『漫画ゴラク スペシャル』連載、「男塾外伝　伊達臣人」の第17話
毒蝮は何者をも死に至らしめる全凶毒装の貫き手を使い、伊達は飛燕から譲り受けた鶴嘴千本を使っての覇極流鳥人拳を使い、渾身かつ最後の一撃が激突した！！
　　　　結果　　相打ち！
伊達は一滴の血も流さずに確実に絶命させる「死血点」を突いたことで毒蝮を葬った。だが毒蝮の貫き手もまた伊達の腹に突き刺さったために伊達の命もあと…いや？ まさかこれは…

あれは！ 死す直前に飛燕から受け取った、三面拳の絆であり魂でもある三面石ではないかッ！　これが盾となって伊達を救ったとは正に奇跡！　いや、伊達の命は三面拳と共にあるという飛燕たちの魂がこの奇跡を呼んだのだ！！
またこればかりでない。死んだと思われた毒蝮が生きていた！　伊達は死血点を正確に突いたと思われたのに微妙にズレていたのだ。

これが伊達のニクいところ。兄弟に対し辛辣な態度を取っていた毒蝮でしたが、密かに己の腕に兄弟の名前を刻んで復讐を誓う血誓痕生(けっせいこんしょう)を行っていたのだ。これを知った伊達は殺すには惜しい男として手元をズラしたわけだね。
　毒蝮…お前は俺が闘った中で最も手強い男だったぜ
こう言い残し去る伊達に涙する毒蝮。強いばかりが男でない、こういう優しい心を持ち合わせてこそ"真の漢"なんだね！
改めて王小人から勝敗が告げられる。伊達臣人勝利！！
歓喜する大林寺の一同。不戒老師も竹倫も涙に濡れていた。こうして勝利した伊達ですが、これを遠方からカメラで撮っていた者がいました。

いったい何者？　ってか、次なる戦いの相手だろうことは間違いないでしょうね。
一週間後、傷が癒えたことにより大林寺を後にした伊達。入れ替わるように届いたのは三つの棺桶。王小人によるものだ。となると、もうお分かりですね。

死んだハズの飛燕・雷電・月光は生きていた！　王小人が施した、中国漢方医術三千年の秘術によって。まーこうなることは知ってたけどね！　ってか、死んでいたら「魁!!男塾」に出てこないし。
次回から新展開。いったい誰と戦うんだ？　そしてピンチになったときに三面拳が登場するだろうことは容易に考えられます。