転載元:少年「ボクが、勇者に選ばれたんですか?」

1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/05(月) 20:45:14 ID:CkH34Tto




 夜 町の宿屋の一室



富豪「そうだよ!! 俺は国王とも知り合いだからね、教えて貰ったんだ!!」パンパンパンパンッ

少年「はぁ、そうですか……」


富豪「クソっ、君と出来るのも、今夜で最後か!?」

少年(断れないよねきっと……)



富豪「くぅっ、もうイキそうだ!! 君のアナルは、とんでもない名器だぞ!?」パンパンパンパンッ

少年「どうも……」


富豪「最後なんだから、俺を好きだって言ってくれよ!!」

少年「すみません、そう言うオプションは無いんで」







【閲覧注意】俺の携帯のメールBOXから出てきた小説晒す
ジン「弁当男子を目指すだと?」 ウォッカ「へい、兄貴」
【マジキチ注意】やすな「ソーニャちゃんが外でウンチしてる!?」
【R-18】少女勇者「エッチな事をしないとレベルがあがらない呪い…?」【27〜30話】
ゲンドウ「エヴァに乗れ」シンジ「やだ!やだ!ねぇ小生やだ!」

4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/05(月) 21:04:06 ID:CkH34Tto



富豪「じゃ、じゃあ、いつもの!! 早くっ!!」ブルッ

少年「それなら、分かりました」


少年「……」ギュウッ

富豪「うおおおおおおっ!! ナカに、ナカに出すぞぉっ!!!」パンパンパンパンッ



少年「んっ、んんっ!? んっんっん、ぁん!! あん、あん!! あんっ!!」

少年「富豪さぁん、ボクも……イッちゃうよぉ」ウルウル


富豪「ぐおおっ、孕めっ!! 妊娠しろぉぉぉぉぉおお!!!」ビュルビュルビュルッ

少年「ん゙んーーーーーーーッ!!? 出てるぅ、熱いのが、ナカにびゅるびゅるってぇ……」ビクビクンッ




5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/05(月) 21:15:39 ID:CkH34Tto



富豪「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」ブルルッ

少年「……」


少年「あの、重いんでどいて貰えますか? シャワー浴びたいんで」

富豪「ぐっ、まだ全然収まらん!! 少年、シャワールームでもう一度だ!!」ビンビンッ



少年「まぁ、時間内なら回数に規定は無いし、通常料金だけですけど」

少年「さっきの『イったフリ』みたいなオプション料金は、その度に払って貰いますよ?」


富豪「払うから、さっさと来い!!」グイッ

少年(また別の町で客を見付けないと……めんどくさいなぁ)




6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/05(月) 21:26:16 ID:CkH34Tto




 数日後 王への謁見の間



王「……」

少年「……」ペコリ


王「占い師よ、本当にこの少年が勇者となり得るのか?」チラッ

占い師「はい。選別の水晶に映し出されたのは、間違い無くこの少年です」



王「少年、歳は幾つじゃ?」

少年「13」


王「そ、そうか……随分と若いのう。しかし、旅を続けて行けば、自ずと逞しく立派な、勇者たる体になろう」

少年「いえ、ならないと思います。薬を射たれて、成長が止まったらしいんで」




7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/05(月) 21:39:18 ID:CkH34Tto



王「なんと!? 両親は何をしているのだ!?」

少年「さあ。どこに行ったんですかね? 分からないです」


占い師「お、王様!! これ以上の話は止めた方が良いかと」アセアセ

王「そ、そうじゃな!! では少年よ、魔王討伐へ向けて旅立つのじゃ!!」



王「選別に1000Gを預けよう。それで装備を整え、酒場で冒険者の仲間を募るがよい」

少年「はぁ。では、失礼します」ペコリ


王「旅立ちの準備は、数日で済ませるのじゃぞ?」

少年「明日には出て行きますので、お構い無く」




8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/05(月) 21:54:06 ID:CkH34Tto




  ルイーダの酒場



少年「すみません。仲間を探してるんですけど?」

ルイーダ「仲間って、えっ? 南の森へ薬草でも摘みに行くから、その護衛って事かしら?」


少年「……」

少年「一応、この町で最高の、銅の剣と皮の鎧を装備してるんですが?」



ルイーダ「そりゃ、装備だけ見ればそうだけどさ……」

ルイーダ「ゴメン。見た目で判断するなんて最低だね私は。それで、どんな仲間をお望みなんだい?」


少年「魔王を討伐したいので、取り敢えず戦士と魔法使いを一人ずつレンタルで」

ルイーダ「レンタルって……まぁそこは良いよ。戦士と魔法使いだね? それならちょうど、あっちのテーブルに」チラッ




9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/05(月) 23:49:46 ID:CkH34Tto



