8994114村上春樹氏はこれから先もノーベル文学賞は獲れないのではないか。こう指摘するのは、評論家で作家の小谷野敦氏。小谷野は、著書『病む女はなぜ村上春樹を読むのか』のなかで、春樹ノーベル賞の可能性について様々な角度から考察している・・・



そもそも村上春樹は候補に本当に入っているのか。「下馬評で1番人気」「最有力候補」などというのは予想屋が勝手に予想しているだけのもの。

ノーベル賞の選考委員会は候補を公表しているわけではない。ノーベル賞委員会は50年経つと候補を公開することになっており、本当に候補に入っているかどうかは、50年経たないと真相はわからないというわけだ。

小谷野が「ノーベル賞受賞に当たっては不利な要因」としてまず挙げるのが、「村上春樹は日本ペンクラブ会員ではない」ということ。

さらに政治的な立ち位置も関係している。たとえば、アメリカで初めてノーベル文学賞を獲ったシンクレア・ルイスや、サルトルも、社会主義的だった。
川端康成も「その辺はぬかりなく、戦後は平和主義の仮面をかぶり続けた。ノーベル賞をとってしまうと、以後日本ペンクラブは右寄りに」なったという。

それでも受賞が厳しい理由は、作品そのものにもあるという。ハッキリしているというのが「通俗小説には与えられない」ということ。そして「春樹の作品は、委員会が嫌う通俗小説なのではないかという気が私にはしている」・・・

詳細は(source: インフォシーク - 今年もまた落選! 村上春樹はそもそもノーベル文学賞候補じゃないとの説が!?

ノーベル文学賞落選に“ハルキスト”から落胆の声


   


   
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