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【TPP大筋合意】漫画家・赤松健先生「早ければ来年のコミケから自粛や通報が始まる可能性がある」 : はちま起稿

2015.10.5 23:00

【TPP大筋合意】漫画家・赤松健先生「早ければ来年のコミケから自粛や通報が始まる可能性がある」



前回

【速報】TPP交渉、参加12ヵ国が全体会合で大筋合意





赤松健先生のツイートより






















TPPの閣僚会合が大筋合意しました。もちろん「著作権侵害の非親告罪化」もバッチリ入ることになるでしょう。・・・こうなったからには、パッと気持ちを切り替えて、本来の目的であった「ネット海賊版の通報&撃滅」などに正しく使うのが良いと思います。

今後は『 妥結 → 文案公表 → 調印 → 各国の議会審議 → 条約発効 → 国内法整備 → 国内法施行 』という流れに。注目の国内法は、来年の通常国会で審議されると思います。つまり、早ければ夏コミにはジャンル的な自粛が出てきて、冬コミでは通報が始まっている可能性があります。

コミケなど二次創作同人誌での著作権侵害について、自発的に調査&通報してニヤニヤするのは、オリンピックのマークを検証していたような層と同レベルの実力を持つ人達です。二次創作同人作家側に勝ち目はありません。よって適切なATフィールドを展開する必要があります。

ATフィールドには何種類かありますが、要は甘利大臣が国会で答弁された、「権利者がいる場合には『あなたにとって損なわれますか?』ということを確認しないと確定はしない」という状況(つまり今と同じ)を実現すれば良いのです。

例えば出版社が「いちいち作品名は出さないが、作者が二次創作を正式に認めたものがある」と公表したとしましょう。すると、警察は逮捕の前にそれが「侵害」だという確認(←しばしば鑑定という用語を用いる)が必要になってくるので、実はこれだけで、甘利大臣のビジョンが実現できています。

私が実験している「同人マーク」も、権利者側が二次創作を保護するATフィールドの一種です。これもいよいよ正式に説明していく必要があるでしょう。(私はコミケ現状維持派ですので、もしTPPが妥結しなかった場合は同人マークも封印するつもりでした。普及活動をしていないのはそのせいです。)

政府与党(そして野党)も、最近は「コミケ保護」の方向性を出していますね。この点は、今までの児ポ法や都条例などと全く違います。目立つ戦闘はありません。国内法が整備されるまで時間的な猶予がありますので、慌てず騒がず落ち着いて行きましょう。


この話題に対する反応

・どうなることやら

・鍵は議会審議と国内法整備か。。

・あぁ、悪意とか自己満足とかで通報する層がいたか。
二次創作ならず一次創作でも「コレはアレの盗作だ著作権侵害だ」と通報する事案も多発しそう。

・大きな流れには逆らえないと知りつつも、間違ったグローバルスタンダード(世界的水準への下方修正)は残念でなりません

・まあクールジャパンを生む混沌の一つだから残さないとあれですよなあと。


















TPP合意で色々変わりそうだけど、やっぱり二次創作の行く末が気になるよね・・・

国内法整備でコミケ保護されることを祈るしか












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