少年「あっち?」チラッ

少年「……」


戦士「なぁ、俺のこと、好き?」イチャイチャ

魔法使い「だいすきー♪」イチャイチャ



ルイーダ「……」

少年「……」


ルイーダ「ま、まぁさ、腕は確かなんだっ」アセアセ

少年「そうですか……」




10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 00:00:08 ID:sLF3tOoQ



少年「……」タッ タッ

少年「……」


少年「あの」

戦士(男)「ん? どうした? 子供が何か用か?」



少年「貴方達をレンタルしたいんですが」

魔法使い(女)「レンタル? ぼくらを雇いたいって事?」


少年「はい。準備金で10万G。目的を達成したら100万G。その他、途中で手に入れた品は全部あげます」

戦士「ちょっ、ちょっと待てよ!! そんな大金よぉ、俺達に何を手伝わすつもりなんだ?」




11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 10:40:21 ID:sLF3tOoQ



少年「勇者に選ばれたので、魔王討伐のお供に……」

少年「一人だと、色々大変じゃないですか?」


魔法使い「あー。あの、ゴメンね? ぼくら、ドラゴンを倒した事が有るってプロフィールでここに登録してるけど、実は……」

戦士「分かったぜ!! お前に付き合おうじゃないか!!」



少年「ありがとうございます。契約金は、明日この町を出発する時に払いますんで」

戦士「おう、任せなっ!!」ビシッ


魔法使い「ちょっと戦士!!」グイッ

戦士「っ……何だよ?」




12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 10:47:47 ID:sLF3tOoQ



魔法使い「ぼく、まだヒャドしか使えないんだよ?」ヒソヒソ

戦士「俺だって、アルミラージを倒すのがやっとさ」ヒソヒソ


魔法使い「無理だよ、ヤメよーよ!! 死にたくないよぉ」ヒソヒソ

戦士「大丈夫だって。契約金を貰ったら、その日の内にトンズラしちまえばいいのさ」ヒソヒソ



戦士「二人合わせて20万Gだ。それだけ有れば、結婚資金には充分だろ?」

魔法使い「そーだけどさぁ……」


少年「……」

少年「あの、話し合いは終わりました?」




14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 11:01:55 ID:sLF3tOoQ



魔法使い「う、うん。よろしくねっ♪」ペコリ

少年「そうですか。では、暗くなって来たので、今日は終わりにしましょう」


少年「宿に部屋を取ってます。魔法使いさんは、そちらへ泊まってください」

魔法使い「わー、ありがとう少年くんっ」ニコリ



少年「戦士さんは、ボクに着いて来てください」タッ

戦士「どこへ行くんだ?」


少年「前祝いに……」クスッ

戦士「前祝い?」




15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 11:10:27 ID:sLF3tOoQ




  繁華街の外れ 裏通り



少年「……」タッ タッ

戦士「……」キョロキョロ


戦士「あのよ、ここって……風俗店が連なってる場所だよな?」

少年「そうですね」



戦士「いや、マズいんだよなぁ……俺さ、魔法使いと結婚を考えててよ? こんな所に来たってバレちゃ……」

少年「浮気を、気にします?」チラッ


戦士「そりゃそうだろ」

少年「でも、魔法使いさんて、おっぱい小さいですよね? 結婚する前に、おっぱいの大きい女性を、経験してみたくないですか?」




16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 11:23:25 ID:sLF3tOoQ



少年「結婚しちゃったら、できませんよ? 胸で挟んで貰うのだって、男なら経験してみたいですよね?」クスッ

戦士「……」


戦士「っ……」グッ

戦士「や、やっばり俺はっ、魔法使いを裏切れな……」



娼婦「あらー、少年ちゃんいらっしゃーい」プルンッ

少年「どうも」ペコリ


娼婦「今日は、お客として? それとも働く方?」

少年「いえ、客を連れて来ました。娼婦さんの予定が空いてれば、娼婦さんにお願いしたいのですが?」




17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 11:31:37 ID:sLF3tOoQ



娼婦「ふふっ、オッケー。それじゃ、がんばっちゃおっかな♪」チラッ

戦士「っ……」ゴクリ


少年「料金はボクが払いますんで、気にしないでください」

少年「それで……」



少年「どうしますか?」

少年「結婚を予定してる方がいるみたいですが? 操を立てるとかなら、引き返しますけど」


娼婦「あははっ。無理よぉ少年ちゃん。この人、私を見た時から、おちんぽガチガチなんだものっ」クスッ

戦士「ぐっ……」ギリッ




18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 11:35:35 ID:Omd3FSb2

どういう方向性になるのかが楽しみ




19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 11:40:52 ID:sLF3tOoQ



戦士(魔法使いの事は愛してる!!)

戦士(でも、汚いからってフェラしてくれないし、胸も無いし、セックスは結婚してからって言うし……)


戦士(きっと、セックスもマグロなんだろうな……)
娼婦「どうするの、お兄さん?」ニコリ



戦士(そうだよ、別に他で女を作る訳じゃない。それも結婚する前に、風俗でヌくだけじゃないか!?)

戦士(だいたい、魔法使いだって俺を愛してるなら、セックスぐらいさせてくれよ!?)


