいですね。
空から見たからこそこのミステリアスな砂漠の凧に気づけたに違いありません。
[via:
amusingplanet]