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かつてボウリングというスポーツが一世を風靡した時代があった。ボウリング場には誰でも参加できるリーグが存在し、ともにゲームに興じれば人種や年齢、職業の垣根を越えた互助活動が行われていた。
日本でも1970年代にボウリングブームが起き、たくさんのボウリング場が大勢の人で賑わっていた。そして21世紀、ほとんどのボウリング場は放棄されていった。
地域社会学を学ぶ時に引き合いに出される、ロバート・D. パットナム著書の「孤独なボウリング」は、ボウリング場の衰退は、地域社会における人と人とのつながりが薄れ、信頼関係が欠如したことと因果関係があり、社会的絆が失われた結果、人々は黙々と「孤独なボウリング」に興じているということなのだが、放棄されたボウリング場を見るとなるほどさもありなんと思えてくる。
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この映像は、アメリカの都市探検家、ダンベルがオハイオ州にある廃墟ボウリング場内部を撮影したものだ。散乱した無数のレンタル靴が、当時そこにはたくさんの人が集い、地域コミュニティーを形成していたことを思い出させてくれる。
Urbex : Scary, Abandoned Ohio Bowling Alley
正面玄関
なんとこのボウリング場の電気はいまだにつくという
破損した機材は侵入者によるものか
レーン
スイッチを入れると照明が付く
貸し出し用ボウリングシューズも残されたままだ
だがそこは確かに、かつて賑わいをみせていたボウリング場なのだ
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