戦士「お願い、します……」ペコリ

娼婦「まいどありー♪ さぁさ、こっちにおいでよ」グイッ




20: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 11:45:47 ID:sLF3tOoQ




  町の宿 魔法使いの部屋



魔法使い「戦士、遅いなぁ……なにしてるんだろ?」ボソッ

魔法使い「旅の準備でもしてるのかな?」




 トントンッ

少年「失礼します」ガチャッ

魔法使い「あっ、少年くん」チラッ


魔法使い「少年くん、だけ?」

少年「はい。そうですね」




21: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 11:56:13 ID:sLF3tOoQ



魔法使い「あの、戦士は?」

少年「用事が終わって、町の中で別れたんですけど……」


少年「どうやら」

少年「浮気、してるみたいですね」



魔法使い「っ!?」ビクッ

魔法使い「う、嘘だよっ!! 戦士は浮気なんてしない!!」


魔法使い「ぼくの事、愛してるって言ってくれたんだ」

魔法使い「大切にするって……言ってくれたんだぁっ!!」キッ




22: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 12:05:30 ID:sLF3tOoQ

※注意※
少年はビッチだから、男でも女でも子供でも敵でもセックスするよ!




23: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 14:42:33 ID:sLF3tOoQ



少年(その愛って言うのが、どれほど立派で、どんなに優れたモノなのか……ボクに教えてよ)

少年「魔法使いさん、これを受け取って」ポイッ


魔法使い「うわっ!? 急に放らないで……って、えっ?」パシッ

魔法使い「これ……」ジィーッ



少年(それは双子の水晶。片方の水晶に映っている映像を、もう片方の水晶にも投影する)

少年(そして、今、映し出しているのは……)クスッ


少年「ね? 浮気、してますよね?」

魔法使い「っ、信じて、たのにぃ……ぐすっ。なんでぇっ」ポロポロッ




24: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 14:49:57 ID:sLF3tOoQ



少年「でも、仕方ないんじゃないですか?」

魔法使い「どうして、仕方ないなんて言えるのさっ!?」キッ


少年「だって男の人って、スケベな女の子が好きだし」

魔法使い「そんなことっ!!」



少年「胸、小さいですね……もしかして、ボクと同じぐらいですか?」チラッ

魔法使い「き、君よりは有るよっ!!」サッ


少年「セックスはまだしも、フェラもしてあげないとか。それじゃあ、男の人は離れて行きますよ?」

魔法使い「だってぼく、なんか、恐いし……」




25: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 15:07:30 ID:sLF3tOoQ



少年「……」

少年「戦士さん、フェラされて気持ち良さそうですね?」


魔法使い「やだぁ、いやだよぉっ」フルフル

少年「なら……」カチャカチャ



少年「練習しましょうか?」スルッ

魔法使い「れん、しゅう?」チラッ


魔法使い「少年くん、どうして裸になるのっ!?」ビクッ

少年「はい? 裸にならないと練習できないんですが?」




26: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 15:19:38 ID:sLF3tOoQ



少年「はぁっ……」

少年「このまま何もしなくても、二人が幸せになれると思うならヤメますけど?」


魔法使い「うぅっ……」

少年(迷ってるようじゃ終わりだよ。水晶に見えた映像は本物だけど、それを嘘だと跳ね除けれないと)



魔法使い「戦士に、捨てられたくない……」

魔法使い「教えて、少年くん!!」グッ


少年「はい、分かりました……」

少年「富豪さん!! 部屋に入ってください!!」




27: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 15:45:05 ID:sLF3tOoQ



富豪「やっと出番か」ガチャッ

少年「……」ペコリ


魔法使い「へっ? えっ? えっ!?」

少年「最初は、ボクも手伝いますから」



魔法使い「ぼく、少年くんじゃなくて、この人にするの?」

少年「そうですけど?」


少年「……」

少年「はぁっ。待ちますんで、これが最後で頼みます。やるなら服を脱いで、イヤなら部屋から出てください」




28: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 16:17:32 ID:sLF3tOoQ



魔法使い「っ……」

魔法使い「うぅっ……」


富豪「な、なぁ君? 彼女が決めるまで、手でしてくれないか?」カチャカチャ

富豪「君を見た瞬間からこうなって、我慢できないんだ!!」ボロンッ



少年「なんですかそれ? パブロフの犬じゃないんですから」

少年「今日の相手は彼女だと伝えましたし、それを了承しましたよね?」


少年「そんないい加減だと、奥さんが悲しみますよ?」

富豪「君とセックス出来るなら、妻と別れたっていい!!」




29: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 16:23:42 ID:sLF3tOoQ



魔法使い「っ!?」ビクッ

魔法使い(別れても、セックス……したいの?)


