10月7日(水)~10日(土)まで幕張メッセで開催中のCEATEC2015より。
アナログ時計『wena wrist』は、腕時計のバンド部分にスマート端末連動機能を持たせたスマートデバイスです。一般的なスマートウォッチと比べて使える機能は限定的ですが、好きなヘッドで使える点が特徴。主な機能はおサイフケータイ(FeliCa)、活動量計、振動による着信通知機能の3つ。
ソニーの新規事業開拓支援プラットフォーム"First Flight"プロジェクトのひとつとしてクラウドファンディングを実施している製品で、現時点では当初目標金額の1000万円に対して8848万円が集まっています。
ブースではクラウドファンディングの支援プランとして用意している2カラー4製品を展示しています。いずれも機能面の差はなく、違いは時計機能を担うヘッド部分とカラーのみ。ヘッド部分も決してオマケというわけではなく、シチズンが設計と製造を行ったクォーツ時計です。
バンド幅は22mm。取り付けの際にはあらかじめ幅を確認する必要があります。専用アプリでは目標活動値の設定や達成度表示、wena wristで通知するアプリの設定選択などが可能で、現在はiOS向けアプリのみ用意していますが、いずれはAndroidアプリも出したいとのことです。
wena事業準備室統括課長の對馬哲平氏はwenaについて『学生時代からずっとやりたかったプロジェクト』と話します。スマートデバイスの操作量を減らすとともに、日常的な持ち物の量を減らしたいという発想で開発を進めており、もし次の機種を出すとすれば、付けたい機能としてスマートロックの施錠/解錠機能を挙げていました。
wena wristは2016年3月より発送を開始する予定。ChronographとThree Handsの2機種を用意し、カラーはシルバーとプレミアムブラック。プロジェクトページでは機種と配送時期別に3万9800円~6万9800円の範囲で支援が可能です。
Chronograpgh(シルバー)
Three Hands(プレミアムブラック)