29日、安倍総理がプーチン大統領との会談に遅刻してしまい、部屋に入るや否や笑顔を浮かべて小走りに駆けより握手を求めた映像が海外ネットユーザーたちの間で話題となり、とりわけロシア国民に大きな衝撃を与えました。
気難しいことで知られるプーチン大統領は自分にも他人にも厳しいことで有名で、話し合いの席に相手が少しでも遅刻しようものなら終始仏頂面を浮かべているのが普通らしく、しかしながら安倍首相に対しての態度が普段のそれとは全く異なったということで、プーチン大統領にとって日本の安倍首相は心を通わせられる数少ない人間の一人なのかも知れない。安倍すごい・・・。という声がロシアで広がっているようです。

また、欧米では「会談に遅れたにも関わらず、双方が笑顔であり、しかもプーチンと対等の立場を示している」ということで安倍首相の対人スキルに舌を巻く一方、「欧米の要人は安倍総理を見習うべきだ」といった声が上がっていました。
当然「ジャップはロシアの犬」といった声もありましたが、そういう人は誰に対してもそんな感じの浅はかで差別的なことばかりを書いている人でした。

面子を重んじる中国のネットユーザーらからは「ジャップの安倍はまるで犬だ」、「走るなんて雑魚だな」、「ロシアにアメリカにと尻尾を振って忙しそうだな」といった意見が上がる一方、「礼儀正しいじゃないか。面子を気にしすぎていつもしかめ面の中国要人は見習うべきだ」、「笑顔がとてもかわいい」といった声が上がっていました。

よくよく考えれば一国のリーダーが他国のトップとの会談に遅れて登場すること自体が有り得ないわけで、そういった意味では、アクシデントによる遅刻を理由に笑顔で捲し立てつつ一気に握手にまで持ち込み、会談に向けて考えを練ってきたプーチン大統領の出鼻を挫くという安倍総理の戦略だったんじゃないかと思ったりもしたんですがどうだったでしょうか。