少年「しようがない人ですね。じゃあ、シャワー浴びて来てください」

富豪「今すぐだ!! 数日も溜め込んだ、このカスまみれのチンポを扱いてくれ!!」



少年「お金、取りますよ?」

富豪「構わんっ!!」ギンギンッ


少年「はぁっ。ベッドへ、腰掛けてください」

富豪「うむ」ドスンッ




30: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 16:35:27 ID:sLF3tOoQ



少年「まったく……」スッ

少年「こんなに硬くしたって、今日はボクに挿れさせませんよ?」ギュッ


富豪「うっ」ビクッ

少年「男に手コキされて喜ぶとか、終わってますね?」シコシコシコシコ



少年「しかも、触る前からぐちゅぐちゅにネバ付いてるじゃないですか? 変態ですか?」グチュグチュ スリスリ

富豪「結婚してくれっ、結婚してくれえぇ!!!」ブルッ


少年「気持ち悪い。鳥肌立つんで、そう言うのヤメてください」シュッシュッシュッシュッ

魔法使い(このままじゃ駄目なんだ……ぼくも、もっとエッチにならなきゃ、エッチにならなきゃ)ドキドキ




31: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 17:26:00 ID:sLF3tOoQ



少年「もうイキそうみたいですし、放します」パッ

富豪「うぐ……」


魔法使い「あのっ。あのっ!!」

少年「はい?」チラッ



魔法使い「ぼくにも、エッチなこと……教えて」スルスルッ

少年「……」


少年「やっぱり、胸の大きさはボクと変わらないですね?」

魔法使い「そっ、それは関係ないでしょっ!!」




32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 17:29:42 ID:sLF3tOoQ



少年「それでは富豪さん。後は手筈通りに」

富豪「うむ」コクリ


魔法使い「ぼくは、どうすればいいの?」

少年「そうですね……最初は、この人の汚いぺニスでもしゃぶってみましょうか?」



魔法使い「んっ」ゴクリ

魔法使い「分かったよ……」


少年「あ」

少年「言い忘れてました」




33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 17:42:57 ID:sLF3tOoQ



富豪「ほらっ、こっちに来るんだ!!」グイッ

魔法使い「きゃっ!?」


少年「ついでに、処女も無くしてた方が、男性は楽ですよ?」クスッ

少年「……」



少年「ボク、耳いいんで……」

少年「同じ場所に居たら、どんなに小さな声で話したって聞こえますよ」ボソッ


少年「弱くても良かったんです。ボクを騙そうとかしなければ……」

少年「戦士さん、魔法使いさん、お幸せに。いつまでも、愛を大切にしてくださいね?」




34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 18:14:35 ID:QgDjoWVk

まぁ自業自得だな
しかしまだ旅立ってもいないんだが…




35: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 18:40:57 ID:sLF3tOoQ




 数日後 城から北の村



少年「スライムにおおがらす……」

少年「ここまでだと、仲間は要らなかったかな」タッ タッ


村娘「ねぇねぇ、そこの君」

少年「……」



村娘「無視しないでよ!! 君だよ君ぃ!!」ガシッ

少年「ボクですか?」チラッ


村娘「君、この村の人じゃないでしょ? なんか、可愛い顔してるねっ」ニコリ

少年「はぁ。どうも……」ペコリ




36: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 18:45:37 ID:sLF3tOoQ



村娘「ね? セックスしない? 君可愛いし、気持ち良い事たくさんしてあげるよっ?」ニコニコ

少年「……」


村娘「あ、あれっ? もしかして、セックス知らない? 見た目よりお子ちゃま?」

少年「まぁ、してもいいですけど……」



村娘「いえーい☆ 早く私の家に行こっ」

少年「ボク、高いですよ?」


村娘「……」

村娘「えっ!?」ビクッ




37: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 18:52:31 ID:sLF3tOoQ



少年「……」

村娘「高いって……えっ、えっ!?」


少年「お姉さん、仕事は何をしてますか?」

村娘「……」



村娘「花の、栽培と販売」

少年「ああ……それなら、二ヶ月分の給料が一晩で無くなっちゃいますけど?」


村娘「ぐっ……」プルプル

村娘「ふざけんじゃないわよっ!! 田舎の女だと思ってバカにして!! シネ!!」タタッ




38: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 18:59:25 ID:sLF3tOoQ



少年「……」

少年「噂になっちゃ駄目でしょ?」




 ── 北の村で綺麗な女に誘われて家に行ったら、仲間がたくさんいて、金を根こそぎ奪われた ──




少年「ここに来る途中、旅人が話してたよ?」

少年「後先も考えず、こんな事をするようになった村なんて、後は滅ぶだけだけど」


少年「一応勇者だし。村長と話してみようかな?」

少年「村長……どこだろ?」キョロキョロ




39: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 19:10:08 ID:sLF3tOoQ




  北の村 村長の家



男「どうぞ、勝手に入ってくれ。俺は奥の部屋のベッドから動けないんだ」

少年「失礼します」タッ タッ


男「……」

少年「……」



男「醜い、姿だろ?」

少年「はい。ハゲ、デブ、チビ、それと吐き気を催すぐらい臭いですね」


男「ははっ、ストレートだな君は。ついでに言うと、手足も満足に動かせないし、視力も無くなって来てるんだ」

少年「臭いんで、窓を開けます」ガラッ




40: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 19:18:14 ID:sLF3tOoQ



男「す、すまんな……ところで、どうしてここへ?」

少年「勇者になったんで、困ってる事が有れば一応聞こうかなと。聞くだけですが」


男「そうか、勇者か……君は、この村の現状をどれほど知っているんだい?」

少年「村娘が、旅人から金を巻き上げてるのは知ってます」



男「……」

男「話は変わるが、君には俺が幾つに見える?」


少年「はい? 年齢ですか? 興味ないですけど、45ぐらいじゃないですか?」

男「君には、俺がそう見えるか……俺はな? まだ25だ」




