春香「ティッシュはやよいにあげました」
春香「うーん、まだ秋なのに…昼間でも結構冷えてきたなあ…ねえ千早ちゃん?」
千早「そうね…あら?何かしらこれ」
春香「なになに?何か拾ったの?」
千早「福引券って書いてあるわね、えっと…『一等:箱根温泉旅行ペア御招待』?」
春香「温泉かぁ、あったまりそうでいいよねぇ」
千早「じゃあこれで当てて行きましょう、箱根」
春香「え?あ、うん(千早ちゃんってこういうキャラだっけ…寒いから仕方ないか…)」ブルル
カラカラカラカラカラ……コロン
おばちゃん「残念賞だね、ハイ参加賞のポケットティッシュだよ」
千早「」
春香「(まあそんなに簡単には当たらないよね…)」
千早「(もう落ちてないかしら福引券…)」
春香「千早ちゃーん?前見ないと危ないよー」
…アレ?千早ト春香ジャナイカ?オーーーーーイ
バ ン ッ !
春香「?!」
P「イッ……テーーーーーー!」ハナヂボター
春香「だ、大丈夫ですか?!……ってプロデューサーさん!な、何で鼻血垂らしてるんですか…?」
P「いや…外に二人が見え…声かけようと……自動ドアかと思っt……」ボタボタ
千早「無理に喋らない方が…ティッシュ使いますか?」
P「…で?落し物でもしたのか?」
春香「え?」
P「いや何か下向いて歩いてたみたいだからさ」
千早「あぁ、春香と温泉に行こうかと思いまして」
P「…この辺掘っても温泉はないんじゃないかなぁ」
春香「あはは…」
P「まぁいいか…あっそうだこれ映画のチケット、貰い物で期限今日までなんだけどさ……俺まだ仕事あるから行けないし、ちょうどいいからやるよ」
春香「わぁありがとうございます」
P「んじゃ俺、貴音探さなきゃいけないからもう行くわ、また事務所でな」
春香「いやーすごいもの見ちゃったねー」
千早「人ってあんなに鼻血が出るものなのね…」
??「んっふっふ→大人一枚!」
千早「あら?あそこにいるのって…」
春香「おーい真美ー」
真美「ん?あぁはるるんに千早お姉ちゃん…二人もこれ見に来たの?」
千早「いいえ、よかったらこれ、チケット」ピラッ
真美「チケット?何で?」
春香「さっきプロデューサーさんに貰ったんだけど、一枚しかないから…」
真美「そなの?じゃあもらっとこっかな、亜美は竜宮の仕事だし暇してたんだよね」
真美「…!そうだ、蓋開けちゃった後だけどこれ上げるよ、チケットのお礼!」
春香「劇場に持ち込めないからって…」
真美「バレた?まあまあもらってよ、そんじゃね→」
真美「(なんでこのチケット赤黒い染みついてんだろ…)」
春香「今日はよく人に会うねえ」
??「ふぅっいい汗かいた」
千早「…言ったそばからまた会ったわね」
春香「今日もトレーニング?お疲れ様、真」
真「やあ二人ともお出かけ?あ、ごめんそのお茶少しもらってもいいかな?喉渇いちゃってさ…」
千早「ええいいわよ」
真「ありがと、それじゃいただきます」ゴクゴクゴク
真「っぷはー、生き返った!…で?どこか行くところ?」
千早「いえ、春香と散歩してただけなの…ただ」
春香「カクカクシカジカ、ってことでさ」
真「へぇわらしべ長者か、面白いことやってるね」
春香「それでね、そのお茶がさっき真美にもらったやつなんだ」
真「あ、そうなの?ならボクも何かあげないとね、んーっと…」ガサゴソ
春香「べつに無理に探さなくてもいいよ?ただの遊びだs「春香」…どしたの?千早ちゃん」
千早「それはいけないわ春香、途中で放棄するなんてルールに反するもの」
春香「ルールってもしかしてわらしべの?」
千早「もちろんそうよ」
春香「そ、そういうのあるんだね…」
真「うーんごめん…荷物は最小限にしてたから携帯食料くらいしかないや、これでもいい?」
千早「ええ十分よ、ありがとう真」
真「それじゃボクはトレーニングに戻るから!頑張ってね!」
春香「食べ物かあ、こうなると次は…」
千早「行き倒れた四条さんかしら」フフッ
春香「いくら貴音さんでもそれはないy…」
??「………」グター
春香 千早「………」
千早「さぁ次は誰に会えるのかしら」
春香「っえ?あ…た、楽しみだね!」
ガシッ キャァッ
貴音「…何故避けるのです二人共…」
千早「ご、ごめんなさい…あからさま過ぎて何かの罠かと」
春香「…こんなところで何してるんですか貴音さん?」
貴音「お恥ずかしい話なのですが、実は…」
春香 千早「断食っ!?」
貴音「えぇ、今日の収録が楽しみなあまり…ついっ軽い気持ちでっ…」グスン
春香「な、泣かないでくださいよ…だめですよご飯はちゃんと食べなくちゃ」
千早「これ食べますか?お腹の足しになるかわからないけれど」
貴音「あぁなんと慈悲深い…ありがたくいただきます…」モグモグ
貴音「……ふぅ、やはり朝ごはんは欠かすべきではありませんね、大変身にしみました」
春香「え?…あの貴音さん、断食って…いつからしてるんですか?」
貴音「はて?今朝ですが…」
春香 千早「………」
貴音「…?」キョトン
貴音「あっと、早く行かねばプロデューサーを待たせてしまいますね」
千早「そういえばさっき商店街で探してたわね」
貴音「真ですか、ではそちらへ赴いてみることにいたしましょう」
貴音「あぁ、あと二人にはこれを」
千早「これは…」
貴音「命を救っていただいたほんのお礼です、どうぞ受け取ってください、それでは…」
春香「命って…オーバーだなぁ、ところで何もらったの千早ちゃん?」
千早「クーポン券ね」
春香「クーポン?」
千早「ええ、食料品80%オフ、まさに四条さんの命に相当するものだわ」
