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懐かしのゲーセン筐体が現代によみがえる!ダンボール製テーブル筐体「げーむぼっち」が11月に発売 - Engadget Japanese

バンダイナムコグループのVIBEは、ダンボール製のテーブル型ゲーム筐体「げーむぼっち」を、2015年11月下旬を目処に発売すると発表しました。予定価格は10万円(税抜・送料別)。
懐かしのテーブル型ゲーム筐体を再現したもので、内部のスペースに液晶モニターやゲーム機などをセットしてゲームを遊びます。

げーむぼっち

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1 枚

外寸は幅860mm×奥行580mm×高さ670mm。
ハードコートアクリル天板、サービスホール、メンテナンスハッチ、スピーカーグリルが付属します。
液晶モニターやゲーム機、コントロールパネルは製品に含まれませんので、自分で用意しなければなりません。
なお、液晶モニターはワイド型なら22インチ、スクエア型なら19インチほどまでのものが使用可能で、広い視野角を持つIPS方式のものが推奨されています。

完成品ではなく、組み立てキットでの販売が予定されており、予め木工用ボンドやドライバーなどの工具を用意し、自分で組み立てる必要があります。
販売形式はインターネット通販が予定されているとのこと。

「げーむぼっち」のモチーフとなったテーブル型ゲーム筐体は、1980年代にゲームセンターや喫茶店などに設置されていました。
ひと言で言えば"テーブルの天板がゲーム画面になっている"というもので、下部に設けられたスペースにゲーム基盤やブラウン管、プレイ料金を収納するボックスなどが収納されています。

1978年に社会現象を巻き起こした『スペースインベーダー』と共に普及し、熱中したプレイヤーが天板にかがみ込むようにしてプレイする姿が『スペースインベーダー』ブームを象徴するビジュアルともなりました(当時のテーブル型筐体と、インベーダーブームを伝える写真。出展:『スペースインベーダー』35周年記念サイト)。

これまで使っていたテーブルのほとんどをテーブル型ゲーム筐体に入れ換えるような喫茶店も登場。「インベーダー喫茶」などと呼ばれたりもしました。

その後、画面を立てたお馴染みの汎用筐体(現在広く使われる汎用筐体「VEWLIX F」。出展:HORI公式サイト)が普及し、テーブル型筐体はその姿を消していきました。


つまり、テーブル型筐体は日本におけるビデオゲームの原風景を象徴する、ゲームファンにはたまらないアイテム。これをモチーフとした「げーむぼっち」が発売されるのも納得であるというわけです。

従来のテーブル型筐体は、本体が木製で鉄の部品が使われており、重量が数十キロありましたが、「げーむぼっち」はハニカムダンボールを使うことで軽量化を実現。従来型よりも個人宅へ導入しやすくなっています。
将来的には「げーむぼっち」専用のコントローラーパネルや、画面をタッチして操作する専用タッチパネルディスプレイ天板などが発売される予定。また、予め工場で組み立てた完成品セットも開発中とのことです。

テーブル筐体といえば、天板に挟み込まれた色とりどりのインストラクションカード(ゲームの操作説明シート)が思い出深いですが、「げーむぼっち」の開発元であるVIBEはバンダイナムコグループであるだけに、インストラクションカードの復刻なども期待したいところです。
懐かしのゲーセン筐体が現代によみがえる!ダンボール製テーブル筐体「げーむぼっち」が11月に発売

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