41: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 19:26:49 ID:sLF3tOoQ



少年「老けてますね。ボクが女だったら、死んでも付き合いたくないです。臭いし」

男「そうだな。自分でもそう思うよ……でも、昔は違ったんだ」


男「俺は、産まれながらに特殊な錬金術を使えてね? 昔はイケメンで、高身長で、フサフサで」

男「痩せてたし、凄いモテたんだぞ?」



少年「だけど臭かった?」

男「いい匂いだった!!」


少年「そうですか」

男「だが、錬金術だ……」




42: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 19:35:17 ID:sLF3tOoQ



少年「……」

男「この村には、何も無くてね。こう言っちゃ何だが、美女も美男も居なかった」


少年「はぁ」

男「ホントに、ホントに何も無い村だったんだ……」



男「何も無い村だが、俺は好きだった。廃れさせたくなかった!!」

男「だから、特殊な錬金術を使い、この村に川を引いた……」


男「村人を美男美女ばかりにした。近くに温泉も作った。この村の為に、できる限りの事をやったよ」

男「結果、俺は村長として祭り上げられた」




43: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 19:43:20 ID:sLF3tOoQ



少年「そうですか」

男「しかしまぁ、錬金術なんてのは、対価が必要でな?」


男「その対価は、俺の恵まれたルックスだったり、体形だったり、早い足だったり、器用な指先だったりした訳だ」

少年「……」



男「……」プルプル

男「そしたらよ? この姿になったら、村人の奴ら、誰も俺の所に来やしねぇ!!」


少年「臭いですからね」

男「自分はもうじき死ぬ……それは何となく分かるんだ。でもよ、このままじゃ死ねねぇよ」




44: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 19:50:34 ID:sLF3tOoQ



男「この部屋にクローゼットが有るだろ?」

少年「有りますね」チラッ


男「その、一番下の引き出しを開けてみてくれ」

少年「……」タッ



少年「……」グイッ

少年「開けました」


男「そこに、金が有るだろ?」

少年「有りますね」




45: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 19:57:15 ID:b7V1Ny7.

世直しの旅とか勇者らしいね(白目)




46: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 19:58:43 ID:sLF3tOoQ



男「それを全部やる。だから勇者様、俺の願いを叶えちゃくれないか?」

少年「……」


少年「一つだけなら……」

男「ははっ、かなり貯め込んだと思ったが、勇者様はお高い」ニコリ



男「それで、願いなんだがな……」

男「恥ずかしながら、俺はまだ童貞でね。だが男として産まれたんだ……死ぬ前に、一度で良いからセックスがしたい!!」


男「どうせ目も見えなくなって来てるんだし、贅沢は言わん。こんな俺でもセックスしてくれるって女を、連れて来て貰えねぇか?」

少年「居ますかね、そんな人……」




47: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 20:00:38 ID:sLF3tOoQ

先の展開が読めても、生暖かい目でオナシャス!




48: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 20:05:01 ID:sLF3tOoQ



男「無理なら仕方ないさ……でも、出来たらなるべく早く頼む」

男「もし俺が死んでも、その金は勇者様にやるよ」ニコリ


少年「……」

少年「分かりました。取り敢えず探してみます」



少年「では、これで……」タッ

男「……」


男「っ……」グッ

男「待ってくれっ!!!」




49: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 20:10:36 ID:sLF3tOoQ



少年「……」

少年「なんですか?」


男「実は……この村は今、盗賊に襲われてるんだ」

男「男達がみんな、出稼ぎに行ってる時を狙いやがってよぉ。数日置きにやって来て、村の貯蓄食料を奪って行きやがる!!」



男「勇者様も知ってるんじゃねぇか? ここの村娘が何をしてるか?」

少年「そうですね……」


男「あれは全部、盗賊のせいなんだ!! 盗賊さえこの村へ来なきゃ!!」

少年「……」




50: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 20:16:02 ID:sLF3tOoQ



男「頼む勇者様!! 盗賊を退治してくれ!!」

少年「いいですけど、女の子は連れて来ませんよ?」


男「うっ……ぐぐっ」

男「いい!! 俺は、ここが好きなんだ……この村を、愛してるんだ!!」



少年「分かりました」

男「本当かっ!?」


少年「はい。盗賊は何とかしてみます」

男「そうか。それなら、良かった。これで、心置き無く死ねるよ。ありがとう、勇者様……」ニコリ




51: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 21:38:59 ID:sLF3tOoQ




  その夜 同所



少年「あの、起きてます?」

男「その声は、勇者様?」


少年「盗賊を倒したので、その報告に」

男「もう倒したのか!? いや、流石は勇者様だ……ありがとう」



少年「……」

男「どうした?」


少年「時間が余ったんで、探しときました」

男「えっ、まっ、本当か!? 俺でも良いって女が、本当に居たのかっ!!?」ビクッ




52: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 22:16:14 ID:sLF3tOoQ



少年「はい。一人だけ……」

男「そうか、こんな俺でもついにっ」


少年「外で待ってるんで、入れ替わりに入って来ますね?」

男「お、おう!! ははっ、緊張して来たな」



少年「では……」タッ タッ

少年「……」ガチャッ


少年「……」バタンッ

少年「……」タッ タッ




53: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 23:05:53 ID:sLF3tOoQ



男「えっ、と……あ、あのっ」オドオド

少年「……」


少年(はぁっ。キョドり過ぎだって。臭いし)

