TPP(環太平洋連携協定)が大筋合意されました。

画像:【TPP】
TPP
http://www.cas.go.jp/jp/tpp/

TPP(Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement 環太平洋連携協定)
…世界経済の約4割を占める環太平洋12ヶ国による財・サービスの貿易障壁引き下げ交渉・協定。

5日、5年半にわたる交渉を経て、大筋で合意。

主に日本に関する合意内容は次の通りとなっています。

コメ・・・米国・豪州向けに関税(キロ341円)の非課税輸入枠(計7万8400トン)設置。他国の関税は維持
牛肉・・・38.5%の関税を段階的に引き下げ、16年目以降は9%に
豚肉・・・10年目以降に高価格帯の関税(4.3%)撤廃。
低・中価格帯の大半の関税(1kg最大482円)は50円に
鶏肉・鶏卵・・・10年超かけて関税(骨なし肉11.9%、骨付き肉8.5%、鶏卵8~21.3%) の大半を撤廃
乳製品・・・TPP参加国にバターなどの低関税輸入枠(計7万トン)設定
ワイン・・・15%か1リットル125円の、低い方の関税を撤廃
水産物・・・マグロやサケ・マス類の関税3.5%をいずれ撤廃
自動車・・・米国の乗用車の関税2.5%を段階的に下げ、25年目に撤廃
米国・カナダの自動車部品の関税の大半を即時撤廃
TPP域内で一定割合の部品を調達した自動車の関税を撤廃
バイオ・医薬品・・・独占的に販売できるデータ保護期間は実質8年に
著作権・・・著作権の保護期間は「作者の死後70年以上」
投資・・・進出先の政府の不当な制度変更などで損害を受けた場合、企業が政府を訴える事ができる

6日の午前、安倍晋三首相は記者会見で

「TPPは私たちの生活を豊かにしてくれる。国益にかなう最善の結果を得ることができた」

と語り、当初、自民党が公約として掲げていたTPP反対宣言に関し、

「約束はしっかり守ることができた」

と強調しました。

自民党は2012年の選挙の際に、こういうポスターを掲げていたはずなのだが、
これについて説明したのか? 「ブレない」んじゃなかったのか?

自民党「TPP断固反対」

(引用元:https://twitter.com/kuwabarakazu/status/650534823837077504)
自国のルールを押しつけようとする米国と各国がギリギリの交渉を続け、異例の延期を繰り返した。
その一方で、一足先に交渉を済ませて「大筋合意」の見通しを示した日本。
粘る各国を尻目に、早々と米国の主張に従ったのではないかという見方が浮上している。

(引用元:http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2015100602000117.html)
報ステ
TPP交渉大筋合意
政府が聖域とした農産5品目
聖域は守られなかった。他の品目の交渉材料に使われた、と農家や酪農家は怒りを隠さない。
結局、米国に全て押し切られたのではないか。

農家の意見

(引用元:https://twitter.com/yuiyuiyui11/status/651026307166285826)

今回の件に【ネットの声】は・・

  • 農家死亡のお知らせ
  • こんなんアメリカの犬やん
  • アメリカの食い物にされたな
  • アメ車なんか輸入されても買わんて
  • 豚肉の価格が「キロ482円→50円」はやばいな
  • 毎日しょうが焼き食えるからいいや
  • 今までがぼったくり価格だったってこと?
  • 一時的に安くなったって海外製品に占領されたら自国製品がなくなるんだぞ?その先は・・
  • マジで農家どうなるんだろうな・・政府は補助金出しそうだが
  • なにげに「投資」の項目が怖い

などがあるようです。

国民にとっては外国産のコメ、肉などが安くなる恩恵がありつつも農家、畜産関係に従事する人々

にかなりの影響が出そうです。Nerd

Q 農業には逆風になるって心配も聞いたよ。

A コメや牛豚肉、乳製品など、高率の関税で守っている農産物も自由化の波にさらされます。安い輸入品に太刀打(たちう)ちできず、淘汰(とうた)される農家も出てくるでしょう。大規模化やブランド力の向上など、農業の国際競争力を強くする政策も問われます。

(引用元:http://mainichi.jp/shimen/news/20150723ddm003070069000c.html)