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国内SIMフリー市場に再参入を果たすHTCの思惑『SIMフリーは格安スマホではない』 - Engadget Japanese


HTCは2007年のX7501以来、約8年ぶりに日本でSIMフリー端末を発売します。HTCは日本でSIMフリーが盛り上がり始めた2014年から発売に向けた調査を進めていたといい、発売する端末は『思い切って色とデザインをファッション性の高いものにした』と話します。




HTCは2008年に世界初のAndroid搭載スマートフォン T-Mobile G01を発売するなど、スマートフォン業界では馴染みのメーカー。日本では国内初のAndroidスマートフォン HT-03AをNTTドコモ向けから発売したほか、SIMフリーとしては2007年にHTC X7501を国内発売しており、今回のDesire EYE / Desire 626発売は約8年ぶりの日本におけるSIMフリー端末の投入となります。

HTC、日本のSIMフリー市場に参入。自撮りスマホDesire EYEなど2機種を10月中旬発売​


(記者の質問に答えるHTC NIPPON代表取締役社長 玉野 浩氏)

SIMフリー市場への再参入にあたり、HTCは日本でSIMフリーが盛り上がりはじめた2014年から市場調査を実施。市場について『黎明期だが成長の兆しがある』と見ており『3月商戦には新生活に向けて通信費をできるだけ安く抑えたいという需要が増える年末が参入のリミットだった』と、このタイミングで参入した理由を明かします。

一方市場の現状について『量販店が"格安スマホ"という名前でSIMフリー端末を売っている。安くないとSIMフリーじゃないというイメージが消費者にできあがってしまっている』と指摘。そのうえで『格安スマホではなく、回線が格安。ハードウェアは格安だけではない。(その意味で)差別化をするために、今回は思い切って色とデザインをファッション性のあるものを選んだ。旧来のかまぼこ型のデザインを避けた。新しい世界を作っていきたい』と話します。



10月中旬に国内発売する HTC Desire 626、背面と側面で色が異なるツートンカラーが特色です。





同じく10月上旬に国内発売する HTC Desire EYE。前面1300万画素カメラ+2色LEDフラッシュで綺麗な自撮り写真が撮影できるとアピールします。

HTC Desire EYE

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13 枚



HTCのSIMフリースマホ Desire EYE 実機インプレ。前面13MP+2色LEDで本格自撮り、防水防塵、ひと味違ったHTCらしさあり​



また、記者発表会に登壇したHTCの北アジア統括代表取締役 ジャック・トン氏によれば、日本の携帯電話市場は『キャリアが主導しており、世界的に見ても非常に独特』とのこと。また、日本におけるSIMフリー戦略については『日本のキャリアはシーズンごとにフラグシップを発売しているが、我々はその隙間を埋めるような、さまざまなレンジのスマートフォンを発売していきたい』と話しました。

なお、今回HTCが発売するSIMフリー端末の2機種はいずれも海外で発売済み。『格安スマホではないといっても、日本仕様で1モデルを作るとコストがかかる』(玉野社長)といい、SIMフリー機は今後もグローバルモデルから選ぶ方針。ただ、市場が過渡期で数がどれだけ出るかわからないとして『過当競争にならないよう、発売するモデルは厳選する』と付け加えました。

HTC Desire EYE

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HTC Desire Eye / Desire 626 実機ギャラリー

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33 枚

国内SIMフリー市場に再参入を果たすHTCの思惑『SIMフリーは格安スマホではない』

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