少年(確か、高い声は……)



少年「初めまして、お兄さんっ」

男「はっ、初めましてっ!!」アセアセ


少年「今夜は、私がお相手いたしますね?」

男「はいっ、よろしくお願いいたしますっ!!」




55: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/06(火) 23:59:57 ID:sLF3tOoQ



少年「落ち着いて、ねっ? 落ち着いて……」

少年「私が全部してあげるから、貴方は感じるだけで良いの」


少年「ズボン、脱がせるね?」ズルズルッ

男「は、はい」ゴクリ



男「でも、すみません。匂いとか、そのっ……」

少年「……」スッ


少年「ずぅーーっと頑張って来た、素敵な男性の香りですね」クスッ

少年「んっ、ちゅっ、はむっ……」パクッ




60: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 10:27:14 ID:CrPMqqcQ



男「おおっ、あったかい……」ブルッ

少年「ちゅるっ、ちゅっ、ぢゅ、ぢゅちゅっ♪」クチュクチュ


少年「んはぁっ……ふふっ、ぺろぺろっ、れろれろっ」

男「うぅっ、こんなの、初めてです!!」



少年「どうします? このまま、一回出しちゃいますか?」シコシコシコシコ

男「うああっ、あのっ……挿れたい、です。もう、いつ死んじゃうか分からないので、その前にっ」


少年「……」パサッ

少年「そうですか。服、脱いじゃいますから、急ぎましょうね」シュルシュルッ




61: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 11:11:14 ID:CrPMqqcQ



男「あのっ、俺は、どうしたら?」

少年「ふふっ、私が上に乗ります。どうか、そのままで」ギュッ


少年「お兄さんのおちんちん、私のナカに……ないないしちゃいますねー」ピトッ

男「は、はいっ。お願いします!!」ドキドキッ



少年「ふっ、んっ、ふんん……んんっ、おちんちん。ないない♪」ヂュブブゥッ

男「うああああああっ!?」ビクンッ


少年「あんっ♪ 挿れただけなのに、イッちゃ駄目ですよ? ダメっ、だぁめっ。ふふっ」クスッ

男「うぐっ、うぅっ……俺、幸せです!! もう、死んでもいいです!!」ビクッ ビクッ




62: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 11:17:51 ID:CrPMqqcQ



男「俺っ、俺っ!! ぐっ……うああああああああああああああ!!!」ピカァァッ

少年「っ!!?」


少年(なに? 臭デブの体が光って……くっ)

男「……」



男「……」パチッ

男「俺、男性とセックスしてたんですね?」


少年(目が、開いた? と言うか)

