神秘の数列 「フィナボッチ」。 美しい植物の ”数” には意味があったのです!
ふと周りを見渡すと普通に目に入ってくる極々ありふれたもの。 例えば木々に生える枝や葉や花などは自然とそう成長する、特に計画性があるものとは思えません。
それがどうしたかですか? はい! 何が言いたいかというと、もしその枝、葉、茎、蕾、花びらがある決まった法則によって、そう出来上がっているとしたらちょっと見方が変わってきたりしませんか?
公園でもいいと思います。 自然に身を置いてぐるっと周りを見回してみて下さい。様々な模様が目に入ってきます。
例えば花の花弁は3.5.8が多いとされています。
これはフィボナッチ数と呼ばれる法則に従って並んでいるのです。実は意外と多いのです。 この「フィボナッチ数」の魔法にかかってしまったものが。
フィナボッチ数列について詳しくはこちらのサイトが分かりやすいです(参照URL)
http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/labs/skondo/saibokogaku/fibonacchi.html
http://nature-sr.com/index.php?Page=11
このフィナボッチ数列は、イタリアの数学者レオナルド・ピサの方が発見した数列として有名になりましたが、本当の始まりは古代インディアンの数学者がキリスト生誕の100年も前に考え出したものなのだそうです。
13世紀にフィボナッチ数列に関する ” Liber Abaci ” という教本が出版され、ヨーロッパに各国にこのフィボナッチの魔法の数列が紹介されました。
このフィナボッチ数列は実際とてもシンプルなものでありながら不可解でややこしいイメージがある、とっても不思議な数列のように思えます。
しかしながら、恐ろしいくらいにこの自然界に存在するフィナボッチ数、まるで魔法をかけられたように、あれもこれもと存在しています。 例えば松ぼっくり、ひまわり、パイナップルなどがそうです。 フィナボッチはこれらの植物が太陽と水を最大限吸収できるように保障した数とも言われているそうです。
ますます、フィナボッチ数に支配されている感じがしますね。
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55・・・・・・
ここで別の数学的要素、Golden Ratio 「黄金比」を頭に浮かべた方も多いのではないしょうか? この黄金比もフィナボッチ数列の別の言い表しで、同じく自然界に存在する葉の脈や巻貝の断面などがそれにあたります。美容外科でも用いられていて、目、鼻、口などの長さやその間隔が黄金比であると美しいと言われています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/黄金比
それでは一体どのようなものがフィナボッチなのでしょうか?百聞は一見にしかず、どうぞ写真でご覧ください!
ロマネスコ ブロッコリー
ロマネスコ ブロッコリーは同様にロマネスコ カリフラワーとしても知られています。
普通のブロッコリーと比べて歯応えがあり、味もイマイチはっきりせず木の実っぽい感じです。
フィナボッチ感100%です!
Crassula ‘Buddha’s Temple
このクラッシュラ ブッダズ テンプルはクラッシュラ ファルカータとピラミダリスのハイブリッド種で、
1959年にアメリカで交配に成功したものです。 残念ながら繁殖力が弱く商業目的には向いてない為滅多にお目にかかれません。 高さ約15センチ、平らに広がる綺麗な縦の列。緑とグレイが混ざったような色合いです。
アロエ ポリフィラ
南アフリカ共和国の隣、レソト王国のドレイクンズバーグ山を生息地とするアロエポリフィラ。
この地にしか育たない固有種です。 傾斜した乾いた山合いにしっかりつかまるように生息しています。 まるでらせん階段のように美しい巻きですね。同じく繁殖能力は非常に低く、いかなる場合においても採取することは法律で固く禁じられています。
ダリア
ダリアはガーデニングとしても人気があり一般的によく見かられますね。 ダリアの種類は
42あり、直径最小約5センチから最大約30センチのものまであります。
ひまわり
螺旋状に広がる美しいひまわりの種は、ほとんどがフェルマーであると言われています。
螺旋が少ない時はフィナボッチになっていることが多いそうです。
赤キャベツ
真ん中からザックリ。 フィナボッチの螺旋がはっきりと見えます。食卓にもフィナボッチありですね。
ペレサイフォラ アセリフォルミス(Pelecyphora aselliformis)
グレー色で丸い側面のこの植物。 平らな節の結び部分が側面に綺麗に広がっています。
高さ10センチまで成長し、直径3センチほどの美しいバイオレットカラーの花を咲かせるということです。北メキシコにしか見られない珍しい直物です。
ラドウイジア セディオイデス
”モザイクフラワー”としてその方が名が知れている多年草で、湿った沼地などに生息しています。 ベネズエラとブラジルの国産種です。
Lobelia deckenii
ロベリア(ミゾカクシ)の一種で東アフリカに生息しています。 通常1つから18のロゼット(花円)を付け直接地面につながっています。 生命力も50年と驚くほど長く、最後は数百から数千粒の種を落として枯れてしまうとのことです。
アンゼリカ
ハーブとしてよく用いられる多年生植物です。たくさんの小さい茎からそれぞれ花を咲かせます。
丸い球体の花を広げる美しいアンゼリカの種類は60にも上り、生息地域は北半球のアイスランドやラップランドまでと広範囲に及びます。高さは1メートルから3メートルほどで白か緑っぽい白の花を咲かせます。 二回羽状複葉としては最も一般的な花かもしれませんね。
キッチンにたまたまあった普通のキャベツを真っ二つに切ってみて「これはフィナボッチではなさそうだ・・・」
家の周りにある松の木の下に落っこちていた松ぼっくりに「フィナボッチだ」などとしばらくの間フィナボッチやら黄金比で頭がいっぱいになってしまいました。
なるほど、この数に支配されているものって意外と多そうですね。
[via:
amusingplanet]