春香「お、おおぅ…それじゃ次はスーパーにでも行ってみよっかー」
??「おーい!二人ともー!」
千早「あら我那覇さん、お買い物?」
響「うん、仕事で少し家空けるからいぬ美たちの餌も買わなくちゃなんだ」
春香「家族多いと食費も大変だね」
響「まあな、最近は仕事も増えてきたけど…もっと頑張らなくっちゃな」
千早「そういうことなら、これ使う?」
響「ん?こっこれ、月にたった一枚しか発行されないクーポン券じゃないかっ」
千早「それほどまでに…やはり四条さんの命そのものっ…」
春香「千早ちゃーん帰ってきてーおーい」
響「い、いいの!?自分、これ使ってもいいのか!?」
春香「いいよいいよー、たんとお買い物しといでよ」
響「ありがと二人とも!あっちょっと待っててよ」
春香「?」
響「お待たせっ」
春香「うわあ、いっぱい買い込んだねえ」
響「へへっあ、そうそうこれ!クーポンのお礼!」
春香「………え」
響「それじゃまたなー!ホントにありがとなー!」
春香「何でドッグフ「春香」…あ、戻ってきてたんだね千早ちゃん」
千早「春香」
春香「これも…ルール?」
千早「ふふっそうよ、人の気持ちはありがたく受け取らなきゃ」
春香「でもなあドッグフードを急いで必要としてる人っているのかな」
千早「何が起こるかはわからないものよ」
??「ひーん、誰か助けてー」
春香「あれ?この声って…」
千早「…あっちかしら………っ!?」
春香「?!ちょ、ちょっと雪歩!なんで木の上に登ってるの!?」
雪歩「は、春香ちゃん?!それが…犬に追いかけられて…気づいたら登っちゃってて…」
春香「で、降りられなくなったと…」
雪歩「う、うん…」
春香「どうしよっか…何か踏み台になるものないかな……あれ?そういえば千早ちゃんどこ行ったんだろ」
千早「春香ーちょっとこっちにきてくれないかしら」
春香「ん、向こうかな?ちょっと待っててね雪歩」
雪歩「ごめんねぇ…」
春香「どうしたの千早ちゃーん…ってあれ?その犬どうしたの?」
千早「ドッグフード見るなり飛びついてきて困ってたのよ…野良じゃない、わよね…」
??「大変失礼致しました、そちらはわたくしどもの犬にございます」
千早「あら、あなたは…」
春香「伊織のとこの新堂さんじゃないですか、ってことはこの子伊織の…」
新堂「これはこれは天海様に如月様、いつもお嬢様がお世話になっております…おや、これに反応したんですね」
春香「普段からいいもの食べさせてもらってそうなのに…普通のペットフードにも反応しちゃうものなんですね」
新堂「いえいえ、これは非常に良質のものですよ、お値段もそれなりには」
千早「それで我那覇さんも自信満々でくれたのね」
新堂「しかし助かりました、突然逃げたのでどうしたものかと困っていたのです…よろしければ何かお礼を」
春香「そう言われても…あっそうだ、なら友達を木から降ろすの手伝ってもらえませんかね?」
新堂「かしこまりました」
春香「いやー降りられてよかったね雪歩」
雪歩「う、うん…でも大掛かりすぎてちょっと恥ずかしかった…かな?」
千早「見物客まででてたものね」
春香「でもわらしべ終わっちゃったね…餌は新堂さんにあげちゃったし」
千早「まあ…仕方ないわね」
雪歩「あ、もしかして私のせい…?ど、どうしよう…おにぎりならあるけどこれは美希ちゃんを動かすためのだし、もう事務所寄る時間ないし…ごめんね二人とも」
春香「いいよいいよ、そういえば今日は美希と一緒の仕事なん
コメント一覧
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- 2015年10月04日 21:52
- なんとなくそんなオチな気はしたけど、俺は好き
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- 2015年10月04日 21:57
- ほっこりした
-
- 2015年10月04日 22:08
- ※2
疲れたんなら俺がマッサージしてやろうか?(ボロン
-
- 2015年10月04日 22:20
- 次に鼻血を出すのは小鳥さん
最終的に全員が鼻血を出す流血の惨事に…!
千早「もう箱ティッシュを残念がったりしないよ」
※3
こんな一部に血液集めやがって、マッサージして欲しいのはお前の方じゃないのかよォン?!(サワサワ
-
- 2015年10月04日 22:22
- ティッシュ(ザ○メンをふき取った)をやよいにあげました
-
- 2015年10月04日 22:43
- わらしべ長者からループ物へ
-
- 2015年10月04日 22:43
- ※4
俺をマッサージしてくれよ。最近凝ってるのか全身怠いし背中や脚は突張るし、血流も悪くなってるのか気持ち悪いし頭痛いし、目は疲れるし。
やってくれたら、親戚ないで評判の俺の耳掻きをしてやろう。
-
- 2015年10月04日 23:01
- アイドル同士でちょっと百合百合すればムッツリーニ並に鼻血出す事務員さんがそこに
※7
南無大慈大悲救苦救難 広大霊感白衣観世音菩薩
-
- 2015年10月04日 23:03
- あと5周したら1等にたどり着くな
※8
ワロタ
-
- 2015年10月04日 23:40
- レッツ、わらしべ!
※9
この※欄何でホモが沸いてるんだろうね・・・?
-
- 2015年10月05日 00:01
- すげー読みづらいんだが
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