少年「体、元に戻りましたね。良かったじゃないですか」




63: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 11:29:24 ID:CrPMqqcQ



男「もしかして、勇者様、ですか?」

少年「そうですね」


男「俺の為に、ありがとうございます。恐らく、死ぬ直前ぐらいは元の体に戻れと神が言ってくれたのでしょう」ニコリ

少年「神なんて居ませんけどね」



少年「それで、どうしますか? まだイッてませんけど、ヤメます? 続けます?」

男「あ、お願いします。初体験の相手が少年だと知って驚きはしましたが……」


男「あんな姿の俺でもセックスしてくれたんです。愛を覚えこそすれ、嫌悪など有る筈もない!!」

少年「そう、ですか」




64: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 11:40:44 ID:CrPMqqcQ



少年「じゃあ、もう演技も必要ないですね? 疲れるからしたくもないですし」

少年「さっさと射精して、死んじゃってください」ズチュッ ズチュッ ズチュッ


男「ああっ……」ブルルッ

少年「ネバりますね童貞。男とセックスしたからって、童貞卒業にはなりませんよ?」グチュッ グチュッ グチュッ



男「それでも俺はっ、最後に君と出来てっ、ぐっ、ぐおおおっ!?」

少年「んっ……そう言うの、気持ち悪いんで。さっさとイッて貰えますか?」パンパンパンパンッ


男「うわああああああああああああ!!!」ビュルビュルゥッ

少年「っ、くっ……」ビクビクンッ




65: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 11:45:37 ID:CrPMqqcQ



少年「凄い、量ですね」ドプドプッ

男「ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ……」


少年「まだ、死なないんですか? と言うか、本当に死ぬんですか?」

男「……」



男「ああ、間違いない」コクリ

少年「今、死んだ方がいいですよ? なんなら、ボクが殺しますか?」


男「えっ? いや、何か有ったのかい?」ビクッ

少年「……」




66: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 11:51:46 ID:CrPMqqcQ




 しばらくして 同所



男「それは、本当なのかい?」

少年「はい」コクリ


少年「盗賊団と言うのは実際に有りましたが、城からこの村へ来る途中、ついでに壊滅させました」

少年「ただ、そこの盗賊は、この村を襲っていません」



少年「この部屋も見てください」

男「荒らされてるな……」チラッ


少年「クローゼットの引き出しにも何も無かったし、まぁ、なんて言うか」

少年「荒らしたのは、盗賊なんですかね?」




67: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 11:55:43 ID:CrPMqqcQ

休憩




70: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 14:01:16 ID:CrPMqqcQ



少年「出稼ぎ? 村には普通に男が居ました」

少年「温泉も草木に覆われ、動物しか入って無かった」


少年「村娘は花の栽培がどうとか何とか。けど、何年も耕されてない農地で、何が出来ると言うんですか?」

少年「川だって上流で岩が詰まってました。殆ど水が流れて来ずに、泥水が溜まってる状態です。誰も岩を取り除こうとしてません」



少年「村人は確かに美男美女だったかもですが……」

少年「目の見えなかった貴方が、村に盗賊が来たと、誰に教えられたんですか?」


少年「誰に家を荒らされ、誰に財産を奪われたんですか?」

少年「旅人を誘って金を巻き上げる……どうして、そんな事をしているんですか?」




71: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 14:06:49 ID:CrPMqqcQ



男「っ……」

少年「そんな村に、未来が有ると思いますか?」


少年「今はまだいいです。旅人が来ますからね」

少年「でも、近い将来に噂が広がり、こんな何も無い村、誰も来なくなりますよ?」



少年「そうなったらどうしますか? 村人は心を入れ換えて畑を耕しますか? 川を塞いでる岩を取り除きますか?」

少年「それとも……ボクが倒した奴らみたいに、第二の盗賊団になって、他の村を襲いますか?」


男「少し、考えさせてくれ……」

少年「死ぬまでどうぞ」




72: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 14:18:01 ID:CrPMqqcQ




  翌朝 村の入り口



カンダタ「ここに居る勇者を出せっ!! 俺様の子分達を殺しやがって、ぜってーに許せねぇ!!」

村男「しっ、知らない!! 勇者なんて来てない!!」ブルブルッ


カンダタ「居るんだよここにっ!! なぁ?」

子分「へい!! 勇者の後を着けたら、この村に来たんだ!! これ以上隠すと、親分の巨大なバトルアックスが体をかっ捌くぜ!!」



村娘「きゃああああああ!!」ガクガク

少年「……」


少年「あの」クイッ

カンダタ「あっ? ガキは引っ込んでろ!!」チラッ




73: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 14:24:22 ID:CrPMqqcQ



子分「おっ、親分!! ソイツです、そのガキが勇者ですっ!!」ビクッ

カンダタ「なにぃぃ?」


少年「……」

カンダタ「しかし、なるほどな……」ジィーッ



カンダタ「女の格好をしてアジトへ入り込み、子分達とまぐわって、疲れて寝た所をナイフで刺し回ったそうだな?」

少年「そうですね」


少年「全員、殺したと思ったんですが……」

カンダタ「盗賊団の頭が、子分どもと同じ場所に寝れるか!!」




74: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 14:29:38 ID:CrPMqqcQ



子分「オイラは、心臓の位置が逆に有る特殊体質のお陰で助かりやした!!」

少年「……」


村男「勇者様、助けてください!!」

村娘「勇者様、この村を救ってください!!」



カンダタ「幾ら勇者とて、このカンダタ様に勝つ事は不可能!!」

カンダタ「諦めて、その腰に付けている剣を捨てろ!!」


少年「分かりました」カチャカチャ

少年「はい」ポイッ




75: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 14:34:06 ID:CrPMqqcQ



少年「……」

少年「次は、どうしますか?」


子分「っ……」ゴクリ

カンダタ「そ、そうだな」ゴクリ



カンダタ「駄目だ、我慢できねぇ!! 勇者、俺のチンポをしゃぶれ!!」ボロンッ

子分「オイラのもでヤンス!!」ボロンッ


カンダタ「妙な真似をするんじゃねぇぜ? そんな事をしたら、すぐに村人を殺してやるからな!!」ギンギンッ

少年「はぁ、分かりました」




76: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 14:38:48 ID:CrPMqqcQ



村男「勇者様、お願いします!!」

村娘「勇者様、助けてください!!」


少年「……」タッ タッ

少年「触ってもいいんですよね?」



カンダタ「早くしろっ!! ブッ殺すぞ!!」

少年「では」スッ


少年「こっちが、盗賊団ボスの……」ニギッ

少年「こっちが、生き残った子分の……」ニギッ




77: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 14:41:45 ID:CrPMqqcQ



カンダタ「最初は手コキからか?」ニヤニヤ

子分「一度に二本も相手するなんて、とんだ淫乱でヤンスねぇ」ニヤニヤ


少年「……」

少年「……」



少年「あ」

少年「言い忘れてました」


カンダタ「あん?」

子分「へっ?」




78: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 14:46:56 ID:CrPMqqcQ



少年「ボク」

少年「普通に戦っても強いんで……」クスッ


カンダタ「何を言ってやがる?」

子分「お、親分、なんかヤバっ」



少年「ライ」

少年「ディィィィィィィィン!!!」バチバチィィッ


カンダタ「ぐあ゙あああああああああああアア!!?」ドサァッ

子分「うぎゃああああああああああああ!!?」ドサァッ




79: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 14:54:10 ID:CrPMqqcQ



少年「……」

少年「何で死ぬ前にイクの。イカ臭い」


村男「ありがとうございます勇者様!!」タタッ

村娘「この村を助けてくれて、ありがとうございます!!」



少年「気にしないでください」

少年「コイツらは、ボクが倒し損ねたからここにやって来たんで、後始末です」


少年「それより、村人を全員ここへ呼んでくれませんか?」

少年「この村を救う為に、話たい事があります」




80: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 14:59:19 ID:CrPMqqcQ




  数十分後 同所



少年「これで、全員ですか?」

村男「はい、これで全員です!!」


少年「……」

少年「そうですか」



村娘「それで勇者様、この村を救う方法って、何でしょうか!?」

少年「まずは、旅人から金を巻き上げるような行為は、ヤメてください」


村男「っ!?」ビクッ

村娘「っ……」ビクッ




81: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 15:05:08 ID:CrPMqqcQ



少年「それと、この近くに温泉が在りますよね? そこをきちんと整備すれば、立派な観光名所になる筈です」

少年「川を塞き止めてる岩をどかしてください。水の無い所に人は集まりません」


少年「土壌を耕してください。このままじゃ、花も農作物も育ちませんよ?」

少年「後は……」



村娘「ま、待ってよ!! 何で、そんな面倒な事をしなくちゃならないの!?」

少年「……」


村男「そうだぜ!! これまでだって上手くやってこれたんだ!! 騙されて金を取られる奴が悪いんだよ!!」

少年「そうですか……」




82: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 15:11:00 ID:CrPMqqcQ



少年「では、村を救うとても簡単な方法が有るので、それを教えましょう」

村娘「そんなのが有るんですか!?」


少年「百人ぐらいですか……皆さん、一度しか言わないので、ボクの声が良く聞こえるように、近くへ寄ってください」

村男「みんなっ、勇者様の回りに集まるんだ!!」タッ



少年「……」

少年「では、行きますよ? しっかりと耳を傾けてください」




少年「……」

少年「ザラキ」




83: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 15:17:31 ID:CrPMqqcQ



少年「……」

少年「娼婦さんに習ってて良かった……」


少年「村長さん、出てきていいですよ?」

男「……」ザッ



男「家で待ってたけど、村人全員……勇者様はそう言ったのに、誰も呼びへは来なかったよ」

少年「……」


少年「背、高いですね?」

男「えっ? あ、ああっ。ははっ、だから言ったろ? 元は高身長だって」




84: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 15:21:35 ID:CrPMqqcQ



少年「屈んでくれませんか?」

男「こ、こうかい?」スッ


少年「……」

少年「んっ……」チュッ



男「っ!?」ビクッ

少年「はぁっ……最後のお仕事、頑張ってください」ニコリ


男「……」

男「おっ、おうっ!!!」グッ




85: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 15:30:54 ID:CrPMqqcQ



男「勇気を、ありがとう」

少年「オプション料金、サービスしときます」


男「すぅぅっ、はぁぁっ……」

男「これが正真正銘、最後の錬金術だ!! ここを、俺の愛した村へ戻す!!」



男「その対価は、村人全員のっ……」

男「錬ッ!! 金ッ!!」パンッ


男「うおおおおおおおおおおッ!!!」ピカァァッ

少年「……」




86: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 15:37:59 ID:CrPMqqcQ





 ── 北の村 ──


 村の中心に小川が流れ、近くには温泉が湧き、土質も良く、どんな農作物でも育てられたらしい。


 おかしな事に村には人が居らず、しかしその優れた場所に旅人が魅了され住み出すと、次々と移民者が増えて町へと発展したそうな。




87: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 15:51:05 ID:bR.ysnyo

さすが勇者さま、ナイス世直しだ




88: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 15:52:45 ID:CrPMqqcQ




少年「へぇ」

少年「ガイドブックによると、この先がカジノで有名な街で、そこから東へ行くと砂漠の国か」ペラッ


少年「仲間も欲しいけど、お金も稼ぎたいな。毎日ベッドで寝たいし」

少年「……」



少年「両親は、そこに居るかな? もう離婚して、それぞれ別の人と結婚したのか、それともまだ一緒なのか知らないけど」

少年「離婚してたら、母親の再婚相手と父親の再婚相手を寝取ろう」


少年「まだ一緒なら……どうしよ? ともかく、何でボクを捨てたのかは聞きたいかな?」

少年「まぁ、楽しみだよ……」クスッ




89: ◆uC4PiS7dQ6 2015/10/07(水) 15:57:37 ID:CrPMqqcQ



終わり


取り敢えず、第一話終わりって事で。

話自体は考えてるので、しばらくしたら、
少年「○○」みたいなスレタイで立て直すか、ここに続き書きますm(__)m




90: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 15:59:21 ID:CrPMqqcQ

ホモ描写も多いけど、なるったけ気持ち悪くないようにするよ!!




91: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 17:23:16 ID:jdZstcWI

おつおつ
内容は重いのに読みやすいねー

続き期待!




92: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 18:25:01 ID:.zY8HzRI

続編期待




93: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 18:59:36 ID:KXzP3b.Y

乙!




94: 以下、名無しが深夜にお送りします 2015/10/07(水) 20:14:49 ID:S5AieViw

乙、面白かった
この孤独な勇者にいつか仲間が出来るんだろうか




・SS深夜VIPに投稿されたスレッドの紹介でした
 少年「ボクが、勇者に選ばれたんですか?」
管理人 のオススメSS(2015/07/04追加)
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